🌸若年性認知症になった母とぼく
☆私は、中学校が終わると毎日、自宅の電話を鳴らしました
*「もしもし」と電話に出る母親
*「もしもし」と電話に出る母親
*その時母が、病気の前の母に戻ったように感じたから
☆母の認知症は、40代で発症した
*息子の私すら忘れてしまい、腹が立ち突き飛ばしたこともある
☆その罪悪感が私の生き方を変えた
☆母の認知症は、40代で発症した
*息子の私すら忘れてしまい、腹が立ち突き飛ばしたこともある
☆その罪悪感が私の生き方を変えた
⛳小学5年生 感じた母の異変
☆自慢の母親で、陸上の元国体選手、優しくよく笑う明るい性格
☆母に異変を感じたのは、小学5年生のとき
*一緒にショッピングセンターを訪れたとき
*いくら捜しても、母見つからないので困って家に電話する
*母はすでに帰っていってしまった
*母は、私を連れてきたことを忘れて帰ってしまったようだ
☆その後、母は「若年性アルツハイマー病」と診断された
⛳中学生時代は、「徘徊」 する母を連れて帰る日々
☆中学生になると母の状態は、はいかいすることが増えた
☆水産会社を経営していた父は夜遅くまで帰ってこない
☆姉は結婚して家を出て、兄も県外の大学に進学
☆父が帰るまでの母のケアは私がひとりで担う
☆学校から帰ると、帰ってこない母を捜して連れて帰るのが日課
*母の手を引いて帰る途中に見た夕焼けの空
*切ない気持ちになった今でも忘れられない光景
☆家を引っ越したが、母は引っ越した家に慣れず
*トイレの位置を覚えられません
*ごみ箱に袋をセットして排せつすることもあった
⛳ぼくのことを忘れた母への怒り
☆学校では、母のことがばれないように必死でした
*自分だけこんなつらい目にあうんだろうと同級生たちを妬みました
☆父に打ち明けても、負担をかけてしまうと思い何も言えませんでした
☆一番ショックだったのは、母が私のことを忘れてしまったこと
*当時は、子どもの顔を忘れてしまう母親が悪いとしか思えなかった
⛳電話越しに会えた“以前の母親”
☆母が以前に戻ったと感じることがあった
*ある日、自宅に2人でいた時に鳴った電話
*母はわれに返ったように「もしもし」と受話器をとる
☆その姿を見たとき
*「私のことを覚えていたお母さんに戻った」と感じた
☆それからは、学校が終わると毎日のように私は、家の電話を鳴らした
*受話器を取る一瞬だけでも、「もしもし」が聞きたくて
⛳高校3年生 母との別れ
☆高校1年のときに母は精神科病院に入院し、介護は終わる
*お見舞いには家族と一緒に行きましたが、次第に足が遠のく
*弱っていく母を見たくなかった
*私が誰かわかってもらえないのがつらかったから
☆高校3年の時、県外の大学に行くので、ひとりで会いに行った
*車椅子に乗った母に話しかけた
*「遠くに行っちゃうよ、もう会えないかもしれないよ」
*母は、何もわからない様子でした
*母の肩を抱くと涙があふれてきた
*それからしばらくして、母は亡くなった
⛳消えなかった罪悪感
☆20代の半ばから
*夜寝ていると、母を突き飛ばした場面思い出して目を覚ます
☆母に対する思いは、自分の中で消化できていると思っていた
*しかし、罪悪感がずっと消えなかった
⛳母に許してもらいたくて、介護の道に
☆始めたのが介護施設でのボランティアで、教会にも通いました
*「母に許してもらって少しでも楽になりたい」
*そんな気持ちが少なからずあったといいます
☆自分と同じように家族で介護をする人たちを支えたいと思うようになる
☆現在は、居宅介護支援事業所で、ケアマネージャーを務めている
☆今の仕事について、“母親に与えられた使命”ではないかと感じる
⛳ピアサポートでつながる仲間の必要性
☆ウェブサイト「若年性認知症 」
*若年性認知症の親を持つ子ども世代に向けての情報発信している
☆介護者は、自身の経験を話し合う場が大切だと思う
*ピアサポートという形で同じ境遇の仲間同士で話す場が必要
*『うちはあそこまで行ったよ』と自分の経験を話すことで
*『それわかる、わかる』と参加者の間で共感が高まります
☆今はまだ話したくないという人も
*いつでも参加できる体制をつくっていければと、私は考えている
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
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⛳出典、NHK「おうちで学ぼう」
若年性認知症になった母とぼく
(NHK「おうちで学ぼう」記事他より画像引用)
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