The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ラヴァンデュラ・ストエカス Lavandula stoechas

2022-10-17 10:54:40 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、ラヴァンデュラ属、ヨーロッパ南西部地中海沿岸地域原産の半耐寒性常緑小低木、

学名:Lavandula stoechas、

和名:ストエカスラベンダー、フレンチラベンダー、スペインラベンダー、

英名:Lavender Stoechas、French Lavender、Spanish Lavender、Topped Lavender、

葡名:Rosmaninho、

2008年6月、2010年4月22日、2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年5月、2015年4月29日、5月5日、コスタ・アズール地方で、2015年6月13日、2017年5月23日、ベイラ地方で撮影、

 

ラヴァンデュラ・ストエカス Lavandula stoechas の花。1~3mmの小さな花を無数につけ、花穂の先端に紫紅色の苞葉がある。太陽を浴び風に揺らめく。清涼感ある香りがあり、短毛で覆われている。霜や寒さに弱い種が多いが、暑さには比較的強い。

 

伝統的にハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理に利用され、芳香植物としてその香りが活用されてきた。花、葉、茎は細かい毛でおおわれており、その間に精油を出す腺がある。揮発性の油を多く含むため、草食動物はほとんど食べないが、芳香で蜂などを引き寄せる。ポルトガルでもラヴァンデュラの蜂蜜として売られている。

 

ユーカリと同じように夏の暑さなどで自然発火し、野火をよぶ。種子は野火の後に発芽する性質がある。

 

英語の lavender は古フランス語の lavandre に由来する。lavandre の語源として様々な説があるが、「洗う」という意味のラテン語の lavo や lavare から来るといわれる。(Wikipediaより)

 

ラヴァンデュラ・ストエカス Lavandula stoechas でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、英名の音読みから。属名はラテン語の lavo(=洗う)が語源。種小名はフランス・マルセイユ沖の Stoechades 諸島の名に因んでいる。

ストエカスラベンダーは、一般的にフレンチラベンダー或いはスパニッシュラベンダーと呼ばれて親しまれているシソ科の常緑小低木である。樹高は50~60㎝程度となる。葉は、長さ2~4㎝程度の狭楕円状で、茎に対生する。本種は花の形状に大きな特徴がある。細かく密に集まった輪散花序が10段以上にもなり、その先端に大きな苞葉を持つ。花期は3~5月頃で、淡紫色。芳香を持ち、ローズマリーに似た香りを持つ。(GKZ植物事典より)

 

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