高木歯科の『す』

「巣」のなかには「素」が見える。高木歯科の「素」公開中!

むし歯の原因(N.M)

2019-07-10 12:19:04 | Weblog
ついに九州地方も梅雨入りし、蒸し暑い日々が
続いていますね

ところで、なぜ虫歯ができるかご存知ですか

私たちのお口の中には常在菌として常に
たくさんの細菌がすんでいます
多くの細菌中のミュータン菌(むし歯菌)などが
私たちがごはんやおやつを食べた時に、その中に
含まれている糖分をエサとしてグルカンという
ネバネバした物質をつくります。
その中でむし歯が増殖し、たくさんの細菌が
集まったものがプラークと呼ばれている歯垢です


ご飯やおやつを食べると、その直後からむし歯が
食べ物に含まれている糖分を養分として酸を
つくりだし、プラークが酸性になります。この時に
歯の表面のエナメル質を溶かし、カルシウムや
リン酸がうばわれます。すると歯の表面が溶け出し
この反応のことを脱灰といいます。


しばらくすると、だ液の働きにより、お口の中が
中和され、カルシウムやリン酸が歯の表面に再び
戻ってきて、溶けていた部分を修復します。
このことを再石灰化といいます。


私たちのお口のなかでは、飲食のたびに脱灰と
再石灰化が繰り返されています。
しかし、磨き残しでお口の中にプラークが多く
残ったままになっていたり、だらだら食べ
(時間を決めず食事の回数が多くなったり常に
飴を食べたりしていること)をしていると、
再石灰化が追い付かなくなり、脱灰の力のほうが
上回ってしまい、穴があいてむし歯へと進行して
いきます



むし歯ができる三つの要因として、「むし歯の量」
「糖分摂取の量」「歯質」があげられます。


むし歯のできるメカニズムを意識しながら
むし歯予防に努めましょう