山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

蛇紋岩地帯樹木の生き残り戦略

2014-05-28 22:30:18 | 植物
愛知県境に迫る「渋川公園」には、渋川ツツジをはじめ蛇紋岩地帯に生き残りをかける樹木が見られる。
 自生の「ガンピ」(ジンチョウゲ科)を初めて見る。

                           
 「雁皮紙」で有名な「ガンピ」は、コウゾ・ミツマタと同様樹皮を和紙の原料とするが、光沢のあることや保存力があることで高級とされている。
 蛇紋岩地帯に生きる植物でもある。

        
 ユズリハより小型の葉の「ヒメユズリハ」(ユズリハ科)の雄花が咲いていた。
 姫とはいえ樹形はけっこう大きくなっている。

                   
 葉が堅くて鋭い「ネズミサシ」(ヒノキ科)は、ネズミの通り道に置いておくとネズミが近寄らないという。
 杉・ヒノキばっかり見ていると、「ネズ」は一見だらしがないように見える。

 
 隣の「枯山」に行ったときも多く見られた「コゴメウツギ」(バラ科)はここでも生き残りをかけている。
 「小米」と言われるほどに花は小さく目立たないが、葉の形が一人前だ。

           
 同じく見過ごされそうな小さな花を発見。
 一瞬、「ツリバナ」かなと思えたが、「マユミ」(ニシキギ科)のようだ。
 花が咲けばけっこう目立つが存在だ。

                       
 入口まもない所に「ハクチョウゲ」(アカネ科)がしっかり咲いていた。
 これはきっと植栽したものだろうが、よく見るとなかなかの花の形をしている。
 葉は斑入り。

 さすが蛇紋岩地帯の厳しさに耐えた樹木は個性的だ。
 日曜に訪問した余韻がまだ心に漂っている。

  

                      
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