マツムシソウ科、Dipsacaceae、ピクノコモン属、フランス・スペイン・ポルトガル・イタリア・北アフリカ原産、
学名:Pycnocomon rutifolium、
葡名:Arruda-da-praia、Escabiosa-da-praia、
2015年12月24日、ポルトガル、アルガルヴェ地方で、2017年6月16日、コスタ・アズール地方で撮影、
ピクノコモン・ルチフォリウム Pycnocomon rutifolium の花。表示名は学名の音読み。
花の直径は2センチほど。舌弁は6~9枚で、深く3裂する。
草丈は1メーターほど。葉は柔らかく、株元からロゼット状に広がる。
沿海部に近い砂地の松林などに多く自生する。ピクノコモン・ルチフォリウム Pycnocomon rutifolium でした。
©2021 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の pycno(=厚い、密な)と kome(=冠)の合成語から。種小名は「ヘンルーダ属のような葉の」の意。
ピクノコモン・ルティフォリウムはマツムシソウ科の常緑多年草(亜低木)である。本種は、原産地の項に記した海浜地帯の砂壌地に自生の見られる野草である。草丈は 30~80㎝ 程度となる。葉は多数根出しロゼットを構成する。葉の表面には光沢があり、形状は見た目には偶数羽状複葉にも見えるが、楕円状で、縁部が深裂したようにも見える。裂片は線状で、先端部で 3 裂する。茎は長く直立し、周囲には灰白色の細毛が見られる。6~8 月頃、茎頂に径 2㎝ 程度で白色~淡桃色の花をつける。(GKZ植物事典より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます