The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ソラヌム・リナエアヌム Solanum linnaeanum

2022-03-23 10:15:35 | ポルトガルの野の花

ナス科、Solanaceae、ナス属、アフリカ南部、ジンバブエ、モザンビーク原産、ヨーロッパに帰化、常緑高木、有毒、

学名:Solanum linnaeanum、

和名:キダチハリナスビ(木立針茄子)、

英名:Devil’sApple、Apple of Sodom、仏名:Morelle de Linne、

2010年5月、2015年11月24日、2017年6月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ソラヌム・リナエアヌム Solanum linnaeanum の花。草丈は人の胸ほどもあり、ソラナムの仲間は2mほどの低木状に育つ。花色はこの仲間特有の青紫色。

 

葉は光沢のある深緑色で大きく特徴のある形。英名は悪魔の林檎。可愛らしい果実が実っている。

 

花の直径は2cmほど。

 

 

 

鋭そうな棘が茎の部分にびっしり生えていて、触ってみる勇気はなかった。ポルトガルではあまり多くは見かけない。群生しているのではなく、1株2株がぽつりと日当たりの良い砂地に咲いていた。ソラヌム・リナエアヌム Solanum linnaeanum でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、幹に針状突起を持つナス科の樹木の意から。属名はラテン語の solamen(=安静)に由来しているという。本属に鎮痛作用を持つ植物があるためと言われている。種小名は「線状の」の意。アフリカ南部では、皮膚炎や歯痛、発熱等への民間薬として用いられて来たという。

キダチハリナスビはナス科の常緑樹である。樹高は1~2m程度となる。本種は、茎、葉柄、葉の両面、萼筒のそれぞれに鋭い針状突起物を有する。葉は表面に強い光沢を持ち、長さ15㎝程度の長楕円状ではあるが、縁部が不規則に切れ込んでおり、茎に互生する。春~秋に葉腋から形2㎝程度で紺色の5弁花を星形に開く。花後には、径3㎝程度でトマトに良く似た果実をつけ、緑色→黄色→茶色→黒色と変化しながら熟す。長さ50㎝、幅30㎝程度の縁が深く切れ込んだ楕円形で、枝に互生する。全体的に毛が密生しているが、葉の表面には光沢がある。若枝は葉の重みで撓みが出る。葉柄や葉裏の主脈部分には鋭い刺がある。小枝の先から集散花序を出し、径5㎝程度で青紫色の花をつける。花色はやがて白色へと変化する。花後には緑色の球状果実をつける。  本種は、オーストラリア、ニュジーランド、ハワイ、フィジー、ニューカレドニア等の太平洋諸島では帰化状態にあると言う。我が国でも帰化状態にあることが報告されている。  ( GKZ植物事典より)

 

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