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マイナス1歳から始めるむし歯予防って何?  E・Y

2013-11-12 13:15:18 | Weblog

マイナス1歳とは、赤ちゃんが生まれる前

つまりお母さんのお腹のなかにいる時期のことを表しています。

歯科専用キシリトールを活用することでなぜ、

0歳からではなく“マイナス1歳”からむし歯予防ができるのか。

それによってどんなよいことがあるのか。

今回は、“マイナス1歳のむし歯予防”とは何かについてまとめました

 

●菌の「量」ではなく「質」を変えれば

“生まれてくる赤ちゃん”のためにむし歯予防ができる

そもそもむし歯ができるまでのプロセスは、肺炎やインフルエンザのような「感染症」とメタボリックシンドロームのような「生活習慣病」の2つの側面があります。北欧と比べればまだまだ高い日本のむし歯罹患率。それを大きく減らすためには、これまでどおりにショ糖(糖の一種で砂糖の主成分)摂取回数の制限やTBI(ブラッシング指導)、フッ化物塗布など、生活習慣だけに特化した予防法では大きな成果は得られません

そしてまた、むし歯菌感染予防の目的で「お子さんへショ糖を与えないように」「お箸やスプーンの共有は避けましょう」と伝えても、忙しい毎日を送るお母さんたちにとって実践は困難。正しい知識を得たとしても、それを行動に移せるかどうかは別問題です。子どものむし歯のはじまりは、お母さんの唾液を介してうつってしまうのが主な原因。

そこでキシリトールは口腔内の悪玉ミュータンス菌(ミュータンス菌:むし歯の原因菌のひとつ)を善玉ミュータンス菌に変化させてくれる。菌の「量」ではなく菌の「質」を変化させるというキシリトールの特徴を応用したのが“マイナス1歳からはじめるむし歯予防”です

 

●妊娠期にキシリトールを活用することで赤ちゃんへの予防ができる

研究で明らかになったのは、たとえむし歯リスクの高いお母さんから生まれたお子さんでも、ミュータンス菌の感染率をぐんと減らせること。その鍵を握るのが、歯科専用キシリトールの活用です。菌の「質」が変化し、悪玉ミュータンス菌が、歯からはがれやすい善玉ミュータンス菌に変化したのをデントカルトSM(唾液検査)の結果にでています。

キシリトールガムを噛んでいただいた期間は、妊娠6カ月から13カ月間。歯科専用キシリトールガムを食べ続けたお母さんから生まれた赤ちゃんは、生後1歳の時点でミュータンス菌が検出される確率がそうでない赤ちゃんに比べて4分の1以下でした。

妊娠中は、人生のなかで最も健康への意識が高まる時期です。自分の健康はもちろん、お腹の赤ちゃんにいいことだったら何でもしたいと考えるお母さんは多いと思います

キシリトールは食品だから安全ですし、おいしい。何かと不安な妊娠期でもストレスなく取り入れることができます。さらに、まわりの家族も協力的なとき。家族みんなでむし歯予防に取り組む良いチャンスです

子どものことを一番に考えるお母さんの気持ちに無理なく応えてくれる予防法が、キシリトール

おいしくて楽しいむし歯予防は手軽に誰でもできるので、とてもお勧めです

 

 


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