猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

若い人が実力の世界で苦労している姿

2013年08月31日 | Weblog

先日、名古屋出身のテノール歌手永井秀和、幸木昌弘、吉田志門のリサイタルに行ってきた。

東京芸大(内1人は在学中)出身のテノール歌手だ。

会場は満員で、さすがに見に来てくれた人達を楽しませる工夫がされていた。

例えば、「世界の愛唱歌メドレー」ということで、おなじみの歌を歌い世界を一周してきた。

もちろん、鍛え抜いてきた人たちだから、その実力は言うまでもない。

ゲストはドイツ在住の大羽明恵さんで、この方の声が素晴らしかった。

この4人とピアノ伴奏の松村香さん、朗読の紫堂恵さんの6人の舞台だった。

聴き終えて「月に一回くらい楽しい雰囲気に浸るのもいいのではないか」と思った。

「実力の世界で、若い人たちも苦労しているな!」とか、いろいろなことが学べた。 


今の女性と江戸時代の女性

2013年08月26日 | Weblog

先日、土曜日と日曜日にかけて富士山の写真を撮りに行ってきた。

アサギリ高原でパラグライダーをやっていたので、発着場に行ってみた。

パラグライダーというのは、空中を遊泳するのだから、よほど勇気がいるのではないかと思う。

行ってみて、驚いたのは女性の客が多かったことだ。

我々の時代には、考えられないことなのでびっくりした。

そんなことで、葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中の「甲州犬目峠」の中に飛ばせてみた。

登山者がパラグライダーを「富士山から降りるのに便利そうだ」と不思議そうに見ている。

江戸時代の人たちがパラグライダーに乗っている人が女性だと知ったら、さぞ驚くだろう。

時代も、随分変わってきたものだと思った。


平成25年8月 絵と会話を楽しむ会

2013年08月25日 | Weblog

今日は奥さんが来られなかったせいか、太田さんのご主人は

どことなく元気がなかったように見受けられました。

朝顔の模写ですが、太田さんはこの部屋に入ると直ぐに絵に

集中している姿が印象的でした。そんな集中力には感心しました。

徳弘さんは夏の間中お世話になった、サングラスと手袋を書きました。

徳弘さんは、よく海外に行っており、このサングラスと手袋は必需品の

ようです。夏の終わりに、お世話になった小物を描くなんて洒落ています。

サングラスと日よけの手袋達は、さぞ喜んでいることでしょう。

 

長谷川さんはお土産の「クマ」を描きました。

可愛いクマがちょこんと座っている姿が何とも言えない可愛さ

が出ています。特にクマの毛が面白く描けていると思います。

顔も人形らしい可愛さが出ているとおもいました。

河西さんは陶器の水入れを描きました。

金魚のデザインの水入れとは洒落ていますね。

こういう涼しい絵を描くという、気持ちが素敵ですね。

河西さんは、最近陶器の絵を好んで描いていますが、

とても合っているのではないかと思っています。

これは5月に描いた徳利の絵です。

丹羽さんは「おわらの盆おどり」の人形を描きました。

いよいよ9月1日から三日間にかけて行われます。

この機会を上手くとらえているのが、いいですね。

「おわらの盆おどり」はまだ見たことがないですが、

この絵で、状況がわかるような気がします。

 

今日は森さんも参加してくれて、賑やかな会合でした。

このあと、近くの料理屋で久し振りに懇談しました。

来月9月は28日にJR鉄道館をスケッチしたり、見学

しようということで8月は終わりました。 


国産ジェット機MRJが江戸時代を飛ぶ

2013年08月14日 | Weblog

葛飾北斎冨嶽三十六景の中に「神奈川沖浪裏」という絵がある。

この絵はゴッホが賞讃したり、ドビュッシーが交響詩「海」を作曲したり

西洋の芸術家に大きな影響を与えたと言う超一流の版画だ。

芸術ではないが、今の日本で超一流といえば、技術分野が目立つ。

いま、超軽量素材を使って国産ジェット機を開発しようとしている。

葛飾北斎の版画に匹敵する超一流の技術だ。

ところで、もし江戸時代にMRJが空を飛んでいたらどうだろうか?

人々は驚くに違いない。人間が空を飛ぶなんて考えてもみないことだから。

さらに、これからは彼も想像もしていない時代になると思う。

自分も是非とも、このジェット機も弾丸列車も乗って旅をしてみたい。

 


北斎の時代にハイブリッドカーがあったら?

2013年08月09日 | Weblog

北斎の冨嶽三十六景の中に、「東海道程ヶ谷」という絵がある。今の保土ヶ谷らしい。

私はこの絵の中に日本が誇る最新鋭の省エネカー・プリュウスを描いてみた。

駕籠や馬で東海道を行き来している人たちから見たら、省エネカーはどういう風に見えるのか?

馬を引いている男は、プリュウスをじっと見つめている。「不思議なものがあるが、これは何だ?」と。

籠を担いでいる人たちは、疲れたためかあまり気にも留めていないようだ。

クルマというのは、今の社会には無くてはならないものだ。

私はつい数日前に交通事故を起こしてしまった。

家のものからは「免許を返上するいい機会ではないか?」と言われている。

今の社会では「なくてはならないもの」だけに、交通事故を起こすと、そのくらい詰めて考えてしまう。

自動車がない時代の人たちは「よかったな~」と思ってしまう。