猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

オリンピックで応援したい人 法華津寛さん

2012年07月29日 | Weblog

法華津寛さんと愛馬ウィスパー

オリンピックのロンドン大会は昨日から始まった。

ひそかに応援しているのは、馬術の法華津寛(ほけつひろし)さんだ。

71歳でオリンピックに出場する法華津さんは

オリンピックの最高齢記録では史上二位となるそうだ。

東京オリンピック以来馬術一本で

オリンピックに参加してきたのだから、その「こだわり」には驚く。

73歳になった自分と比較してしまう。

70歳代でオリンピックに出るということは、いかに体力も家庭も

全てをオリンピックにかけてきたはずだ。

そういう「毎日の努力」は尋常なものではないと思う。

ただ生きているだけではなく、「何かを目標に進歩してゆく」ことが

とても魅力的なことだな!と思う。

オリンピックでの活躍を大いに期待している。


本当のことを言ってきた人 吉田秀和

2012年07月27日 | Weblog

吉田秀和さんの似顔絵

先日、98歳で亡くなった吉田秀和さんのことを

NHKの「クローズアップ現代」で知った。

音楽を中心に幅広い評論活動を展開した人だ。

ピアノ演奏家ホロヴィッツが来たときに「ひびの入った骨董品」と言って

「過っては名演奏家かもしれないが今の演奏は全く評価できない」

とホロヴィッツに盲目的に賞賛している日本人に警告を発した人だ。

指揮者の小沢征爾さんは恩人中のの恩人だと言っている。

どうもそういうところを見ると、厳しい目を持った「本当のことを言う」人のようだ。

今の日本には「本当のことを言える人」が居なくなったような気がする。

吉田秀和さんはよくは知らないが、どうもそういう人だったようだ。

厳しい目でみてそれを公に発表してきた勇気は素晴らしいと思った。


暑中見舞いの風習

2012年07月23日 | Weblog

暑中見舞いで描いたスイレンの花

集中見舞いに描いた「スイレンの花」 

暑中見舞いをいただいた方に送った絵だ。

暑中見舞いはいい風習だと思う。

パソコンや携帯電話の時代は、手紙を書くことがめっきり少なくなっている。

だからこそこういう風習は貴重ではないだろうか?

一方の年賀状は数が多いので印刷が主流である。

宛先も本文も印刷となり、あまりにも形式的になってしまった。

それに対して暑中見舞いは、数が少ないので自ずと手書きになる。

お互いにご無沙汰しいる方に、手書きで書けば気持が通じ合うのではないかと思う。

手書きの温かさというのは、今の時代にはますます貴重なものとなっている。


名古屋の野生植物園

2012年07月20日 | Weblog

ブルーネットから見た名古屋港

名古屋港ワイルドフラワーガーデンをご存じだろうか?

名古屋市港区潮見町にある自然風庭園「ブルーネット」だ。 

この庭園は痩せ地にも耐え、手を入れなくても

花を咲かせる野生草花の楽園である。

特に春と秋には美しい草花を見ることができる。

名古屋市の粋なはからいではないだろうか?

またここから見た名古屋港は絶景だ。

当日は平日で夏の暑い日だったためか、入場者は少なかった。

しかし、この野生植物園は大いに利用すべき価値がある。

特にいいのはセンターハウスである。

ここは英国風のクラッシックな木造建築で、

2階は野生植物情報館になっている。

ここから見える名古屋港は素晴らしい。

どこか外国の風景を見ているようだ。

とにかく気持ちが落ち着くことは間違いない。

時には帆船が入って来るので、このときは絶対に見過ごせない。

入場料は大人300円、65歳以上は200円、小中学生は150円

という値段で一日楽しめる。


古い建物のスケッチ その4

2012年07月16日 | Weblog

飯田市・赤門のスケッチ

追手町小学校の前に赤門がある。

この赤門は長姫城(飯田城)の門として1754年に建てられた。

紅殻(べんがら)で塗ってあるので「赤門」と呼んでいる。

色はこの絵では出せなかったくらい、もっと重厚感があるいい色をしている。

この赤門を描いていてこの赤は出せない赤だと思った。

ところで、飯田の人たちは観光客に優しいので、いい思い出が多い。

この裏(合同庁舎の中)に飯田市の保健所があり、そこでトイレをお借りした時に、

皆さん忙しそうにしている中で、気持ちよく事務所の真ん中を通って近くまで案内してくれたのだ。

行きずりの観光客なのに、親切にしてくれてありがたかった。

また、飯田に行きたくなった。


古い建物のスケッチ その3

2012年07月15日 | Weblog

追手町小学校のスケッチ

長野・飯田市の街の真ん中に追手町小学校がある。

この小学校は昭和4年に建てられた鉄筋コンクリートの3階建の校舎て、

当時のモダンな建築様式を取り入れた珍しい建物である。

現在も小学校として使用されているのだから、

卒業生が延々として出ているのも珍しい。

この町の商店街に住んでいる皆さんは、この学校を卒業しているようだ。

近くのお菓子屋さんで、一服した時に世間話をしていたら、

そこのお母さんも子どもさんも追手町小学校に通っていたということである。

卒業生は曾おばあちゃんから始まって、

家によっては4代~5代位まで追手町小学校を卒業しているのだろう。

校舎も同じなので、思い出は言いつくせないほど深いものがあると思う。

「家は代々追手町小学校に通っているから」という、

「誇り」のようなものがその家に作られて行くのもいいものだ。

 


