石破幹事長と自民沖縄県連、普天間移設で平行線(読売新聞) - goo ニュース
自民党の石破幹事長は１９日、沖縄県を訪問し、同党沖縄県連の翁長おなが政俊会長らと那覇市内のホテルで会談した。
米軍普天間飛行場（宜野湾市）の移設問題を巡り、石破氏は、名護市辺野古に移設する政府・与党の方針に理解を求めたが、県連側は参院選の地域版公約（ローカルマニフェスト）に「県外移設」を盛り込む姿勢を崩さなかった。
会談後、石破氏は記者団に「議論は非常に有意義だったが、結論をみるに至っていない」と述べ、引き続き協議する考えを明らかにした。
本当に困ったものですね。
元はと言えば、政権交代を目指す民主党が選挙で勝つ為に
「県外移設」「国外移設」とのいい加減な公約を決めたのが始まりでした。
自民党との違いを県民に見せて、選挙で勝つ為の刹那的公約。
無責任で、県民を愚弄した公約でした。
それも、鳩山の八方美人的で、その場を繕うだけの発言に
沖縄県民は振り回されました。
そして、今も振り回されています。
政治家は、『今、何を成すべきか？』
その事を第一に考えて、物事を考えるべきです。
そして決断すべきです。
3年前、県外移設を言って、どの都道府県が名乗りを上げましたか？
その場の感情で物言う感がする橋下氏が「大阪府で引き受けてもいい」
と言っていたことがありましたが、彼も今や辺野古移設派です。
現実を知って、辺野古移設に代わったのでしょうか。
もしかしたら大阪と言ったのは、無理だとわかっていての発言、
無責任発言だったかもわかりません。
では大阪以外でどの自治体が名乗りを上げましたか？
3年たっても、どこも具体的な地名を聞きません。
綺麗ごとを言っていても辺野古以外は見当たらないのです。
この3年、時間を無駄にしたと同時に普天間基地周辺の危険はずっと続いています。
そして、移設先が決まり、工事が完成してやっと普天間基地が無くなるのです。
あと何年普天間基地周辺の人達は危険と隣り合わせで暮らせばいいのでしょう。
政治家は自分の利益の為に働くべきではありません。
票の為に信念を曲げるべきではありません。
票の為に、市民や県民を危険にさらすべきではありません。
しかし自民党沖縄県連は沖縄県民である宜野湾市民を危険に晒しています。
そして、危険に晒し続ける事になる公約を変えようとしないのです。
普天間基地周辺で事故が起こってから騒いでも何にもなりません。
事故が起こって、政府を非難し、「米軍出ていけ」と騒いでも
事故に巻き込まれた住民は後遺症が残るかもわかりません。
もしかしたら、命を落とすかもわかりません。
沖縄で反対運動をしている活動家たちは、
住民の命より自分たちの要求を政府に飲ませる事を優先しているのです。
政府に勝つことを目的としているのです。
「米軍反対」と騒ぎ立てる事を目的としているのです。
恐ろしい事に、普天間第二小学校の児童を人間の盾にしているのです。
よく考えれば、何が間違っているのかわかる筈です。
そして、どうすればいいのかわかる筈です。
宜野湾市民の命を守る為に、どのような活動をすればいいのか
沖縄県連もわかっている筈です。
票が欲しくて従来の「県外移設」の公約を撤回しないのは
宜野湾市民の命を軽視しているからです。
宜野湾市民の命を犠牲にしても票が欲しいとは議員になる資格はありません。
ここで、自民党執行部が県連を説得しきれず、
本部は「辺野古移設」、沖縄県連は「県外移設」と
違う公約を掲げて選挙をするとどうなるでしょう。
自民党はあの民主党と同じで、県民の命より票を優先した事になるのです。
本当に沖縄県民の負担軽減を考えるのなら、
執行部に従わない議員は自民党を除名し選挙の時は公認取り消しをするべきです。
国会議員は西銘議員、島尻議員が、県会議員は具志議員も執行部の方針に従うようです。
地元宜野湾市選出の又吉議員の考えはどうなんでしょう。
市民の命を守る為、是非執行部の考えに従ってもらいたいですね。
今、沖縄には危機が迫っています。
3年前とは明らかに危機的状況になっています。
内輪もめしている場合ではありません。
郵政選挙では「刺客」やら「落下傘部隊」やら言われていましたが
尖閣を巡る国家的危機の状況の今、「刺客」など悠長な事を言っている場合ではありません。
今こそ、安倍首相は決断すべきです。
正義を貫くためには、決断すべきだと思います。
石破さんまで出て行って説得しても拒否するなら、仕方がありません。
さっさと、決断してください。
もうこれ以上の説得は時間の無駄です。
