江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

稽古始  6歳の6月6日に 風姿花伝

2013年06月06日 21時49分35秒 | Weblog
6月6日、国立劇場で、「人間国宝の会」を見た。
これは千代田区主催のもので、6・6・6の日に古典芸能発展継続のため、区政発足60周年以来毎年開催され今回で7回目のよし。

今日の題目は、

1、新内  絵本尾花の子守唄・・水飴を買う女
      浄瑠璃を新内剛士、富士松加奈子、引き語りを人間国宝新内仲三郎など

2、講談  四谷怪談より「お岩誕生」  人間国宝 一龍斎貞水

3、長唄  橋弁慶 大薩摩
      唄 人間国宝 杵屋喜三郎  小鼓 人間国宝 堅田喜三久 その他三味線、笛、太鼓等々

4、舞踊  江戸ごよみ  立方 市川ぼたん
      弾き語り 人間国宝 新内仲三郎  浄瑠璃 新内剛士、小鼓 人間国宝 堅田喜三久 笛等々


吾輩は、1,3,4について、初めての経験。古典に縁のない生活であったが、その道の人間国宝なる人物が
わざわざ 揃い踏み をやっているのだから、千代田区に感謝。
(ちなみに料金は5千円だが、千代田区民は3千円)

それにしても、マイナーな文化をやっておられる人達に応援するのはいいことだし、文化を知らない吾輩のようなモノにも、文化の香りをかがせてもらって有難い。

吾輩は、市川ぼたん の踊りに感激。実に色っぽい踊りを、弾き語りや浄瑠璃がバックグランドミュージィクで、「春はにぎわう大川に、三社祭りや山王の氏子繰り出す町神輿、桜吹雪の吉原の新造かむろにまねかれてくぐる大門・仲の町、等々・・・」江戸の風物の弾き語りをバックに舞踊する。

彼女は市川ぼたんを襲名。市川団十郎の娘にして、市川海老蔵の妹。  すごい!

それに、若手の 新内剛士や 笛の鳳聲治久の両氏が凄いと感じた。



国立劇場内で幕間にお弁当を食べているお客さん。




劇場にはピンクの青海波のじゅうたんだ。


コメント
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