その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

入院日記31-7

2009-06-28 17:01:32 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第7話(6/27)
-注腸伝授編-


「注腸」とは、飲み薬でもある「ペンタサ」を溶かした液体を、肛門から大腸に直接入れて、粘膜に直接塗り込む治療だ。


【道具】

ペンタサ注腸
プロパデルムクリーム
テルモシリンジ
JMS吸引カテーテル
キシロカインゼリー
100mlの容器
大きなマグカップ
熱湯
ティッシュ
付属のごみ袋

【準備】

まずペンタサ注腸容器を静止して薬を沈殿させる。薬剤の上澄み液(不要な生理食塩水)約50mlを捨てる。

100mlの容器に薬剤を移し、そこにプロパデルムクリームという軟膏?を入れてよく混ぜる。これで大腸に入れる薬が完成。

大きなマグカップにお湯を入れて容器を浮かべる。薬剤を人肌まで温めるのだ。冷たい薬剤を大腸に入れたら、一発で昇天することは想像に難くない。

テルモシリンジという、いわゆる注射器にカテーテル(チューブ)を繋ぎ、人肌に温まった薬剤を吸う。

準備完了。


【注腸】

チューブの先に、キシロカインゼリーという、滑りを良くするためのいわゆるヌルヌルローションを塗り、肛門から約10cm程まで差し込む。

そして、注射器でゆっくりと大腸に薬剤を流し込む。

入るのは50ml程度だが、特に温めが足りなかった時は、苦しかったりする。

薬剤が入ったら、ひたすら寝返りをうって薬剤を大腸の粘膜に塗り付ける。

大腸に液体が入ることで一時的に下痢状態になるなるから辛い。そこを我慢してゴロンゴロン。

大腸の中で液体が動くのが実に苦しい。とっさに排便したくなる衝動も襲いかかる。それでも最低30分は耐えなければならない。

逆に30分耐えると、水分が多少なりとも吸収されるのか、大腸の苦しみが引いてくる。それでも起きて何かすれば突然便意に襲われるので、極力は横になっているのが好ましい。


【片付け】

注射器と100mlの容器は使い回しが利くので、大腸に入れた薬剤が落ち着いたら、洗うわなければならない。時間が経ちすぎると汚れが落ちなくなるので厄介だ。

ペンタサ注腸の元の容器やチューブ、ティッシュやら何やらは付属のごみ袋にまとめて、トイレに設置してある「汚物入れ」のごみ箱にすてる。

これにて注腸終了。

準備から片付けまで1時間は取られてしまう。粘膜への直接だから効果は高いと思うが、僕は大っ嫌いだ。


【つづく】
*またおバカな日記に戻りま~す。

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