その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

潰瘍性大腸炎ってどんな?

2008-03-12 21:27:04 | 潰瘍性大腸炎-入院日記3-
【前回のつづき(2話目)】

で、たぁちゃんの体を蝕む潰瘍性大腸炎ってどんな病気なのか?

何かしらの文献を調べて書いたものではなく、僕の頭の中に入っている記憶を頼りに書いているので、間違えている箇所もあるかもしれない。

とりあえず書いてみる。


●原因不明

食生活の欧風化によるもの、細菌によるもの、ストレスによるもの、などいろいろ説があるが、これといった原因は解明されていない。

よって、必然的に特効薬なんていうのもないわけだ。

●難病

不治の病。完治はしない。再燃と緩和を繰り返す。

●症状

大腸、特に直腸やS状結腸といった肛門に近い方で炎症を起こし出血もする。

よって、排便そのものが下痢、水下痢になりやすく、下血もする。腹痛も伴う。残便感を感じることもある。

●治療

一般的には、内科的治療をとる。ステロイド剤や、ペンタサの服用。場合によってはペンタサ注腸等。

外科的治療として、大腸を取って、小腸から直腸に繋げる手術もある。


んなところだろうか、僕の知識は。大分昔の記憶なので、間違えているかもしれないが。

で、肝心なたぁちゃんの病状を書かないわけにはいかない。


【たぁちゃんの病状(入院直前編)】

・排便は下痢、ほぼ水下痢のみ。
・ほとんどに出血を確認できる。(トイレが真っ赤になる)
・粘液と血だけの排便もある。
・排便時激しい腹痛が襲う。
・1日の排便回数は10回以上。昼夜問わずなので、まとまった睡眠は全くできない。
・残便感がある。(腹痛がひかないことも・立ちくらみがする。
多い)
・水分(温かい飲み物でさえ)を採ると、すかさず腹痛、トイレに行く羽目になる。
過度に体を動かすと状態が悪化する。


んなところだろうか。
これを普段の生活に当てはめてみると…


【たぁちゃんの1日(入院直前編)】

まとまった睡眠が取れず、なんとなくめまいを感じて起きる。まず血混じりの排便を確認。その下血の量で、その日のテンションが決まる。
食事をするが、水分は採らない。薬を飲む時で十分だからだ。
朝は薬の量が多いから必然的に水分の量も増える。そして、飲んだ直後、激しい腹痛に襲われ、水下痢をする。この腹痛が治らず遅刻を覚悟したことも何回かある。

家をでる前に、不安ならトイレに行く。原付に乗り10分ちょっと、そこから駅まで早歩き5分。待ち時間等を含め、電車で25分程度。そこから徒歩5分で職場。
余裕を持って出勤すればいいのだが、朝の理不尽な腹痛でいつもギリギリになる。よって、家から職場までにトイレにいかなければならない状態は極力避けたい。

で、たぁちゃんの仕事は、こともあろうにパチンコホールのスタッフ、しかも遅番。体を使う仕事だ。そして、好き勝手にはトイレいけない。
これは、体の方が気を使ってくれるらしく、理不尽な痛み方はしない。その代わりあとでそのしわ寄せが必ず、必ず襲いかかる。

だから、ホールのタイミングを見計らってうまくトイレに行く時間を作る。トイレで抜け出してばかりというのは気が引けるので、こっそりダッシュで行くことも多い。

食事休憩1時間。体を使う仕事だから喉も乾く。が、体の望むように飲めば、間違いなく後悔する。休憩中に何度もトイレにいくならいいが、ホールに戻ってからの怒涛の腹痛劇なんて地獄である。
だから、極力飲まないし、飲むのは温かいお茶だけだ。

あと15分休憩がある、いわゆる一服休憩だ。パチンコホールは閉店間際が忙しい。体力も一番使うし、汗もかく。そのための水分補給もこの時間にしなければならない。が、僕の体には蓄えておくことができないので、飲まない。
だから、閉店間際の僕は、脱水症状の方も戦わなければならなかった。

仕事が終わると、気を利かせてくれていた体の緊張が抜け、激しい腹痛と激しい水下痢が襲いかかる。
飲んでないのに水下痢。体の水分が足りなくなっているのが、異常なほどの口の渇きでわかる。飲みたい。でも…

特に電車が怖い。帰りは終電間際の電車になるので、途中下車は極力避けたいし、単純に乗車中に腹痛に襲われるのも恐怖だ。

駅でトイレに寄るか寄らないか、原付置き場までにあるコンビニでトイレを借りるか借りないか、毎晩お腹と相談して帰る。

帰宅後、1日ほとんど飲めなかった水分をとる。腹痛、トイレ。飲む、腹痛、トイレを繰り返す。そして、眠れぬ睡眠をとる。

と、毎日こんな生活をおくっていた。

この所々に、トラブルが発生する事は珍しくない。トラブルというのは、トイレに間に合わず漏らすということだ。

大概が水下痢で、激しい腹痛から排便までの猶予が、まず1分たりともない。10秒程度しかないこともある。だから歩けないほどの腹痛でも低空姿勢でトイレに駆け込む。

途中で漏れ出すと、全く抑えが効かないのが水下痢の厄介なところで、こうなると、後片付けの過酷さは想像を絶する極みである。

先にも書いたが、ちょっと調子良かったりすると、必ずあとでしわ寄せがやってくる。だから、1日たりとも平穏な日々など無かったのである。


次回は、入院にいたるまでを書きたいと思う。興味があれば是非一読お願いします。


【つづく】

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