旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

初孫“魔斬”と十四代

2012-05-15 20:21:13 | 素晴らしき紅マグロの世界




前回の旅、東北の桜はほぼ終焉だったので、完全にスルーして北海道の旅に切り替えることも
検討しました。しかし、「もう一度『しばらく』に行きたい!」という私の食い意地が勝り、かなり
窮屈なスケジュールで、函館からとんぼ返りすることとなりました。

ところが、やはり行程にやや無理があり、乗り継ぐ列車の待ち時間がほとんどない「ドンピシャ」で
遊びがなく、途中下車する余裕がありません。青森のお酒もいいし、前回お気に召した『鳥海山』も
もう一度買いたかったけど、むなしく景色が、お店が、窓の外に流れていくだけでした…

最後の望みが酒田。駅近くに酒屋さんがあるのを知っていたので、ここを最後の砦としたのですが、
このお店、意外に品ぞろえがなくてねえ。『鯉川』の小瓶がお目当てだったんだけど…

で、結局買ったのがこのお酒、地元酒田の『初孫・魔斬・生酛純米本辛口』です。税込1244円でした。
「初孫」名前は何度か耳にしたことあるけど、飲むのは初めてなんです。


さて、函館で「江戸松」さんというおいしいお寿司屋さんで飲み食いし、ここでの詳細はまた別の機会に
紹介するとして、ここで口にした『十四代』ってお酒の話だけ、先にしておきましょう。

お恥ずかしながら、私は初めて聞く名前だったのですが、『十四代』ってかなりのビックネームみたいですね、
この世界では。「帰ってからネットで調べたら大抵のことはわかるやろう」と高をくくっていたんですが、
出てくるのが、「定価販売はほぼされておらず、プレミア価格で高値」みたいな記事ばかりでねえ、
まいりました。山形県村山市・高木酒造が製造元みたいだけど、店頭販売しているところってないのかしら?

私がいただいたのは「中取り・純米吟醸」1合1100円でした。「この値段で出してる店はないよ」と
御主人が言っていたけど、確かに、定価からかけ離れた、かなりのプレミア価格で出回っているみたいですなあ。
さらに上のランクに1合3300円てのもお店にあって、さすがにこれは私とは別の世界の方向けやね。

なぜこだわるかっていうと、「うまかった」からです。濃厚、芳醇かつ、なめらかでくせのないお味。
一口飲んで「あっ、これ『しばらく』でいただく、品評会仕様だな」と思いました。こんなのが
一般向けに出回っているんだとしたら手に入れたくなるよねえ。ただし、適正価格でないとね。
尾ヒレの付いた値段で買うのってしゃくにさわる。


さすがに土井商店でも扱ってないようだけど、今度行った時に、探りを入れてみよう。



   


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