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旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

旅にしあれば(2018.12-2)~九州秋編⑥

2018-12-31 23:59:59 | 旅にしあれば

   

                                【肥前ヶ城斜面の紅葉《横》~九重連山・扇ヶ鼻にて/2017.11.03撮影】

               

                                              【肥前ヶ城斜面の紅葉《縦》/2017.11.03撮影】

この日はやや不安定な天候で昼過ぎまで雲が多く、昼食を食べてからも、まだ行動すべきか
どうかを阿蘇一の宮で迷っていた。苦渋の決断をして、撃沈覚悟で牧ノ戸峠までたどり着くと
雲が切れ、青空の面積が多くなり、これは案ずるより産むが易しだなと登り始めたもつかの間、
すぐさま雲が多くなってしまった。

一応前向きな判断の結果がこれだから、よくぞ重い腰を上げたと、自分をほめてあげるしかない。
満月に近い丸い月の写真を狙っての登山であったが、これはもうまず望めそうになかった。
あと写真が写せそうな場所で頭に浮かんだのは、この前と同じく、扇ヶ鼻東端から見下ろした
肥前ヶ城斜面の紅葉の光景だけだった。

祝日でそこそこの天気となり、多くの登山者でにぎわったであろう人気ルートも、さすがに夕方
近くなりどんどん人影は少なくなっていった。扇ヶ鼻に着いた頃には薄い雲が上空を覆いつくし、
再びの日差しはかなり難しいように思えた。でもせっかくだからとダメ元で撮影のセッティング
だけはしておいて、休憩を兼ねて行動食を食べながら、しばらくたたずんでいた。

するとまあ、こんなうれしい誤算もたまにはあるのだ。雲の切れ目から差した鈍い日差しが
徐々に威力を増し、ほどなくして強い斜光となった。この間わずか10~15分程度であったか。
それでも、ワンチャンスとしては長い時間を与えられたほうであろう。

肥前ヶ城の紅葉は、前回よりも傷みが進みややピークは過ぎていたようだが、全般赤味を
より強く帯びて、撮影結果はこちらに軍配が上がるか。なお、赤く色付いているほとんどが、
ドウダンツツジの葉っぱのようだ。

このあとはさらに雲の厚みが増して、さすがに月出の写真はまず不可能だと清くあきらめ、
帰路に着いた。



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