【水の路・桜の道~新発田市加治川治水公園にて/2016.04.13 撮影】
【八重ちゃんと桜~会津若松市石部桜/2016.04.14 撮影】
あまり期待せずに訪れた加治川治水公園であったが、よく手入れされた桜が想像以上にたくさん
植えられていて、いい意味で予想を裏切られた桜の名所のひとつである。事前準備を綿密に
行うわけではない私は、出たとこ勝負というか、実際に行ってみて、自分の目で良し悪しを
判断するのが基本だ(その分、当たり外れも大きいし、失敗も数々あれど、きちんと下調べしなかった
自分が悪いのだから致し方ない)。加えてそこで地元の方とのふれあいがあったりすると、
個人的な評価、思い入れはますます高まるのである(ここでは、カメラ店主と幼稚園の先生方に
親切丁寧に地域のお勧めの飲食店などをレクしていただいたこともあり、新発田市に対する
私の印象は非常に好感度が高い)。ナビがまったく反応しないので、途中道を尋ねるなどし、苦労して
たどり着いた甲斐があったというものだ。
しかし写真撮影的には難儀して、この見事な桜群を一体どうしたらうまく表現できるのだろうかと
悪戦苦闘している。水のほとんどない水路から見上げた桜並木の写真が、この日の私の
精一杯の作品である。これは午前中の撮影で、午後になると飯豊連峰が逆光でなくなり、
また別の構図なりで写真が撮れそうなのだが予報は下り坂。ピークをやや過ぎて
はちきれんばかりに咲き誇っている桜は、おそらくその雨でかなり散ってしまうだろう。
この日の午前中が見頃としては最後だったと思われ、桜の撮影は時間との戦いでもあるのだ。
予報が悪く実際朝から雨だったので、写真の整理(データの移し替え)などをしながら
ゴロゴロしていたらしばらくして雨が降り止んで、それならばと、有名な(私はよく知らなかったが)
石部桜でも見に行ってみるかと重い腰を上げた。
大河ドラマ「八重の桜」のオープニングにも使われていたというこのエドヒガンザクラの巨木。
私はドラマをまったく見ていないのでその種の感動はなかったが、田園風景の中にポツンと
(というか、ドカン!と)たたずむ姿はなかなか雄大だ。
朝早かったのと天気があまり良くないためか人はほとんどおらず、どこかのテレビ局が
撮影のスタンバイをあれこれやっているほかはひと気も少なく、私はどっしり巨木と対峙し
マイペースで写真撮影を試みた。
ふと気がつくと、通学途中の女学生が木の横を通り過ぎて行くのが目に入った。彼女にとっては
桜が咲いていようがいまいが、この田んぼのあぜ道がいつもの通学路で、けっして特別でなく
日常なのだろう。しかしながら私には明らかにシャッターチャンス、あわててカメラをセットして
シャッターを切って、わずがに一枚だけ写せたのがこの写真だ。
言い訳がましいが構図どころでなかったので、オリジナルは背景に電線の鉄塔まで写り込んでいて、
掲載の写真は10%くらいトリミングして排除している。
裏庭に咲いていたエビネランを活け花にしたもの。
ベルフラワーがベルなりに咲いてます。
ピントが合っておらず見づらい写真ですが、カラーの花芯に身を埋めるハナムグリ。よほどお気に入りなのか、
数日前から長期滞在中。
雑草? おのればえした小さくてかわいい花。
夕方水やりしていて蚊に喰われました。末日とはいえ、4月中に刺されたのは初めてかもしれません。
毎年5月頃から跳び始めていたように思いますが、年々早まる傾向なのでしょうか。亜熱帯化が加速度を
増して進んでるんですかね。昨晩秋、カラー、シャガなどの鉢を入れ替えて水が溜まらないようにするなど、
蚊の発生を少なくする工夫をしてみたんですが、効果があまりなかったんだとしたらがっかりです。
でもまあ、もう少し様子を見てみましょう。さすがに100%発生を抑制することは、どのみち不可能ですからね。
義弟の奈良土産です。「奈良の八重桜」って銘柄のお酒で、「今西清兵衛商店」という会社の
商品です。
奈良女子大学が開発に協力した酒酵母を使用して製造されたようです。
その諸々のうんちくが語られたパンフが封入されていますが、とどのつまり味ですからね。
近日中にいただいて味わってみます。秋に美瑛の土井商店でたっぷり買い込んだ日本酒のストックが
底をつきかけているので、小瓶ながらこの援護射撃はありがたいです。