猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

面白可笑しく生きる 隠居大学での安野光雅さんの話

2011年02月28日 | Weblog

ラジオ深夜便のホームページで画家・安野光雅さんと評論家・天野祐吉さんの話を聴いた。

天野祐吉さんが主宰している「隠居大学」での話だ。

これが実に面白かった。安野さんが若かりし頃、パリで下宿していた時の話である。

85歳の安野さんが話すので、面白い話しになったのかもしれない。

確か「同じ屋根の下で下宿している美しい娘さんが、

自分の部屋の電球が切れたので、取り替えを手伝ってほしい」と言う、

「後から考えてみると、娘さんは自分の部屋に安野さんを誘う口実だったのではなかったのか?」

という何とも残念でもったいない話だ。

この話を「彼女は、たぶん~だと思って居たんではないかか?」などと想像を駆使し、

しかも安野さんの飄々とした話し方だったので、ついつい笑ってしまった。

 天野さんもさすがに安野さんの話をききだすのが上手かった。

二人の対談を聴いて思ったことは、「ものごとは見方しだいで、

人生を面白可笑しく生きる事が出来る」のだと思った。

そのためには「一歩離れて斜めに見る事」ではないだろうか?

そして「想像力を働かせる」ことだと思う。

自分はなかなかできないが、早く安野さんのような心境になりたい!!

具体的には、「落語を聴いたり」「たけしの見方を学んだり」すれば

自然と面白可笑しく生きてゆくことが出来るはずだ。