猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

日本は「インターネット社会で成功した国」大いにPRしたら?

2011年01月31日 | Weblog

エジプトのデモを見ていると、インターネットによる情報で人々の意識が変わってきているのがわかる。

日本では情報は自由に報道できるが、情報が規制されているような国では、

インターネットの存在は特別な意味を持っている。

エジプトのデモは、インターネットが引き金になっていると聞いている。

イエメンやアルジェリアに波及するのではないかと言われている。

中国でもインターネットが一般に普及したら、貧富の格差による不公平感が表に出てくるだろう。

このように、いま世界は人々の意識が急速に変わってきているような気がする。

緒方貞子さんは「インターネットによって、情報だけが行き交うだけであれば悲惨な結果となる」と話していた。

確かに、その国の文化がある程度のレベルに達していないと、

不満ばかりが前に出てきて大変な結果になるような気がする。

日本は高度社会で成功した、「インターネット社会のモデルケース」だと思う。

こういう国を大いにPRして、外国からの観光客を呼び寄せたらどうか?

こればっかりは体験してみなければわからないのだ。


もしや景気は上向いてきているのではないか?

2011年01月30日 | Weblog

最近、新聞の「折り込み広告」が増えてきているような気がする。

マンションや戸建て住宅、そして宅地の広告が多い。

(サラリーマンの収入が増えてきているのだろうか?)

一方、街中の広告看板の空きスペースも少なくなってきたようだ。

これに加えて、求人広告が増えてきているようなら、明らかに景気は上ってきたといえるだろう。

しかし、相変わらず大卒者の就職率は60%で前年の68%を大幅に落ち込んでいるのが気になる。

ところで、昨日はサッカーもアジア杯で優勝した、立役者の李忠成さんのおかげで韓国との友好関係が

一層進んでくれば景気回復は本物のような気がするのだ。

 


意地悪ばあさんと意地悪じいさん

2011年01月29日 | Weblog

久し振りで長谷川町子の「意地悪ばあさん」をみた。

思ったのは、世間では意地悪ばあさんはよく見かけるが、意地悪じいさんを見かけないことだ。

意地悪じいさんが居てもいいではないか?

子供を叱ったり、モンスター母親をしかったりなど、なぜできないのだろうか?

女性は嫌なことは嫌ではっきり態度で示すが、男性はまわりを気にしてカッコを付けるからだと思う。

女性は歳を取ってくるとますます態度をはっきり示す傾向にあるが、

男性は若くても歳を取ってきてもなぜか態度に変わりがない。

男性は久し振りに同窓会などで会うと、子供の頃とその性格があまり変わっていない気がする。

ところで男性は歳を取ると次第にモテなくなってくるのだから、まわりを気にしてカッコを付ける必要もないと思う。

「嫌なことは嫌だ」とか「筋が通らないことをはっきり言う」などをしたら、

逆に男の格が上がるような気がする。

自分もそういう風になりたいと思っている。

 

 


緒方貞子さんの行動力の原点

2011年01月28日 | Weblog

NHKハイビジョンの「プレミアム8人物」という番組は,NHKでなければできない番組だと思った。

昨日は現在JICA(国際協力機構)の理事長で国連難民高等弁務官を10年間務めた緒方貞子さんだ。

国際的に活躍した緒方さんの考え方は、なかなか聴くことが出来ないだけに中身が濃い番組だった。

中でも印象に残った話は、身を挺しての避難民救済を「なぜそこまでやるのか」という質問に、

緒方さんは「ほっとけないから」と答えていたことだ。

ルワンダやアフガンの難民救済やアフリカの食糧問題など、世界には「ほっとけない」現実がいっぱいだ。

いま一緒に生きている者として、「なんとかしなければ」との思いが「ほっとけない」と言ったのだと思う。

彼女の「行動の原点」の一端を知った。

「これからの10年」の話の中で、いま日本が直面している「少子高齢化」に対して、

対応が遅れていることを指摘していた。

先を読むのが政治家の仕事のようだ。

インタビューの最後に「危機・難局は乗り越えるためにある」とも話していた。

確かに人間は、危機や難局そ乗り越えるたびに進歩してゆくものだと思う。

こういう考え方が自分には凄く新鮮に映った。

 日本人の中にこういう人材が生まれてきているのだから、日本の未来は明るいと思う。

 


