活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

味な人たち  山岡國男さん(川魚・鰻販売)

2009-07-21 00:05:50 | 活字の海(新聞記事編)
2009年7月14日(火) 毎日新聞夕刊 3面 夕刊ワイド欄より 筆者:門上武司(食雑誌「あまから手帳」編集主幹) サブタイトル:顔の見える相手にだけ ※ 上記の写真は、大國屋のHPより。 もう、今から20年位前の頃。 当時住んでいた、西武新宿線は西武柳沢駅近くの町。 駅の傍に、一軒の鰻屋さんがあった。 超弩級の貧乏だった頃故、そこで食事をした記憶は残念ながら無い。 店頭からも、秘伝のたれ . . . 本文を読む
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日本実験棟「きぼう」完成 若田さんら組み立て

2009-07-20 00:00:31 | 活字の海(新聞記事編)
asahi.com 2009年7月19日15時0分 配信版より ※ このニュースの原文は、こちらで読めます。 ※ 画像は、上記ニュースより引用。 宇宙ステーションと聞いて、僕が真っ先に連想するものといえば…。 一つは、こちら。 2001年宇宙の旅。 この冒頭の原人のシーンから、宇宙ステーションに繋がるシーンの 流麗さときたら! 語られ尽くした感もあるが、いいものはいいのだ。 もう一 . . . 本文を読む
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FAKARAVA タヒチ夢環礁

2009-07-19 00:32:54 | 活字の海(読了編)
著者:館石昭  水中造形センター刊 価格:2800円(税別) 平成17年4月10日 初版刊行(入手版も同じ) 昨晩は、飲み過ぎた。 人の洪水に満ちた、なんばの夜。 目まぐるしく移り変わるネオンサイン。 あらゆる音がシャッフルされ、渦巻きとなって辺りを包む。 そこにあるものは、全てが人工のもの。 人が、生きる営みの結果として生み出してきた全てのもの。 それに包まれる感覚は、安心と逼塞の奇妙 . . . 本文を読む
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随時見学可

2009-07-18 00:00:02 | 活字の海(書評の書評編)
著者:大竹昭子 みすず書房刊 価格:2310円 評者:堀江敏幸 書評サブタイトル:十の短篇をつなぐ異界への通行手形 ※ この書評の原文は、こちらで読めます。 人は、自分の居場所というものを、どのように認識しているのだろうか? 職場で、家庭で、あるいは趣味の場で。 様々な”場”に、人は存在する。 そこで人は、その場に相応しい自分としての立ち振る舞いを、 意識して行う。 それ . . . 本文を読む
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旅・まち・発見 京都(下) 光悦寺と源光庵

2009-07-17 01:47:38 | 活字の海(新聞記事編)
2009年7月13日(月) 毎日新聞夕刊 7面 夕刊ワイド欄より 筆者:三角真理(毎日新聞記者) サブタイトル:静の時 四角い心 丸くする ※ この記事の原文は、こちらで読めます。 気持のいい、文章に出会った。 「普段、情報としての音ばかり聞き、       風景としての音を聞くことが少なくなりましたね」 記者が、京都は光悦寺の境内のベンチに腰掛けていたときに。 同行している、という . . . 本文を読む
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ハプスブルク一千年

2009-07-16 01:01:06 | 活字の海(読了編)
著者:中丸 明 新潮文庫刊 価格:620円   初版刊行:平成13年年7月1日(入手版も同じ)※ 古書 ハプスブルク家。 この名前を初めて知ったのは、何時の頃だったか。 その時期は、既に定かではない。 ただ。 日本の皇族とまではいかないまでも、中世から現代のトバ口まで、 ヨーロッパに君臨しつづけた名門の家系であることはまごうこと なき事実である。 では、彼の家が、なぜそれほど長期に渡っ . . . 本文を読む
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人は、ここまでのことを成し遂げることが出来るのか! ~黒四ダム紀行(後編)

2009-07-15 00:00:42 | 自然の海
くろよん建設に賭けた、様々な人の思いを胸の中で反芻しつつ、 屋外階段を更に下りる。 ダムが。 どんどんと、近づいてくる! (先ほどの写真と比べて、よりUPとなってきているのが判る  だろうか?) 先ほどのモニュメントを過ぎ、更に降りていく。 途中、トロリーバスのバス停に通じるレストハウスを経て、 (トロリーバスの下り口で階段を登らない方を選ぶと、  ここに出てくることになる) い . . . 本文を読む
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人は、ここまでのことを成し遂げることが出来るのか! ~黒四ダム紀行(中篇)

2009-07-14 00:02:29 | 自然の海
屋内展望台を抜けると、最後の階段が待っていた。 屋外展望台までは、もう後ほんの少し。 数年前に登った金比羅山に比べたら可愛いものさと、連れに 強がりを言いながら登り切る。 外は、生憎の雨。 けれど、小糠雨という程でもなく、少し大きめの粒がぱらり ぱらりと舞い降りてくる感じ。 少しくらいの雨ならば、傘を差さない主義の僕は、そのまま 足を展望台へと踏み出す。 「っ!」 思わず、声にならない声 . . . 本文を読む
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人は、ここまでのことを成し遂げることが出来るのか! ~黒四ダム紀行(前篇)

2009-07-13 03:06:19 | 自然の海
駅に、降り立った瞬間。 感じたものは、標高1500mになろうとする地点故の冷気だった。 時は7月だというのに、ここでは吐息が白い。 構内にあるトイレで手を洗うと、まるで氷水のようだ。 ここは、黒部ダム。 正確には、扇沢駅から関西電力の運営する電動のトロリーバスに 乗って、黒部ダム駅へと着いたところである。 バスは、約15分をかけて両駅を結んでいる。 その通行ルートはそのほぼ全行程がトンネ . . . 本文を読む
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バーバーハーバー

2009-07-12 00:26:08 | マンガの海(読了編)
作画:小池田マヤ 講談社モーニングコミックス刊(全7巻+別巻1) 先日、万博公園と太陽の塔に纏わる話を書いたら、どうしても触れたく なったのが、この作品。 僕の大好きなSF漫画である。 (この場合のSFとは、千里フィクションの略である)  ※ 千里 : 万博会場があった辺りの地名。         北摂よりの大阪人にとっては、とても馴染み深い         地名である。 主人公は、千 . . . 本文を読む
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