山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

8月の尾上ガーデン 2015

2015-08-15 21:37:25 | 植物
 猛暑の尾上ガーデンを訪れた。
 庭の中央に位置する池にはスイレンの清楚な花が迎えてくれた。
 「スイレンとハスとの違いはなーに?」と言われるとつまってしまう。

            
 スイレンの花は水面に咲き、葉には切れ込みがある。
 ハスの花は水面より上側に咲き、葉には切れ込みがないく、茎が伸びて「立ち葉」になる。
 じつはその違いをまったくわかっていなかった。

                                       
 「特定外来生物指定種」として野生化がはなはだしい「アラゲハンゴンソウ」を発見。
 ハンゴン(反魂)とは、死者の魂を呼び戻すとも言われる。
 葉の形が手のひらに見えるからともいう。
 そのためお盆に供える花にもなっている。

                                  
 反対に、野生種が絶滅危惧種にもなっている「キキョウ」があちこち咲いていた。
 桔梗紋と言えば、明智光秀の家紋だ。
 秋の風物詩、秋の七草のひとつだ。

           
 目立つのは「オミナエシ」の群落だ。
 名前の由来は、「オミナ」+「メシ」、つまり「女の飯」の「粟飯」を指すという。
 反対に、「オトコ」+「メシ」、つまり「男の飯」の「白米」は、「オトコエシ」の白花を指すという。
 野生の「オトコエシ」は見ることはあったが、野生の「オミナエシ」はまだ見たことがない。

                                     
 庭の入口付近では、「ノカンゾウ」の花が咲いていたが、「野」のイメージはない。
 本当のノカンゾウはもっと橙色が濃いようなので、これは園芸種かもしれない。
 
 きょうは終戦記念日。
 70年目とあってメディアでは、さまざまなドキュメンタリーが特集されている。
 それはそれで意味があるが、今までの学校教育で戦争と平和を熱く語る教師に出会ったことがない。
 つまり、平和教育は日教組の偏向とされ、ときの政府はサボタージュを決め込んできたのが実態だ。
 だから、今の若者もおじさんもジジイも、「これからの日本」の針路を熱く語ることができないでいる。
 
 
コメント
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