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50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

禁煙、広がる?

2006-08-28 05:32:11 | 自然・環境・健康
2日連続で新聞記事ネタで恐縮ですが、8月23日付のLe Figaro(フィガロ紙)の一面です。トップ記事は、「公衆の場が禁煙になる」。

来年の1月1日から、政令によって、バー・ディスコ・カジノを除くすべての公共の場が禁煙になりそうだ、とこの記事はいっています。

実は、この政令、この春にも実施されそうになったのですが、時あたかもCPE(初期雇用契約)騒動の真っ最中。これ以上国民の反政府感情を刺激してはいけないとの判断から、引っ込められたという経緯があります。夏のヴァカンスで、すべてご破算に、これで仕切り直し、とでもいうところでしょうか(なにやら日本的ですね)、ヴァカンス明けの政局再開を前にベルトラン厚相がインタービューに答えて、この政令の実現を図ると述べています。

背景には、今年1~5月のタバコの消費が2002年以来はじめて増加に転じたことがあり、国民の健康のためにぜひ実現したいといっています。因みに、喫煙者は一度も吸ったことがない人の3倍も心臓疾患にかかる確率が高いそうです。

この政令、10月に発表するようですが、それまで反対運動もあることでしょう、予定どおり実施されますかどうか。本来はすべての公共の場を禁煙に、ということだったのですが、強硬な反対もあり、すでにバー・ディスコ・カジノは対象から外すよう政府は妥協しています。さて、これ以上の妥協がありますかどうか。

もし実施されると、かっこよくタバコをくゆらすパリジャンや、レストランで食後の一服を楽しむパリジェンヌの姿が見られなくなってしまいます。健康にはいいのでしょうが、「パリ」の風景がひとつ消えるようで寂しくもあります。

なお明日からは、世界遺産・「中世の市場街、プロヴァン」で行われた収穫祭の模様をシリーズでご紹介します。

こっちの水は、危ない。

2006-06-04 03:55:58 | 自然・環境・健康
ちょっと時期的に早いですが、蛍ならこっちの水は甘いぞ、というところでしょうが、こっちの水は危険だぞ、という標識を見つけました。

場所は、RERのPort Royal駅のプラットフォーム。ちょっといいオブジェがあるのでカメラに収めました。

なかなか味がありますよね。昔の水飲み場だったようです。今でも飲めるかと覗くと・・・

「飲んでは危険な水」の表示。パリの水道水は飲めるはずなのですが・・・。たぶん水道管とかが古くて、何か危険な物質が混じってしまうのでしょう。

ところで、パリの水。ご存知の通り飲めるのですが、硬水でマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが豊富。豊富すぎて、よく溜まってしまうんですね。蛇口やシャワーヘッドなど時々専用液で掃除しないと詰まってしまいます。新しいスチュディオの大家さんからも週に一度は詰まらないよう掃除するようにきつく言われているほどです。

だから、いくら飲めるといっても、人間の身体にも溜まりそうです。そこで、市販の水を飲むことになる。いろいろな種類がありますが、飲み比べておいしく感じられたヴォルヴィックを今のところ愛飲しています。


実は、パリの水道水の水源、二つあるそうです。セーヌ川とパリ郊外の泉水。どちらの水がどの地域に供給されているのかは、未公表。どちらも飲用に適するようにしてあるとはいえ、気分的には差がありますね。さて、パリであなたが飲む水はどちらでしょう。

パリジェンヌとタバコ。

2006-05-26 01:25:20 | 自然・環境・健康
この女性が手にしているものは、いったい何でしょうか。

指先にはさんでいるのは、タバコ。シガレットに間違いありません。

で、場所はどこでしょう。歩道なら特に珍しくもなく、写真に撮ったりなどしないのですが、ここはメトロの中。きっと、メトロを待つ間にタバコを吸っていて(1991年から鉄道の駅など公共の施設では禁煙になっているはずなのですが・・・)、吸い終わらないうちにメトロが来てしまったので、火だけ消してそのまま持ってきたのでしょうか。メトロを降りたら、また火をつけて吸うのでしょうね。

40代くらいの中年女性でした。長年吸っていて、やめられないというか、やめる気がないんでしょうね。喫煙大国、フランス。しかし、平成11年のJTの調査によると、喫煙率は日本男性が54%で、フランス男性は40%。日本人のほうがタバコ好きなんですね。でも、フランスは女性の喫煙者が多いですから、全体では日本より喫煙率が高いかもしれませんね、データがないので断定はできませんが。

でも、ここでも禁煙の場所が増えて、ヘビースモーカーには次第につらい状況になりつつあるようです。

上に書いたように15年も前から公共の施設では禁煙です。しかもこの春、CPE(初期雇用契約)騒動の陰に隠れてしまいましたが、レストラン・カフェを禁煙にする法律案がありました。しかし、いろいろなところから事前に反対の声が上がり、結局CPEの二の舞を避けたい政府は法案採択をやめたそうです。

ということで、カフェやレストランでの喫煙は守られたようですが、意外やフランス人の四人に三人はレストランで他人のタバコの煙を迷惑だと感じているそうです。吸わない人はそう思うでしょうが、この数字からすると、自分は吸うが、他人の煙は迷惑だという人も結構いるようですね(やっぱり!)。

風邪?

