新型コロナ検査の評価の現状
PCR検査
☆ PCR検査に医療保険を適用した
*医療機関が民間の検査機関等に依頼を行うことが可能に
☆新型コロナウイルス感染症の診断での有用性
☆唾液を用いたPCR検査の導入
*鼻咽頭ぬぐい液&唾液で発症から9日以内
*両者で良好な一致率が認められる
抗原検査について
☆抗原検査のメリット
*30分程度で結果が出る
*特別な検査機器や試薬を必要としない
*検体を搬送する必要がない
☆抗原検査とデメリット
*PCR検査と比較して検出に一定以上のウイルス量が必要
*感度がPCR検査よりも低く、感度の問題がある
☆抗原検査は、症状のある人に行う
☆抗原検査陰性の人には、念のためPCR検査を行う
抗体検査
☆国内で多くの抗体検査キットが研究用試薬とし流通
☆世界的には、多くの国で使用が認められている
*一定の評価がなされている
☆厚生労働省が実施した抗体保有調査(一般住民調査)
*一般住民約3,000名を性・年齢区分別に無作為抽出
*6月第一週に血液検査を実施した
*結果、各自治体における抗体保有率が判明した
日赤実施の新型コロナ抗体検査調査結果への疑問
新型コロナ抗体検査キットの信頼性
☆厚生労働省が実施した「抗体検査キットの性能評価」
*厚労省の依頼で、日赤が、保存する血液検体を用いて実施
*5社が販売する検査キットを用いて各々500検体を調べた
(関東・甲信越で採取した500検体をチェック)
厚労省が、抗体検査キットの治験結果を発表
☆都内500人分の3人、東北500人分の2人が陽性
☆検査の信頼度に問題があるとの結論
☆厚労省は、結果に対する評価は見送るとの結論
☆厚生省は、そう言い切れるのか
☆なぜ世界中で抗体検査が推し進められている?
☆厚生省指導の日赤の調査
*検査キットの性能評価の体をなしていない
*調査は「感度」と「特異度」を評価できていない
抗体検査キットの感度と特異度
☆感度とは、感染した人の検体で、どの程度が陽性になるかを示す
*感度が高ければ見落としがなくなる
☆特異度とは、感染してない人が、どの程度が陰性になるかを示す
*特異度が高ければ感染していない人を誤判定しない
☆臨床検査医学の検査の精度は感度と特異度で示される
今回の日赤の検査キットの検討
☆最大の問題は、感度を検討していない
*感染の有無不明の保存検体
*多数測定しても感度は評価できない
*なぜ、臨床検査医学の基本を逸脱したのか理解に苦しむ
☆特異度については
*ある程度まとまったデータが出ている
*5社のうち2社のキットを用いて、500検体をチェックした
*特異度は99.8%、99.6%で、偽陽性はほとんどない
開発途上の抗体検査
☆理想は、感度も特異度も高い検査だが、それは難しい
*感度を上げると偽陽性が多くなる
*逆の場合は見落としが増え、感度が下がる
*臨床現場ではバランスを取ることが求められる
☆検査の有用性は、何を目的に検査するのかで変わる
☆厚労省の結果はこの点に問題点がある
*日本での抗体検査キットは、特異度はまずまず
*感度は十分な情報がない
☆新型コロナウイルスの抗体検査は、まだ開発途上
*米国でも、このことは問題となっている
*それでも世界中で抗体検査が推し進められている
*英国や韓国でも同様
☆各国は抗体検査に何故こだわる?