人生残りの時間は身辺整理

2011年01月27日 | Weblog

会社を辞めて家にいると、「時間の使い方」を考える。

先ず考えるのが身辺整理だ、いつ死んでもいいように身軽にしておきたいと思う。

体力的にも70歳代が限界年齢だ。

変な話で申し訳ないが、人間誰でも死ぬのだから必須のことだと思っている。

例えば、自分は趣味で油絵を描いてきたが、これまでに描いた絵を今のうちに始末して置きたい。

本も同じだ。こういうものは自分がいなくなった後、家族は処分しにくいものだ。

自分が元気で身体が動けるうちに片づけておきたい。

そのためには、健康で元気にしておかねばならないから、体力作りををしておく必要がある。

極端な話、体力作りは「元気で生きたい」からではなく身辺整理のためだ。

自分はなるべくクルマを使わないようにしたり、毎日4kmのウォーキングをやっている。

これが意外に時間がかかり、一日3時間くらいは費やしている。

我々の年代になると”これからの生き方は「死」を前提に考える”ようになる。

世の中は「死」を忌み嫌うようだが生きるとは、「必ず来る死」までに何をやっておくかではないだろうか?

人間の悟りとは「いつまでも現世に執着しない」ことだと思うので、

例えば、生きている間に身辺整理をして置けば、

現世に執着しないで、気楽に生きられるのではないか?


90歳まで生きられる時代

2011年01月26日 | Weblog

これだけ医学の進歩や医療制度が進歩してくると、

平均寿命はどんどん伸びてゆくのではないだろうか?

現在の平均寿命は女性は86.4歳 男性は79・5歳である。

寿命は1年で0.4歳延びているので、

10年後の平均寿命は女性は90歳になり男性は83歳となっていると思う。

そうなると、現在の定年は65歳が多いが、これも延長し70歳くらいにしなければならなくなってくるであろう。

定年後どう生きるかということもクローズアップされてくるはずだ。

そして、それに合わせて個人財産も用意しておかなければならない。

NHKハイビジョンで「100歳万歳」という番組をみていたら、

長生きする方は、共通点があるように思えた。

自分なりに感じたことは次のとおりである。

       ①「毎日やらねばならない」日課がある~体操、掃除や片付け、日記、料理、店番など。

       ②周りの人々や家族に恵まれている~本人が思いやりのある性格なので、皆から慕われている。

       ③いつもにこやかで表情が生き生きしている~こちらから話しかけたくなるような顔をしている。

       ④話好きである~外のことに興味がある。

       ⑤お洒落である~服装のセンスもいいし、老人臭くない。

       ⑥ほどほどではあるが、生活に苦労はしていない~地味ではあるが生活を楽しんでいる。

 

100歳の皆さんは自分なりにささやかな幸せを持って、毎日の生活を楽しんでいるような気がした。

自分もこういう歳の取り方をしたいとつくづく思った。


長生きと費用(高齢化と医療保険の破たん)

2011年01月25日 | Weblog

今日の「クローズアップ現代」は、「人間は医療技術の高度化により長生き出来るが、

一方で医療保険は破たんしてしまう」ということを取り上げていた。

白血病の方の事例は痛ましいものであった。

お金がなくて途中で薬を飲むのを止めたので、

その後飲み始めても薬が効かず亡くなってしまったという。

イギリスやフランスなどはNICE(医療技術評価制度)によって、

客観的に評価して保険で認める薬とそうでない薬を判定しているという。

こういう制度を設けないと、日本の医療保険制度(高額医療制度)は

いずれ行き詰まってしまうだろう。

このような判定は客観的に出来ると思う。

コンピューターが発達しているのだから、世界のデーターを集めて

客観的に判定することが出来るはずである。

例えば、イギリスではアルツハイマーの薬を中期の患者に適用していたが、

論争のうえ軽度の患者にも適用し始めたという経緯がある。

このような時には客観的なデーターが重要となるのだ。

 


日本が動きはじめてきた!

