10月31日(土) 曇りのち晴れ
満月(一か月のうちに二度目の満月=ブルームーンだそうな)と晴れの予報が重なり、
うまく撮影できればと願った。
まずはその朝、雲が切れそうなので一応念のため出かけてみるも、やはり山はほとんど見えず、
ほんの少し焼けただけにとどまり、まあでもこれはウォーミングアップだ。
お昼を過ぎて青空の面積が大きくなるのを見計らって再び出かけると、やがて山の
雲もとれはじめ、何か所かで撮影できた。付近のカラマツの黄葉はまだ五分程度の
色づきで、緑色の部分も混ざってはいたが、どうにか斜光でごまかして…といった感じだ。
しかし肝心の夕方になると再び山上のガスが増え、山はまた隠れてしまった。
月もなかなか昇ってこないのであきらめて店をたたんだ。
月は大雪山のかなり左手から昇ったようだし、出るタイミングも遅すぎたので、
気象の条件が良かったとしても、あまりいい結果を得られなかったみたいだ。
11月1日(日) 曇り
真夜中目が覚めた時には晴れ渡り煌々と月明かりであったが、夜間撮影に出かける気力はなく、
もう一度寝袋に潜り込んだ。
次に目が覚めたのは未明で、今度は暖かい寝袋から抜け出て、どうにか出かけることに成功した。
現地到着時はまだ山は見えていて、薄明るくなった東の空と月明かりを利用して
撮影を試みた。しかしすぐに雲が多くなり、やがて山はほとんど見えなくなってしまった。
天気予報は悪いほうへどんどん変わり、朝には曇りの予報になっていて晴れマークはなくなり、
その通り、その後は薄雲が空を覆い、青空はほとんど見えなくなった。風も強まったので、
体感的にはとても寒い一日だった。