*感染者数を推定するには抗体検査に頼るしかないから
*感染しても無症状や軽症の人が多い新型コロナウイルス
*抗体検査は重要といえる
☆PCR検査では、感染者数の推計は過小評価になる可能性がある
米国で住民3330人対象に検査を実施
☆抗体検査で、50人が陽性と判明
*地域の人口は約194万人だから、抗体保有率は1.5%
☆PCR検査で確認された感染者数は956人
*人口に占める割合は0.049%
*1.5%の住民が抗体を有してた
*感染者の30分の1しか診断されていなかった
*多くの感染者が見逃されていた
母集団の差を反映
☆日本の6グループの調査結果の抗体保有率
*千駄ケ谷インターナショナルクリニック8%
*日赤が実施した東北6県の0.4%
☆抗体保有率について国ごと、地域ごとに大きな差がある
*日本・中国などアジア諸国で低く、欧州は高い
*米国では、ニューヨーク州が12.3~27.0%と高い
*カリフォルニア州は1.5%と低い
☆新型コロナウイルスの感染拡大
*ウイルス要因、環境要因、宿主要因が関係する
*抗体保有率を比較する場合
*この三つの要因を考慮しなければならない
*抗体検査は母集団の差を反映する
☆日本で抗体保有率に大きな違いの要因
*母集団の差を反映している可能性が高い
☆日赤の血液のドナー
*新型コロナウイルスの感染リスクが最も低い人
*日本全体の実際の感染者はもっと多いかもしれない
☆一般クリニックであり、受診者の年齢は若い
*平均年齢は約30歳で持病持ちは少ない
*抗体検査を希望した人たちでもある
*8%という値が出たことも納得できる
コミュニティーごとのリスク推計を
☆抗体保有率は受診者が属するコミュニティーにより異なる
*「夜の街で働く人を調べたら20%だった」
*「医療機関・介護施設の従事者を調べたら5%を超え」の声も
☆日本ではあまり議論されてないが、ホームレス対策も重要
☆厚労省のクラスター研究班
*「スーパースプレッダー」の存在を重視した
*「キャリアー」は必ずしも「スーパースプレッダー」とは限らない
☆アルバイトで勤務する医師が病院間の「キャリアー」になるケースも
*複数の病院で勤務する非常勤医師、「キャリアー」になりやすい
*時に彼らは無自覚に周囲に感染させている
(敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『時事ドットコム』、WIKIPEDIA
日赤実施の新型コロナ抗体検査調査結果への疑問
(『時事ドットコム』、ネットより画像引用)
PCR検査
☆ PCR検査に医療保険を適用した
*医療機関が民間の検査機関等に依頼を行うことが可能に
☆新型コロナウイルス感染症の診断での有用性
☆唾液を用いたPCR検査の導入
*鼻咽頭ぬぐい液&唾液で発症から9日以内
*両者で良好な一致率が認められる
抗原検査について
☆抗原検査のメリット
*30分程度で結果が出る
*特別な検査機器や試薬を必要としない
*検体を搬送する必要がない
☆抗原検査とデメリット
*PCR検査と比較して検出に一定以上のウイルス量が必要
*感度がPCR検査よりも低く、感度の問題がある
☆抗原検査は、症状のある人に行う
☆抗原検査陰性の人には、念のためPCR検査を行う
抗体検査
☆国内で多くの抗体検査キットが研究用試薬とし流通
☆世界的には、多くの国で使用が認められている
*一定の評価がなされている
☆厚生労働省が実施した抗体保有調査(一般住民調査)
*一般住民約3,000名を性・年齢区分別に無作為抽出
*6月第一週に血液検査を実施した
*結果、各自治体における抗体保有率が判明した
日赤実施の新型コロナ抗体検査調査結果への疑問
新型コロナ抗体検査キットの信頼性
☆厚生労働省が実施した「抗体検査キットの性能評価」
*厚労省の依頼で、日赤が、保存する血液検体を用いて実施
*5社が販売する検査キットを用いて各々500検体を調べた
(関東・甲信越で採取した500検体をチェック)
厚労省が、抗体検査キットの治験結果を発表
☆都内500人分の3人、東北500人分の2人が陽性
☆検査の信頼度に問題があるとの結論
☆厚労省は、結果に対する評価は見送るとの結論
☆厚生省は、そう言い切れるのか
☆なぜ世界中で抗体検査が推し進められている?