古い建物のスケッチ その2

2012年07月12日 | Weblog

長野県飯田市の黒田人形舞台をスケッチしてきた。

この建物は172年前に建てられたもので、義太夫・三味線・人形等の

舞台として使っていたという。

この建物は建立の古さ規模の壮大さ、工夫された装置からも

建築史上貴重な意味を持つ舞台だと言われている。

今でも毎年四月に奉納上演が行われているとのことだ。

今ではこの建物の後ろに立派な舞台ができ、、

ここで「お神楽」の奉納上演が行われている。

黒田人形舞台は国指定重要有形民俗文化財になっている。

この建物は今は閉じられているが、四月には公開されるのではないかと思う。

どうも飯田市は昔から人形芝居が盛んな土地だったようだ。

飯田市にはこういう古い舞台が残っているので、

こういうところをスケッチするのも面白いと思っている。


古い建物のスケッチ その1

2012年07月10日 | Weblog

先日、長野・飯田市に行って古い建物を見て回った。

行ったところは①追手町小学校②赤門③下黒田の舞台

③旧座光寺麻績小学校④旧小笠原家書院の5つだ。

先ずは3番目に行った、「旧座光寺麻績(おみ)学校校舎」を描いてみた。

飯田市は昭和22年の大火で大半が焼失してしまったが、

それだけに古い建物の保存には熱心である。

現地にあった説明を読むと、

「この麻績学校校舎は明治6年に

歌舞伎舞台と学校とを兼用するように建てられ、

昭和59年まで111年間学校として活用されていた」ということだ。

次は追手町小学校のスケッチを紹介したい。


いいだ人形劇フェスタ

2012年07月08日 | Weblog

 

シルク・ルミエール
  シルク・ルミエールINプラネタリウム「流れ星を追いかけて」
アコーディオンの演奏にのせて光と影を操る光のサーカス「シルク・ルミエール」アンデルセン版、バレンタイン版、クリスマス版、に続いて今回は、飯田市美術博物館のプラネタリウムの大きなスクリーンに影絵が飛び出します。星座の中で踊る影絵。流れ星を追いかけていったら何に会えるのでしょうか?

日時:8/3(金)18:30/19:30
会場:飯田市美術博物館プラネタリウム(美術博物館とのコラボレーション企画) 料金:一律1,000円 上演時間:30分対象:全年齢※乳幼児は会場が暗くなるので、難しい。
技法:アコーディオンの演奏と影絵

毎年8月初旬に長野県飯田市で「いいだ人形劇フェスタ」

が開かれるのをご存じでしょうか?

最初は1979年ということなので、33年間経過しているわけだ。

今年は8月2日(木)~5日(日)の4日間、

飯田の街が人形劇一色になるということだ。

飯田の街は昭和の雰囲気がある街だ。

この期間は世界各国だけではなく

国内のプロからアマチュアの劇団が集まって

人形劇を路上や劇場で人形劇を上演する日本では珍しい催しだ。

家から1時間半で飯田市に行くことができるので、

自分は去年からこの期間は飯田の街を訪れている。

今年はき影絵を取り上げており、特に飯田市美術博物館

のプラネタリュウムで行う「アコーディオンの演奏と影絵」を

見てこようと思っている。

いいだ人形劇フェスタのホームページは

http://www.iida-puppet.com/index.html

 


継続は力なり

2012年07月04日 | Weblog

いまパソコンとデジカメを習いに行っている。

教えてもらったことを驚くほどの速さで忘れるので、

両方とも頭の体操のために行っている訳だ。

何よりもいいのは、ご近所に知り合いが出来ることである。

特に男は定年で退職すると、知った人がどんどん少なくなるので、

こういう場は大変ありがたい。

そして、おしゃべりの場になっているのもいい。

そうしているうちに、皆さんいろいろなこと趣味を持ち楽しんでいるのもがわかる。

地域の合唱グループに入って発表会や、写真の仲間で展覧会を開いたりしている。

とにかく一生懸命何かをやり続けている姿はいいものである。

「継続は力なりけり」ということなのかも知れない。