2006-05-25 03:51:56 | 自然・環境・健康
最近、いろいろな所でクシャミを繰り返す人や鼻をかむ人に遭遇します。

変な天候のせいで風邪を引いている人が多いのだろうと思っていました。ところが、テレビのニュースによると、今の季節はアレルギーを起こす人が多いのだそうです。

程度の差はあれ、なんと1,500万人がアレルギーを抱えているそうです。実にフランス人4人に1人の割合。実に多いですね。

症状のひどい人は、病院で治療を受けている。日本と同じようですね。原因としてはいろいろあるそうです。

この表にあるように、ノミなども原因に入っていますが、もっとも多いのは・・・

やはり、草花や木々の花粉だそうです。世界中いろいろな所で花粉にアレルギーを起こす人が多いということは、やはり自然から離れてしまって、人間が弱くなっているからなのでしょうか。Return to nature! 人間も自然の一部なのですものね。

SIDA

2006-05-24 02:57:22 | 自然・環境・健康
先週末、パリで多くの人が集まるイベントがありました。

すごい数ですね。多くの人が、白い風船を持っています。三色旗(フランス国旗とは違うようです)を持った人もいます。

みんなが見上げているところにはステージがこしらえられています。そして、そこでは・・・

そうです、コンサートが行われました。何のコンサートか? 実はエイズへの理解と、エイズに立ち向かう団結を求めるコンサートだったんですね。右端に、シンボルのピンクの曲線とSolidalite(団結)の文字が見えます。みんなが手にしている白い風船にもシンボルが印刷されています。また画面に登場している三色旗は、確か同性愛の旗でしたよね。

フランスは、ヨーロッパでもエイズ患者・感染者の多い国(データによってはヨーロッパ一だったり、スペインについで2位だったりします)。そのためでしょう、よくエイズキャンペーンが行われています。

先月も多くのテレビ局が同時にエイズキャンペーンを行いました。特番もありましたし、写真の左上にあるように常に画面にキャンペーンロゴを出していました。

また、驚くようなデータ(世界中では毎日8,500人がエイズで死んでいる)も示し、一人ひとりの自覚を呼びかけていました(フランス語では、エイズのことはSIDAと表記されます)。キャンペーンの効果が発揮されることを祈っています。

変な天気。

2006-05-23 04:10:32 | 自然・環境・健康
先週から、変な天気が続いています。

晴れていたかと思うと、急に雲が広がり薄暗くなる。すると、非常に強い風とともに叩き付けるような大雨。しかしそれも30分~1時間で、また青空が広がる。しかし数時間すると、また台風のような暴風雨。晴れと暴風雨の繰り返しです。

あまりに強い風のため、牧草地帯では木々が折れるだけでなく、家畜にまで被害が広がっているようです。

都市部でも街路樹が根こそぎにされています。

滞仏の長い人の話だと、晴れたり急に雨になったりの繰り返しは3月頃にあるのが一般的なようなのですが、今年は一番気持ちのいい気候のはずの5月にあり、しかも風が例年以上に強いようです。

これも異常気象なのでしょうが、変だといえばヨーロッパの天気図、特にその前線のカタチです。

22日の“Le Figaro”(フィガロ紙)に載っていた天気図ですが、前線が馬蹄形をしています。時々渦を巻いた前線も見かけます。日本にいた頃は、前線は一直線か、低気圧のところが山になっている折れ線だと思っていたのですが、全く違ったカタチの前線もあるのですね。ところ変われば、という言葉が天気図にまで当てはまるとは思ってもみませんでした。

ところで、こんな異常気象を予知してたかのようなすぐれモノを見つけました。

カフェを始め多くの店の立ち看板が強風に倒されている中、この看板は脚の部分が蛇腹になっているため、強風が吹けば逆らわずに傾き、風が止めば自力でで立ち直れるようになっています。まさに、柳に枝折れなし。うまく作ったものです。

フランスにも、粗大ごみ。

2006-05-07 06:58:14 | 自然・環境・健康
フランスの家庭は、何代にもわたってしっかりした家具を使い続けている。なんとなくそんな風に思っていたのですが、こちらの粗大ごみ収集の日の道路を歩いてみると、必ずしもそうではないのが見えてきます。

写真はその一例でしかないのですが、ほかの場所でもキャビネット、机、椅子、食器棚・・・いろいろなものがよく大量に出されています。引越しの後ではないかと思われるくらいに、大量に出ることがよくあります。日曜大工(bricolage・ブリコラージュ)が盛んなので(背景には、本職に頼むと手間隙がかかりすぎるといったこともあるようです)、自分で改築するせいでしょうか、便器なども出されています。

どうもこうした品々を見ていると、どこまで何代にもわたって家具を使い続けているのか、疑問になってきてしまいます。きっと、本当にいい家具を使っている上流家庭ではそのような伝統があるのでしょうが、一般家庭ではそこまでいっていないのではないかと思います。

日本ほどではないにしろ、ある程度の家具を買い、一定期間使うと、買い換えているのでしょう。日本に住んでいる外国人が、粗大ごみとして出されている家具を拾っては使い、日本人はものを大切にしない、とよく言っていますが、こちらでは逆にフランス人が捨てたものを再利用している日本人だっているくらいです。結構使いやすく味のあるものも捨てられていたりします。

住んでみてはじめて分かること、やはり多いですね。

なお、写真に写っているクルマは粗大ごみではありません、念のため。

花の都パリ!

