goo blog サービス終了のお知らせ 

江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

旧 公衆衛生院 港区指定文化財 見学

2020年01月19日 20時59分00秒 | タウンウォッチング
今日19日は 前日の雨模様と違い いいお天気。こういう日は 「散歩に出かけるお家のカエル」気分で出かけました。
 港区郷土歴史館。 旧 衛生院 の建物。港区の高輪にあり大変格調が高い。


ここは昭和13年1938年 米ロックフェラー財団の寄付で 関東大震災後の被災者救護施設や被災地域復興のため、傷病者の医療 防災 防疫 上下水道などインフラ整備のため、設立された 現代の保健所のヘッドクオーターだ。当然 当時の内務省管轄と思われるが、それを何故か敢えて隠しているような気がするが。
 これの設計者は 内田祥三東大建築科教授で、同氏は安田講堂なども設計している。非常に格調高い建物で 当時の内務省の権威が感じられる。この当時は日米関係は決定的に悪くなる前か。


正面玄関入り口ホール。当時の権威 迫力があるではないか。
 ここは関東大震災の復興目的から 戦争前建設され、戦時中も 公衆衛生業務ー保健所業務の研究 開発 普及の任務を負って、昭和20年の敗戦後の日本の公衆衛生業務の拡大発展につくしてきた。現在世界に誇れる日本の公衆衛生ー保健所業務を作り上げた。が、建物の老朽化もあり、平成14年その業務は和光市に移転され、この建物は港区に払い下げられたようだ。
 そこで港区は、港区郷土歴史館とコミュニティセンターと再開発したようだ。

 歴史博物館としては、場所柄環境はいいが、何ぶん後発で その他の博物館等には
まだまだ内容も及ばないが、知恵を絞っているようだ。今後を期待しよう。

 ちなみに隣には 東大病院が並んでいる。江戸時代はこの辺りは松平阿波守の
大きな屋敷跡であったようだ。