The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

アルンド・ドナクス Arundo donax

2021-05-28 09:58:08 | ポルトガルの野の花

イネ科、Poaceae、ダンチク属、日本(関東以西)・台湾・中国・印度・地中海沿岸地方に分布、

学名:Arundo donax、

和名:ダンチク(暖竹)、ヨシタケ(葦竹)、

英名:Carrizo、Arundo、Spanish Cane、Colorado River Reed、Wild Cane、Giant Reed、

葡名:Cana-do-reino、Cana、

2016年9月17日、21日、10月27日、2018年9月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2016年9月23日、アレンテージョ地方で撮影、

 

暖地の海岸近くに生育するイネ科の多年草。別名アセまたはヨシタケ。ヨシに似ているがはるかに大型で、高さは2-4メートルになり、茎も太くて竹のようになる。

 

地下茎は短く横に這い、大きな株立ちになる。葉は幅広い線形で、先端は細く伸びる。花序はヨシのものに似て、茎の先端から夏-秋に出る。亜熱帯を中心に分布し、日本の関東南部以西、中国南部、東南アジア、インド、地中海沿岸にある。

 

茎は二酸化ケイ素を含み、頑丈かつ柔軟性に富むため、オーボエ、クラリネットなどの木管楽器のリード部分の素材となる他、釣竿や杖を作る際にも使用された。紀伊半島ではサバのなれ鮨を作る際、それを包むのに使われ香気を添える。

 

近年では、バイオ燃料の原料として注目され、研究の対象になっている。

 

花序が紫色を帯びるものをムラサキダンチク(A. donax L. var. barbigera (Honda) Ohwi)と言い、包頴に毛があることでも区別されると言われる。

アルンド・ドナクス Arundo donax でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は暖地に生える竹の意から。属名は、アシのラテン古名から。種小名は「アシの笛」の意。

ダンチクは、イネ科の多年草である。我が国の暖地の海浜或いは川岸などに自生の見られる大形の多年草である。根茎は横走し、茎は直立~斜上し、草丈は2~4m程度となる。葉は、長さ50~70㎝、幅2~5㎝程度の剣形で、縁部は全縁、先端部は尾状に長く尖り糸状と化し下垂し、基部では茎を抱く。8~11月頃、茎頂に長さ30~70㎝程の大形の円錐花序を出し、淡褐色~赤褐色の小穂を多数つける。小穂は長さ8~12㎜程度で、3~5個の小花からなる。(GKZ植物事典より) 

 

 

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