ヒガンバナ科、Amaryllidaceae、ネギ属、地中海沿岸地域原産、球根植物多年生、
学名:Allium triquetrum、
和名:アリウム・トリクエトルム、ミツカドネギ(三角葱)、
英名:Three-cornered Leek、Three-conered Garlic、Stinking Onion、Onion Weed、
葡名:Alho-bravo、Alho-triangular-branco、
2010年4月29日、2011年3月10日、2021年3月18日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
アリウム・トリクエトルム Allium triquetrum の花。花の直径は1cmほど。花は茎頂に3~15個つき、長さ10~18㎜の鐘形。
草丈は50cmほど。茎は3稜形。葉は扁平、2~3個、根生し、茎とほぼ同長。
葉や球根は食べられる。
セトゥーバル近郊では比較的湿度のある、半日陰の沿道などで見かける。
オーストラリアや南北アメリカなどにも広く帰化している。道端で雑草化しているものが見られ、日本でも雑草化し始めていると思われる。 アリウム・トリクエトルムAllium triquetrum でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は茎に3稜両を持つことから。属名は、ニンニクのラテン古名から。種小名は「3稜形の」の意。
アリウム・トリケトラムは、ネギ科(←ユリ科)の多年草(球根植物)である。本種は地中海沿岸地方の比較的多湿な地に自生の見られるニンニクの仲間であり、実際に、葉や茎には同様の匂いがする。西洋社会では、ハーブの一種として食用に用いている。草丈は20~60㎝程度。鱗茎はとても小さい卵形である。 茎には3稜がある。葉は扁平な線形で、1~3個が根出し、茎と同程度の長さとなる。4~6月頃、茎頂に散形花序を出し、径1~2㎝程度で鐘形の花をつけ る。花被片は6個で、白色だが中央に明瞭な緑色の筋が入る。 本種は、本来的には地中海沿岸地方の原産であるが、世界各地で帰化状態にあることが報告されている。 (GKZ植物事典より)