2006-04-13 09:44:26 | 自然・環境・健康
木々も芽吹いてきました。春満開といった感じです。今まで、桜を中心に何度かご紹介しましたが、まだまだいろいろな花が咲いています。


まずは、5区で見かけた白い花。遠くから見たときは白モクレンかと思ったのですが、違いますね。名前は知らないのですが、後ろの教会とのマッチングがきれいです。


これは14区、大学都市の近く。ツタの絡まる坂道の家と、桜と黄色い花。


同じく14区、モンスーリ公園の花です。朱色の花は、ボケの花でしょうか。よく似ています。


5区で見つけた、この黄色い花、たぶん山吹の一種ではないかと思います。


これは花ではありませんが、きれいなのでシャッターを押しました。5区で見かけた、赤芽です。


最後に、わがスチュディオから見える春の景色を。桜と、芽吹き始めたばかりの新緑。常緑樹はさすがに青々していますが、2本の落葉樹も、もうすぐみずみずしい緑になることでしょう。

長く厳しい冬の後だけに、まさに万物復活の春、といった感じです。さすが、花の都、パリ。今まで、花の都というのは、華やかな街という意味だと勝手に思っていたのですが、本当に花の都なんですね。

桜、色とりどり、個性派ぞろい。

2006-04-04 02:12:04 | 自然・環境・健康
“暗黒の火曜日が待っている”といった文字が一面で躍っていたり、あるいは“混乱、収束へ”といった見出しがあったり、新聞の見方もいろいろで、判断に迷うような状況です。でも、4日のスト・デモは間違いなく行われるようなので、早く家を出ましょう。

というわけで、4日は、CPE絡みの話題になるでしょうから、3日は、平和な話題にしましょう。先日、リュクサンブール公園のきれいな桜をご紹介しましたが、ほかにも桜のような花があちこちに見られますので、それらをご紹介します。


まずは、15区、メトロ6号線のCambronne駅前の小さな公園にある桜です。色がちょっと白っぽいですが、桜のような風情があります。ライオンの彫像との組み合わせが、パリっぽいと言えば言えるかもしれません。


アップにすると、こうなります。結構な迫力ですね。2本だけなのですが、かなり目立っていました。


次は、凱旋門脇のアパルトマンの庭にある木です。桜とはちょっと違うなとは思うのですが、ピンク色の花に免じて付け加えることにしました。


これは、サン・ジェルマン・デ・プレ教会です。写真中央下の木がそれなのですが、白壁をバックに白っぽい花なので見難いかと思います。しかし、花の形、雰囲気は桜そっくりです。


最後は、再び、リュクサンブール公園。先日の桜とは別のものです。低い木で、枝垂れ桜のような雰囲気があります。

桜だろうという花から、ちょっと違うぞというものまで、いろいろな花が咲き始めています。若葉の前に花で始まった、パリの春です。


4月だ、花見だ、パリの桜。

2006-04-02 01:23:48 | 自然・環境・健康
OVNI4月1日号の1面。シャンゼリゼでお花見はいかが?



「5月の若葉の前にシャンゼリゼを春らしく装いたい。日本贔屓のシラク大統領の鶴の一声で、桜の植樹。」えっ、知らなかった!急いで見に行かなくちゃ!「4月1日が見ごろ」・・・な~んだ、エイプリルフールですね。

4月ばか、フランス語ではpoisson d'avril(4月の魚)。語源については、書きだすと長くなるので割愛。知りたい方は、鹿島茂氏著『フランス歳時記』(中公新書)をお読みください。

さて、危うくOVNIのエイプリルフールに引っかかりそうになったので、ここはひとつ、本物のパリの桜をご紹介することにしましょう。



リュクサンブール公園、自由の女神の像のすぐ近くです。もう少し、よって見ましょう。



どうです、桜でしょう。すっかり春らしくなって、散歩している人や、ジョギングしている人も多いのですが、あまり関心を持たれてはいないようです。アップにしてみましょう。



きれいでしょ? 立派な桜です。この下だったら、花見だってできそうです。

ここリュクサンブール公園以外にも、サン・ジェルマン・デ・プレ教会脇(白い壁に白っぽい花なので、写真は撮ったのですが、殆ど見えません)や、凱旋門近くの民家の庭など、結構あちこちで桜に似た花が咲いています。

若葉も芽吹き始めました。公園には、多くの人が出かけて、ベンチで思い思いに時を過ごしています。やっと、春がめぐってきたようです。4月1日の最高気温、14度です。