2011年01月24日 | Weblog

 

この国は動き出したのでは?

 

最近の一連の動きを見ると、日本という国が動き出したように思う。

「こうのとりの打ち上げ成功」 「日本の海底資源の発見」 「電気自動車の本格化」

「名古屋市などの地方政治の動き」 「景気が底をうちつつある」などだ。

起こっていることは脈絡がないように思うが、実は根っこで繋がっているのだ。

特に国民の意識が大きく変わってきていることは大きい。

この地方でも、愛知県知事選・名古屋市長選・市議会の解散を問う住民投票があり「トリプル投票」になった。

これは市民の意識が変わってきた証拠の現れだと思う。

このように国民の意識が変わってきているのに、国会議員や地方議員の意識は旧態依然のままだ。

もっと、民間の企業経営に携わっている若い人たちを活用したらどうか?

そうでなかったら、日本は沈没してゆくしかないと思う。


23年1月絵と会話を楽しむ会 ~絵は楽しんで描くもの~

2011年01月22日 | Weblog

この会も今年の4月で丸三年目となりました。

教室で絵を描くだけではなく、スケッチ旅行に行ったり、展覧会を観に行ったり、食事会をしたり・・・、

とにかく「楽しみながら描こう」と始めた会なので、いつも楽しい雰囲気に包まれています。

今日は「何でも描いてみよう」ということで、「靴」をモチーフにしてみました。

日頃、当たり前のように「毎日見ているものを描く」というのもいいものです。

「自分勝手に靴の色を変えてみよう」とか「”靴ひも”は結構大事なアクセントになっているようだ」とかが解るようです。

そして、いつものことながら「この時間は他ごとは何もかも忘れて絵に集中できる」

という貴重な時間であることは確かのようです。

(なお、徳弘さんの絵の写真は次回に掲載します)

太田さんのご主人の絵です。

いつもながら、添え書きが面白いですね。

靴の色が実際よりカラフルなので、履いた人は

気持が明るくなるのではないでしょうか?

太田さんの奥さんの絵です。

木の葉を添えたので、優しさをがでていますね。

女性の靴だというのがわかります。

靴ひもが絵に変化を出していますね。

長谷川さんの絵です。

紐を描いたので、絵に広がりが出ましたね。

優しく描かれていますが、男性の靴だというのがわかります。

バックを赤や黄色で描いたので、幻想的で不思議な雰囲気が出ています。

河西さんの絵です。

ダイナミックな靴になりました。

花を置いて柔らかな雰囲気にしてあるところがいいと思います。

靴の置き方も「急いで脱いだ」雰囲気が感じられて、

面白いと思います。 

二枚とも森さんの絵です。

絵手紙ふうの楽しい絵となりました。

色も抑えて、線もピッチと描かなかったので、

味わい深く眺めていてほっとするような絵となりました。 

祝原さんの絵です。

花の描写を抑えたので、靴がど~んとしてきています。

バックの花と靴がとてもいいバランスです。

いい絵です。

 

 


ラジオの深夜便で知った川口浩史監督

2011年01月21日 | Weblog

自分は夜中に目が覚めて眠れないときに、よくラジオを聴く時がある。

今日の5時少し前だったと思うが、「ラジオ深夜便」で映画監督の川口浩史さんが対談をしていた。

川口さんは「トロッコ」や「チョルラの詩」などを監督しているが、いずれも台湾や韓国で撮影している。

理由は ①円高なので資金的に安くできる ②日本文化の発信をしたい ということを話していた。

②の日本文化の発信ということについては、台湾統治のことも戦争も知らない若い方が、

日本文化をアジアに発信しているということに感動を覚えた。

日本の台湾統治時代のことを、台湾の方々はどう思っているのだろう?気になっていた。

なにしろ台湾からの旅行客は一番多いのだから、日本文化の発信は常に行っていなければいけないと思う。

韓国についても同じことが言える。

こういう映画は若い人たちだけでなく、むしろ戦時中に育った人たちに観てもらいたい。

ストーリーはインターネットで読んだが、映画は観ていないので、何とかして観たいと思っている。