The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ポルツラカ・オレラセア Portulaca oleracea

2022-01-02 10:41:59 | ポルトガルの野の花

スベリヒユ科、Portulacaceae、スベリヒユ属、多年草、

学名:Portulaca oleracea、

和名:スベリヒユ(滑莧)、ブタクサ(豚草)、パースレイン、

英名:Verdolaga、Pigweed、葡名:Portulaca oleracea、Beldroega comum、

2009年8月、2017年7月12日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年7月7日、2018年9月16日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

茎は赤紫色を帯び、地を這って分枝。葉は長円形の肉質で互生。夏期、枝先に黄色の小さな花を咲かせる。果実は熟すと上部が取れる蓋果で、黒色の種子が落ちる。C4型光合成を行なうと同時にCAM型光合成(CAM)を行う多肉植物であるため、液胞に蓄積されたリンゴ酸に由来する酸味があり、ぬめりのある独特の食感を持つ。

 

世界の熱帯から温帯にかけて幅広く分布し、日本全土で見られる。乾燥耐性があり、畑や路傍など日当たりの良い所に自然に生える。農業においては畑作の害草として知られ、全般的に執拗な雑草として嫌われる傾向にあるが、地域によっては食料として畑作もされる。

 

「莧」(草かんむりに「見」)の字を当てる。「スベリヒユ」の名は茹でた際に出るぬめりに由来するとされる。中国では生薬名でもある後述の馬歯莧のほか、馬歯菜、五行草、酸莧、豬母菜、地馬菜、馬蛇子菜、長寿菜、老鼠耳、宝釧菜など複数の呼び名がある。

 

スベリヒユおよびその近縁の種は健康食品としても使われるω-3脂肪酸を多量に含む植物として知られている。山形県では「ひょう」と呼び、茹でて芥子醤油で食べる一種の山菜として扱われており、干して保存食にもされた。また沖縄県では「ニンブトゥカー(念仏鉦)」と呼ばれ、葉物野菜の不足する夏季に重宝される。トルコやギリシャ、ポルトガルでは生または炒めてサラダにする。全草を「馬歯莧」(または莧を見で代用して馬歯見;ばしけん)と呼び、民間薬として解熱、解毒、虫毒に利用される。また、利尿作用があり、葉の汁は虫刺されに効くと『資源植物事典』(1949) で紹介されていた。古くプリニウスの『博物誌』では、porcillaca として、さまざまな傷病に効く薬草として紹介されている。(Wikipediaより)

 

俗に言う「ぶたくさ」。アップにすると花も可愛いが、葉っぱの赤い縁取りがきれいなポルツラカ・オレラセア  Portulaca oleraceaでした。   

©2022 MUZVIT

 

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