江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

カラバッジョ展 at 東京国立西洋美術館

2016年03月08日 17時05分36秒 | Weblog

週刊誌を眺めていたら、上野の西洋美術館でカラバッジョ展をやっているとかで、やけに褒めて、見る価値があるという。

それでは軽佻浮薄のオジサンは、火曜日ならそんなに混まないだろうと上野まで行きましたよ。9時30分開場とで、10分前に行きましたら、すでに50人ぐらい並んで待っていた。

絵画史におけるカラバッジョ及びその追随画家たちは、いわゆるエポックメイキングで、時代を大きく変更した功績があるらしい。次の時代のバロックに道を開いたとか。

そんなこと言われても、素人にはわからない。へーそうですか、だけが悲しいね。でも素人なりにも、絵画には迫力が感じられたように思う。

館内は例によって当然写真禁止。やむを得ず外部のポスターを。

ルネッサンスを超えた男  というキャッチコピーはどういう意味かな?すごい言葉だ。

個人的には 絵画の歴史を変えるような腕を持ちながら、一方で無頼の生活をし、殺人を犯し逃げ回り、復帰するため絵をかき苦闘しながら、38歳で夭折した波乱万丈の生き方が、興味を引くのかな。

1597年ごろから1610年ごろまでの活躍で(彼の傾向を推し進めたグループはもっと後まで影響を受ける)、1478年のフィレンツエのメデエチ家の独裁によるルネッサンス開始の100年後の人物なのだが。

とにかく、これだけの絵を集めて展示するには相当のビジネスだ。当然コストがかかる以上、あらゆる方策で観客を集める必要がある。その一環で、大いに喧伝しているという面が感じられるのは、絵のわからない素人のひがみか。

国立西洋美術館を世界遺産に登録している運動もあるし。

まあ、一度は見る価値があるように思います。

常設の展示は休館中だったが、野外の銅像は、吾輩好きだ。

 

これが一番わかりよいね。

コメント
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