【快晴の星空の十勝連峰~美瑛町白金模範牧場にて/2018.11.04撮影】
何度かこの欄でも述べているとおり、旅先に着いたその日、あるいは翌日にいきなり晴天で
撮影条件がそろっているのは、実は逆にけっこうきつい。それは、長旅明けで体調が整わず、
現地の気候にこちらの体が馴染んでいなかったり、ロケーションがわからず、撮影場所を
特定できなくて、せっかくの好条件を活かしきれないことが多々あるからだ。
この時もそうだった。安定した晴天になりそうなのはわかっていても、到着が深夜ではどうしようもなく、
しかも翌日は天気が徐々に下り坂なのも知っていたので、長距離移動で疲れきった体にむちを入れて、
せめて星撮でもと無理やり出かけた感じであった。
結果、滞在中これ以上安定して晴れ渡った夜はこの日以外なかったのだから、この判断は
間違いではなかったと信じたいが、旅全体を通しての体調管理などを考慮すると、できたら出端は
無理せず、どっしり構えて撮影に望める環境を保ちたいものだ。
上の写真が広角ズーム、下が標準ズームレンズを使ってバルブ撮影したもの。放射冷却で冷え込み、
寒さに慣れていない体が芯から冷えてしまったけれど、長時間美しい星空を眺め続けられたことには
満足している。