☆厚生省指導の日赤の調査
*検査キットの性能評価の体をなしていない
*調査は「感度」と「特異度」を評価できていない
抗体検査キットの感度と特異度
☆感度とは、感染した人の検体で、どの程度が陽性になるかを示す
*感度が高ければ見落としがなくなる
☆特異度とは、感染してない人が、どの程度が陰性になるかを示す
*特異度が高ければ感染していない人を誤判定しない
☆臨床検査医学の検査の精度は感度と特異度で示される
今回の日赤の検査キットの検討
☆最大の問題は、感度を検討していない
*感染の有無不明の保存検体
*多数測定しても感度は評価できない
*なぜ、臨床検査医学の基本を逸脱したのか理解に苦しむ
☆特異度については
*ある程度まとまったデータが出ている
*5社のうち2社のキットを用いて、500検体をチェックした
*特異度は99.8%、99.6%で、偽陽性はほとんどない
開発途上の抗体検査
☆理想は、感度も特異度も高い検査だが、それは難しい
*感度を上げると偽陽性が多くなる
*逆の場合は見落としが増え、感度が下がる
*臨床現場ではバランスを取ることが求められる
☆検査の有用性は、何を目的に検査するのかで変わる
☆厚労省の結果はこの点に問題点がある
*日本での抗体検査キットは、特異度はまずまず
*感度は十分な情報がない
☆新型コロナウイルスの抗体検査は、まだ開発途上
*米国でも、このことは問題となっている
*それでも世界中で抗体検査が推し進められている
*英国や韓国でも同様
☆各国は抗体検査に何故こだわる?
*感染者数を推定するには抗体検査に頼るしかないから
*感染しても無症状や軽症の人が多い新型コロナウイルス
*抗体検査は重要といえる
☆PCR検査では、感染者数の推計は過小評価になる可能性がある
米国で住民3330人対象に検査を実施
☆抗体検査で、50人が陽性と判明
*地域の人口は約194万人だから、抗体保有率は1.5%
☆PCR検査で確認された感染者数は956人
*人口に占める割合は0.049%
*1.5%の住民が抗体を有してた
*感染者の30分の1しか診断されていなかった
*多くの感染者が見逃されていた
母集団の差を反映
☆日本の6グループの調査結果の抗体保有率
*千駄ケ谷インターナショナルクリニック8%
*日赤が実施した東北6県の0.4%
☆抗体保有率について国ごと、地域ごとに大きな差がある
*日本・中国などアジア諸国で低く、欧州は高い
*米国では、ニューヨーク州が12.3~27.0%と高い
*カリフォルニア州は1.5%と低い
☆新型コロナウイルスの感染拡大
*ウイルス要因、環境要因、宿主要因が関係する
*抗体保有率を比較する場合
*この三つの要因を考慮しなければならない
*抗体検査は母集団の差を反映する
☆日本で抗体保有率に大きな違いの要因
*母集団の差を反映している可能性が高い
☆日赤の血液のドナー
*新型コロナウイルスの感染リスクが最も低い人
*日本全体の実際の感染者はもっと多いかもしれない
☆一般クリニックであり、受診者の年齢は若い
*平均年齢は約30歳で持病持ちは少ない
*抗体検査を希望した人たちでもある
*8%という値が出たことも納得できる
コミュニティーごとのリスク推計を
☆抗体保有率は受診者が属するコミュニティーにより異なる
*「夜の街で働く人を調べたら20%だった」
*「医療機関・介護施設の従事者を調べたら5%を超え」の声も
☆日本ではあまり議論されてないが、ホームレス対策も重要
☆厚労省のクラスター研究班
*「スーパースプレッダー」の存在を重視した
*「キャリアー」は必ずしも「スーパースプレッダー」とは限らない
☆アルバイトで勤務する医師が病院間の「キャリアー」になるケースも
*複数の病院で勤務する非常勤医師、「キャリアー」になりやすい
*時に彼らは無自覚に周囲に感染させている
(敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『時事ドットコム』、WIKIPEDIA
日赤実施の新型コロナ抗体検査調査結果への疑問
(『時事ドットコム』、ネットより画像引用)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます