高木歯科の『す』

「巣」のなかには「素」が見える。高木歯科の「素」公開中!

蓮の花

2010-07-31 00:56:49 | Weblog
毎日暑い日が続きますね。
当院の2階にある院長室にはベランダがあり、内科の屋根越しに青空が広がっています。(照り返しがキツイですが...)
先日からそのベランダに植えていた蓮の花が咲き、夏の青空をバックに可憐に輝いています。
(写真を撮ったときはあいにく曇りでした

「蓮は泥より出でて泥に染まらず」といわれるように、花に似合わず鉢の水はあまりきれいではなく、ボウフラさんがピッコン、ピッコン泳いでいましたので、娘の水槽からメダカコレクションを数匹拝借して泳がせていたところ、これがまた餌もあげていないのに栄養過多で丸々と太って気持ちよさそうに泳いでいます。
開花時間は早朝なので、朝登院し部屋に入ると窓越しに花が迎えてくれます。
蓮の花言葉には「休養」「沈着」「神聖」「清らかな心」などがありますが、なるほど診療前に眺めていると気持ちが清々しく穏やかな気持ちで診療できるような気がします。

矯正治療    (Y・M)

2010-07-27 16:07:47 | Weblog
毎日暑い日が続きますが、熱中症や夏バテなどにはみなさんも気をつけてくださいね

先日の院長の2才児検診の記事でもあったように、子どもさんの口腔内への関心が高い保護者の方が多いように感じました
特に歯並びについて相談されることが多く、ついこの前も診療中に担当をしている患者様から、
「乳歯が抜けたけどそこに永久歯が生えるスペースがないけど大丈夫ですか矯正を考えているけどいつからすればいいですか」と聞かれました

歯並びをきれいにする「矯正治療」は永久歯に生えかわってからするものと思われている方もいると思います

けれど一期治療といって、乳歯が残っている時期に顎の骨の成長をコントロールすることで不正咬合の軌道修正をする場合もあります
この治療により、永久歯の抜歯を避けるなど治療の負担が少なくてすむことがあります
一期治療を終えた後は観察期間です
顎の成長を見守ったり乳歯から永久歯への交換がスムーズに行われているかどうかをみていきます
一期治療で終了となるケースもあれば、二期治療に進むケースもあります
二期治療は永久歯列のための仕上げの治療です


このような流れで矯正治療は進めていきますが、できれば将来治療が必要にならないほうが良いですよね??
不正咬合の原因は遺伝的なものと癖からなるものとあります
①口呼吸になっていないか?
口呼吸は顎の発育に悪影響を与えるだけでなく虫歯や歯周病も悪化します
②指しゃぶりや舌の癖はないか?
出っ歯や開咬(前歯がかみ合わない状態)の原因になります
③ほお杖をついたり、うつ伏せ寝をしていないか?
歯列や顎のゆがみを起こす原因になります
④よくかんで食べているか?
やわらかい食事を好んだり、飲み物で流し込んで食事をすると顎の発育によくありません

ぜひ子どもさんの様子をチェックしてみてください
気になることがあればいつでもご相談ください

定期健診で3万円の得!!      ニュートラル

2010-07-13 12:50:18 | Weblog
 梅雨の中休みは有難かったですね。
 蒸し暑いけれど、洗濯物は乾いて・・・。
 お陽様様々です。  



 先日TBSの「がっちりアカデミー」という番組で「歯科の損得」について興味ある話題があったのでご紹介します。
皆さんご存知ですか?
成人以上の日本人の97.7%がムシ歯に罹っているという事を。
 なんと、75歳以上の義歯の割合は88%。
 55歳以上の人が10年で失う歯の本数は、平均7.5本です

 しかし、定期健診やメインテナンスを受ける事で、0.7本に押さえられるそうです。



 定期検診で予防のために歯医者さんに通うと治療費が年3万円の得
 この番組では「歯科の定期検診の損得」についてこういう分析をしていました。

 
 日本人は諸外国に比べ歯のケアーに対する意識が低く、ムシ歯は予防より治療する
 という考え方の人が多く、定期健診やメインテナンスにあまり関心がないようです。
その証拠に、これだけ歯医者さんが多いにも関らず、12歳児におけるむし歯の本数は先進国の中でも多い方に数えられます。

 
 日本人の年間の歯の治療費は、平均約4万円かかっているようですが、定期健診は
 1回約5千円。 内容は様々でしょうが、唾液検査やムシ歯菌検査をすることで、
 自分のムシ歯菌に対する感受性を知る事ができ、クリーニングを受ける事で、痛い
 などの不快感なく、逆に爽快感をもってもらえる上、年2回受けても1万円と、4万円
 の治療費からみても、3万円も得をするというわけです。

 万一ムシ歯があっても早期に発見、治療できれば痛みも費用も軽く、安く済むのです。
 なるほど!!と思いました。



 当クリニックでも、治療が終了した方など、その後の定期健診やメインテナンスを
 行っています。
 歯の事で悩んでいらっしゃる方やそうでない方も、是非、定期健診をお受けになっては
 いかがでしょうか?

ブルーベリー

2010-07-10 18:26:27 | Weblog
当院の患者様から聞いて興味を持ち、今年の春からブルーベリーの苗を育てています。
その患者様曰くブルーベリーは虫や病気が少なくとても育てやすい植物で、花や紅葉も楽しめ、アントシアニンという色素を含む実は目に良い効果をもたらす、というまさに一石二鳥ならぬ三鳥の植物だそうです。
まず購入するにあたって、ネットで色々と調べたところ下のようなことが分かりました。
①ブルーベリーは酸性土壌(pH4~5程度)で育てる必要がある。
②種類は大きくラビットアイ系とハイブッシュ系があり、九州で育てやすいのはラビットアイ系だそうです。
③実をつけるためには同系統の異品種を2本以上植えなくてはいけない。
そこで書いてあるとおりラビットアイ系で異種の苗2本とブルーベリー専用の肥料と土を購入し、庭の隅っこに植樹しました。
ほどなく6月初旬頃でしょうか、思ったより沢山、枝に実をつけているのを確認。

注意事項に「花の咲く時期と実が色づき出したら鳥に注意しましょう。ネットなどで保護しましょう」と記載があったので、ミカン用のネットを覆い、鳥さんたちから実を守ること約1ヶ月。

植樹して1年目だというのにアントシアニンたっぷり(そうな)きれいな青い実が結構収穫できました。

早速昼休みに実を収穫し、診療後の楽しみに冷蔵庫へ放り込んで午後の診療へ行きました。
そして目も適度に疲れた午後7時、診療が終わりワクワクしながら冷蔵庫のドアを開けると・・・



























さっき収穫したはずの実がタッパーごとない!

















ふと流し台のほうを見て・・・・

























愕然






敵は本能寺にあり
っちゅーオチでしたぁ~

菊池高校での歯の講話

2010-07-10 17:14:10 | Weblog
約850名を昼休みの時間に約2ヶ月かけて行った菊池高校の歯科検診が終わりました。

例年、歯科受診率が悪いということが懸案になっており、昨年より健診後に生徒さんを集めて歯科の講話をする機会をいただいています。

今年は1年生を武道館に集めての講話でしたが、その前に当院へメインテナンスで通っていただいているT先生が「私が君たちの年代の頃は歯には自信があった。ところが最近になって自覚症状が出て、歯科医院を受診したらボロボロになってしまっていた。」と自身の体験を通して歯の大切さを訴えていただいたお陰で、ムシ暑いなかを、皆静かに聴講していただきました。

検診ではお口の中28~32本を
①ムシ歯②歯肉炎③歯並び④顎関節⑤歯磨きの状態
などを1人約1分程度で診なくてはいけません。



そのため検診が終わる頃にはお尻は痛いし目はチカチカ、声はカラカラの状態になります。
この折角の努力が報われ、生徒さんの受診率が上がるよう、そして何より健康な歯や歯肉、噛みあわせが保てるようにと、限られた時間でしたが、精一杯訴えてきました。
むし歯や歯周病は生活習慣が影響する病気です。8020(80歳で20本の歯を残す)を達成し、健康な一生を送るためには若いころからの生活習慣が重要な鍵になります。


グラフに示すように歯科医院で定期健診を受けている方とそうでない方では、年齢を重ねるごとに歯の喪失数が歴然としてきます。
そのためには自己流でなく日頃から歯科医院で正しいケアを身につけておいてくださいネ!



熊本矯正歯科研究会

2010-07-09 16:15:15 | Weblog
7月3日(土)アークホテルにて「熊本矯正歯科研究会」の総会がありました。
この会は今年の4月から以前勤務していた伊東歯科の副院長先生が会長、そして現在矯正診療でお世話になっている鬼木先生が専務理事に就任されたということで、ほぼ自動的に入会することになったのですが、予想どおり早速理事のお鉢が回ってきました。


理事会、総会と恙無く終わり、特別講演は大阪府豊中市で開業されているくろだ歯科・矯正歯科の副院長(院長はご主人だそうです)の黒田康子先生のご講演でした。
黒田先生のコンセプトはDiscipline(きちんと整えること)とstability(安定性)。つまり治療したお口の中がその状態を維持できるような治療を目指されているということでした。


噛みあわせが悪い場合や歯が抜けた場合、一般の歯科医はそれを削ってブリッジにする、インプラントなどで直す、という方法が一般的です。しかし、その代償として大切な自分の歯や骨を削る、ということを余儀なくされます。
一度削った歯は2度と元に戻らないばかりか、むし歯になるリスクが増えることになります。
矯正歯科のメリットは、自分の歯を移動することによってなるべく自分の歯や骨を傷つけることなく正しい咬み合わせをつくることができる、ということを再確認し、とても感銘を受けました

当院でも矯正専門医との連携をとりながら診療を行っていますが、もっともっとスキルを上げて矯正学的な側面からも適切な診断をできるようになりたい!と思った講演会でした。

意識してエコ生活!!

