明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
それと苦手な文章の練習用。

【エクスペンダブルズ(2010)】

2012年09月27日 | 映画



10月の第二作目公開を前に一作目を予習。
感想第一声としては「やあ懐かしい」。

南米の小国、麻薬、将軍、と設定が既に懐かしい香りw
ストーリーはやはり空っぽでとにかくドンパチと期待どおり。(褒めてます)
まあ人が面白いように死ぬは死ぬは。そういや最近は戦争映画でもアクションでもこんなふうに敵がやられていく場面ってのは観ないですね。そうそうこれこれ、怒りのアフガンだぁって感じです。たくさんの命を無用に犠牲にしwヒロインも救ってハイおしまい。よかたーです。

80年台アクションを現代に復活!新旧スター夢の共演!誰かがやりそうでやら(れ)なかったこの企画。スタローンとジェイソン・ステイサムという新旧のトップアクションスターを軸にしてはいるものの、ちょっと残りのメンツは寂しかった感じはしますが、ジェット・リーがアジア代表で選抜されているのは嬉しいですし、シュワちゃんとブルースはカメオでの出し方はうまかったですしね。スタローンさんには感謝感謝ですよ。

ただ残念ながら誰もが作品全体を物足りないと感じているんではないですかね。単純に言って80年代アクション映画としてのカタルシスがやっぱり不足気味でした。アクションは派手には見えるんですが、銃撃戦中心で肉体アクションがちと不足。まあスタローンもドルフもやっぱ歳とったなぁといった感じ。最近の流れか無用な人体破壊描写が入っていますが、それも本当の筋肉と筋肉のぶつかり合いから目をそらさせる小細工のようにも感じてしまいます。また結局やられていくのはザコばっかなんですよね。敵ボス(と側近のマッチョ)に魅力がなさすぎるのが致命的で、過去作であればめっちゃ強い筋肉バカなラスボスが出てきて一対一(もしくは今回なら消耗品達みんなとの)の肉弾戦でしょうやっぱり。『ランボー4/炎の友情』でドラゴを観た時の衝撃、あの絶望的な闘いを思いだせ(まあこれはアクションってかスポ根ですが)!そのへん次作では要修正願いたく。

『2』にはジャン・クロード・ヴァンダムが出るっちゅうことで期待ですが、オフィシャルページ観てたら、うしろの方に見たおっさんが、、、チャック・ノリス出てるしっ!ブラボー。がぜん楽しみになってきましたよ!痛快な脳天空っぽアクション映画を期待しています。


P.S.
『3』で出演すべきはスティーヴン・セガールでしょうね。変化球としてはシガニー・ウィーバーなんてどうでしょうw。

特典映像(ジャパン・プレミア)でのドルフ・ラングレンが酔っぱらいの気のいいおじちゃんみたいだったのが可愛かったですw



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