「アウトバーン・コップ Cobraシリーズ 第16話」
原題「Alarm für Cobra 11- Dei Autobahnpolizei/アラーム・フォー・コブラ11-アウトバーン・コップ」
ドイツ・RTL製作ドラマ 1999年にドイツで放送された作品。
第3シリーズ 第16話「還らざる海(後編)」 (Folge43)「Ein einsamer Sieg(直訳=寂しい勝利)」
(Season3 Episode16 1999年5月6日放送)
出演 マーク・ケラー(アンドレ・フックス) エルドゥアン・アタライ(ゼミル・ゲーカーン)
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
正体がばれて拉致されてしまった、アンドレ。どうにか自力でここから脱出しようとするのだった。
一方、ゼミルは、必死にアンドレの行方を捜しながらも、ドイツにいる隊長に連絡し、ベルガーの裏の顔、武器密輸の件を報告するのだった。
ドイツからベルガーが送った殺し屋、サルバトーレが戻ってきた。
ベルガーは、息子アレッサンドロを連れて帰らなかった事に激怒する。
なぜなら、彼は、まだ息子が死んだことを知らないからだ。
そして、金の調達の為に、島にいるモデルと金持ちを誘拐し、ミサイルを使って脅し、身代金を手に入れようとするのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
最終話なので、長文です。覚悟してお読み下さい。
実は、前回とこの回は、あまり見ていないのだ。
トムの時(クリス初登場の回)も同じ。
どうしても、悲しむゼミルを見るのが辛いからなのだ。
(ゼミルになりきってみているので)
今回も、オープニングから見所満載で、夢中で見てしまった。
さて、早いですが、
今回のゼミルはと言いますと。
いきなりアタライの得意なスキューバーを披露してくれていた。
きゃ~かっこいい!!
と思ったのは言うまでもないが。
やっぱりボンベを付ける仕草とか、もろもろ手慣れてる感じがして、素敵だった。
本当に得意なんだ~なんて感心したりして。
(疑っていた訳ではないのだけど)
そして、大男との肉弾戦。軽々しく持ち上げられながらも体全体で戦う姿は、いつもながらがんばれ~って感じがした。
増して、片足をつかまれながらの空中蹴りはやったぜ!ゼミル~(よく見ると相手に当たってないんだけど)って感じだった。(笑)
これまた得意の柵越えもしてくれたから、
ファンとしてはむっちゃ嬉しかったぞ。
それに、彼女を説得する目差しが素敵で・・・。(聞き流して~)
そうそう、崖から落ちそうになるアンドレを助けながらの一言が心を打たれてしまった。
「死んでも、離さないぞ」
どんだけ、相棒思いのゼミルなんだろう。(>_<)
「Ich fahre」=「俺が運転する」
というのを言い争う2人が、めっちゃお茶目好きだったなあ。
そして、ラスト。
Todになることは、分かりきっているのに、
何度見てもゼミルと一緒に、海に向かって「あんっどれ~」と叫びたくなる、ich。(T.T)
実はコンビとしては、この2人が最高に大好きなのだ。
なんとも言えない親友という微妙な距離感が自分からすると友人との憧れの関係に見えるからなのだ。
トムとの家族感的な雰囲気とは違った、信頼関係のふたり。
対象的なキャラはすごく魅力的に見えたのだ。
互いに互いの良さを際立てていたようだったし。
ケラーとアタライが互いに認め合っている関係が、滲み出ているような雰囲気だったからね。
昔のインタビューで、ケラーとは、プライベートでも友人だと言っていたアタライ。
今でも会う機会があるのかな?
エンディング。
あの表情を見ると胸が締め付けられる思いがする。
また、元気に戻ってくるゼミルは分かっているのだけど、彼はどんなに悲しかった事だろう、どんなに辛かった事だろうと考えてしまうのだ。
(肩入れしすぎ?)
そういえば、やさしくゼミルの肩に手を掛けてくれるアンドレアが可愛かったなあ。
その手を握るゼミルが最高によい感じで。
忘れそうだから、ちょっと脱線(爆)。
連邦刑事庁の上司を演じた俳優さんは、第6シリーズと第4シリーズでトムと一緒に暴走するベンツに乗った、メガネ姿のサラリーマン役の人だった。
さり気なくこの方も何度も出演してたんだなあ。
「コブラ11」の基礎というかを作った感じのこのコンビ。
ゼミルも、アンドレのお陰(?)で、最初の頃よりもぐ~んと男っぽい雰囲気に成長してくれた。(笑)
ドラマの人気も不動のものにしたんじゃないかな?
日本語版がこのシリーズから発売されているのも、納得出来る感じだ。
エンドロール前のあの風景。
あの時のドイツの空のような、どんよりした天気の気持ちになった、ich。
またしばらく、この回は見ないかもなあ。
分かりきって見ていても、やっぱり泣けてきちゃうから。
掲載日 H21.8.12
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
そうかあ、そんなこんなで、玄田さんなんですね。
面白いご縁なんですね。
アンドレは、数年後に登場します。
そんなこんなで、もろもろ。
そのお話も、日本版になってくれたらいいんですけどね。
これからも、このドラマを楽しんでご覧下さませ。
最後、主(=アンドレ)を失ったベンツを見つめるゼミルが何とも切なかったですね。
あと、マニアックな話になりますが…マフィアのカルロスが乗り回していたハマーという四駆、元々アメリカ軍の軍用車で、あのシュワルツェネッガー氏が「これ欲しい」と言い出して市販されることになったそうで。
そしてカルロスの日本語吹き替えが、シュワ氏の吹き替えでお馴染みの玄田哲章氏なんですよね。
もしかしてハマー繋がりで狙った?