旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

星撮に使ってみます~ソフトフィルター・プロソフトンクリア

2021-06-17 19:12:30 | ライカはローリングストーン



このたび、星撮用の新戦力として購入したのが、ケンコーのソフトフィルター・
プロソフトンクリア 82mmです。

私の場合星を撮影すると言っても、風景写真の延長というか、変化球を投げる程度な撮影でして、
あくまで主役は山や湖などで、星はそれにいろどりを添えるくらいの位置づけです。なので、
暗闇で山などの被写体をより鮮明に浮かび上がらせるために「長回し」を好んで選び写すことが
必然多くなり、星の軌跡が残るような作品が最終的に残ることとなります。星を高感度撮影し、
静止させ写すのは、長回しする構図が決まるまでの「試写」で終わることがほとんどでした。

デジタル撮影すると、星の明るさが一律で写ることで星座が目立たなくなるとのことです。
肉眼ではっきりわかる星座が写真ではあいまいになることは、高感度で写す星撮写真がもうひとつ
面白い作品とならないひとつの要因みたいなんですね。それで、わざと星をにじませ写すことで
明るい星を目立たせ、星座を際立たせられる機材に「ソフトフィルター」を使う手段があることは
知っていましたが、そうすることで私がメインとする風景までぼやけてしまっては元も子もなく、
私にはその手のフィルターは使えないなと思っていたところ、ケンコーから星をにじませる効果を
グッと控えめにしたプロソフトンクリアという製品が出ていると知り、今回試しに買ってみたのです。


        

従来のプロソフトンと比べると、約半分のソフト効果だそうです。ソフト効果が弱まることで
風景に影響が出なくなった分、星座を際立たせる性能も当然弱まっているわけで、どっちもつかずで
中途半端な製品になっていないかがちょっと気がかりです。このあたりは、実写して自分で試してみる
しかないですね。もしお気に召せば、77mm版も追加購入したいところです。

カメラを同時に二台使える条件がそろった場所なら、一台を長回しする間に、もう一台には
このフィルターを装着、たくさんシャッターを切ることで、長回しすることで生じる退屈な
待ち時間がなくなり、より充実した夜間撮影を楽しめることでしょう。そううまくいくかどうか…

タイミングを計ったわけではなくて、たまたまこのブログ表紙写真の6月後半分が、同じ構図で
高感度で星を静止させて写したのと、低感度で長時間露光させた作品が並んで掲載されており、
作例が小さいのでわかりづらいでしょうけど、合わせてご覧いただければ、この記事の記載内容が
もっと具体的になるかと思います。


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