2010-07-07 13:18:19 | Weblog
こんにちは

最近、TVや雑誌でエコについて注目されていましたが、自分の生活の変化はほとんどありませんでした
しかし、この春主婦になって、家庭の財布を預かるようになったり、これから生まれる子供たちの環境を考える機会が増えたのでエコ(エコロジー&エコノミー)について色々調べてみたのでいくつかご紹介します

まずは梅雨のジメジメした季節でエアコンを使用する機会が増えるエアコンから・・・


・エアコンは年に1回の大掃除のときに清掃することが多いですが、実は年に2回清掃したほうが年間約700円ほどの節約
フィルターにホコリが溜まると無駄な電力が必要になってしまうようです

後、冷房時に熱が入ってくる原因として70%以上は窓から・・・


・レースのカーテンをしたりすだれをかけたりと、ちょっとした工夫でエアコンの省エネにつながるそうです

その他にも冷蔵庫を壁と適度な間隔で置くことにより、放熱ができて、年間900円程省エネ

テレビの明るさ調整を少し下げるだけでも年間にすると600円程の省エネと言う事です



この様に自分がすぐに取り組めるエコ行動から始めて、エコライフを楽しんで行こうと思います。

当院でも院長の高いエコ思考により、診療室の温度管理や歯科材料の消毒方法や廃棄の際の分別等、色々な場面でエコに取り組んでいます。

皆さんも一緒にエコライフをしましょう


2才児歯科健診

2010-07-06 00:04:35 | Weblog
先日、昼休みを利用して菊池市からの委託事業である2歳児健診に行ってきました。
会場はちっちゃい子供さんたちが走り回りほとんど保育園状態でしたが、市の職員さんたちが馴れた動作で仕切っておられました。


熊本県は全国的にみて、小児のムシバ保有率は多い県です。その熊本県の平均よりさらに菊池は保有率が多いという結果が出ていますが、健診をした結果ではそのような感じはしませんでした。
むしろ皆さんムシバが少ないばかりか「日頃しっかり仕上げ磨きをされてるな~」という印象を受けました。

この日は特に今回の熱心な方々が多かったのか、健診の後も「仕上げ磨きの仕方」「フッ化物」「歯並び」に関する質問を投げかけてこられる親御さん方が結構多かったです。
そのため約80名を2人で健診したのですが、相談が長引き、終了予定を大幅に時間オーバーしてしまいました。市の職員お方々は平身低頭でしたが、自分の子供たちの口の中に興味がある方々が増えてきているということで大変嬉しく思いました。

このブログでも再三述べているように、ムシバと歯周病の原因=プラークということが解明されており、その予防法もほぼ確立されています。
少しでもたくさんの方々がこの事を認識していただいて、正しいプラークコントロールを身につけていただければ...と願って止みません。

将軍木の事故 

2010-07-01 12:57:40 | Weblog
私の家は城下町にあるため、近所には歴史的記念物が点在しています。
菊池高校の正門横にたたずむムクノキの巨木「将軍木」もその1つで、
今から約600年前の南北朝時代、征西将軍宮懐良親王が菊池氏を頼り、菊池に「征西府」を置かれたとき、親王がお手植えされた木と伝えられています。
この木は県指定天然記念物に指定されており、秋祭りにはの木を将軍宮の象徴と見立てて菊池の松囃子が奉納されています。
樹高16m、根周10m、枝張り24mあるこの木は、幹の裏半分が腐朽し空洞化していますが、夏になると青々生い茂る葉を揺らせ緑のトンネルを作ってくれています。小学生の頃は皆でよじ登って遊んでいたものでした。

事件は6/26(土)午後9時ごろ勃発しました。
私は、明日は休みということで、自室で寛ぎながらリュック・ベッソン監督の映画「ジャンヌ・ダルク」のDVDを鑑賞していました。

ミラ・ジョボヴィッチ扮するジャンヌ・ダルクが、落雷とともに神の啓示を受けるシーンと同時にドーン!と外から地響きがしたので「最近のサラウンドは臨場感あるな~」と感心しながらふと外を見ると、ハザードランプをつけたトラックから運転手さんが慌てた様子で降りてきて、何やら携帯で話しているところが目につきました。
怪訝に思い、雨のなか外へ出てみると前述の将軍木の枝がボッキリと折れ道路に横たわっているではありませんか
その後間もなく警察の現場検証が始まり、そこ2時間程前の通りが通行止めになって一時は騒然としていました。

次の日、現場へ行ってみると、枝を支えてあった鉄柱も引き抜かれて傾き、悲惨な姿に....


後日掲載されていた新聞記事には「離合の際に運転手がトラックの荷台に枝をひっかけた」と書いてありました。
600年の歴史がちょっとした不注意で痛々しい姿になってしまい残念ですが、まぁ木自体にはそう影響はないでしょうからホッとした次第です。
みなさんも運転時には人ばかりではなく周りにも十分気をつけましょうネ!