猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

‘10年8月絵と会話を楽しむ会

2010年08月28日 | Weblog

今日は先月に引き続き、浄心にある「西生涯学習センター」での会合でした。

今までにない猛暑日の連続で皆さん参っているのかと思いきや、元気な姿で集まっ

ていただいたので、ホッとしました。

今日は絵を描く前に9月からのスケジュールを皆で確認しました。

9月25日(土)  トヨタ博物館でスケッチ会及び食事会

10月29日(金)・30日(土) 蓼科スケッチ旅行と美術館会で絵画鑑賞

11月27日(土) ヤマザキマザック美術館で絵画鑑賞

12月11日(土) 忘年会(犬山ホテルで昼食会の予定) 

この会は’08年4月からスタートして、2年5か月が経過しました。

いままでは静物を主としてきましたが、来年は風景や人物を描いてみたいと思いま

す。今日の話し合いの中では、早速「白鳥庭園」に行こうということになりました。                 

            

           太田さんのご主人の絵です。

           イチジクを並べて描いたのが大変面白いです。

           そしてオクラを前に置いたので、柔らかな雰囲気になり

           ました。太田さんはいつもながらユニークな構図がとても

           魅力的です。洋服のデザインに使えそうです。

                   

          太田さんの奥さんはお孫さんの航大君を描きました。

          人物は全く初めてなので、上手く描けるか心配されてい

          ましたが、子供らしく可愛く描けていて、さすがお孫さん

          の特徴をよくとらえていると思いました。顔の凹凸の具合

          や目がいいですね。服はこれくらいの描き方でいいです。                         

                   

         立松さんパイナップルの特徴が上手く描けていますね。

         パイナップルの香りが流れてくるような絵です。

         前にイチジクを置いたので、グッと引き締まりました。

                   

          徳弘さんは少し枯れかかったパイナップルの葉っぱが

          面白く描けています。

          イチジクもとても新鮮で美味しそうに描けています。

                   

          丹羽さんは画面いっぱいにダイナミックに描いたので、

          迫力のある絵となりました。

          パイナップルとイチジクそしてオクラ達がそれぞれ主張

          しあっているのも面白いです。

                      

          河西さんはなかなか味のある雰囲気の絵を描きましたね。

          形や色のバランスがとてもいいです。

          特にパイナップルは「どん」としていて貫録十分ですね。

          そして、葉っぱも勢いよくて面白いと思います。

            

         事務局の祝原さんはピカソっぽいユーモアのある絵ですね。

         みていてもひとりでに顔がほころんでくるような、実に楽しい

         絵です。


個人のエコ活動の支援サイト

2010年08月26日 | Weblog

なんて暑い日が続くのか?

これでは体がおかしくなっても不思議ではない。

「この異常な暑さは誰の責任か?」というと「この地球に住んでいる人間達だ」と言え

る。二酸化炭素を大気に撒き散らした結果、熱が地球に充満化して「温暖化現象」

が起こるようだ。それは「自業自得」だと言ってもいいと思う。

二酸化炭素は50%は企業が出しているが、残り50%は個人が出している。

企業では「エコ活動」がかなり進んでいるが、個人の「エコ活動」については太陽熱

利用とかエコカーなどで「売電制度」や減税」がわずかに進められている程度だ。

既に、一部の市町村や「エコ活動応援サイト」でポイントがもらえるようだが、もっと

国が主体となって大々的にPRして「エコポイント制度の普及」
を行ってもよいの

だはないだろうか?

それも、「面白可笑しく、誰もが楽しんでやれるような」ものにすべきだと思う。

今日の日経夕刊の「エコ活動 やる気に火」の記事は良かった。

サイトのアドレスは次の通りだ。

エコチャレンジ(ステップチェンジ) http://www.ecoichi.com/

ストッコ(ネットワーク『地球村』)  https://www.stop-ondanka.com/

E1グランプリ(日産自動車、横浜市) http://e1gp.jp/e1gp/cgi/#

 


市川海老蔵という役者

2010年08月23日 | Weblog

            

      先日、NHK総合の「市川海老蔵スペシャル」をみた。

      市川海老蔵という役者は単に名門の家柄に生まれた「花のある役者」

      ではない。名門家に生まれたからこそ「自分との葛藤」があって今の海

      老蔵が育ったのだと思った。   

            

       海老蔵の「見得」を切るしぐさは、いつ見てもいいものだ。

       この写真は見得を切る寸前のしぐさだ。見得の写真はうま

       く撮れなかったのが残念だ。

            

       これはロンドン公演の一場面だ。表情が何とも言えない。                           


集中できる時間を持つ パソコン教室と絵の時間

2010年08月21日 | Weblog

                                          

毎週金曜日の夜7時からNPOのパソコン教室だ。

写真は暗く写っているが、プライバシーの関係でなのでお許し願いたい。

この教室は会社を経営している後藤さんがNPOで立ち上げたものだ。

講師の梅田先生が実にわかりやすく教えてくれるので、受講者は増えている。今は

ワードの使い方を習っている。

それにこの教室は何といっても、受講者同士の雰囲気がよく、お互いに教え合って

進んでくれるので、落ちこぼれが少ないのではないだろうか?

もし、このパソコン教室がなかったら、自分などはメールとインターネットだけを使っ

ていたのかも知れない。それに自分にとって、新たな物事を覚えるただ一つの貴重

な機会だ。後藤社長には本当に感謝している。

                

自分にはありがたい機会がもう一つある。

近所の絵の好きな皆さんが集まっての「絵の勉強会」である。

勉強会といっても、勝手に絵お描いくだけなのだ。

しかし、自分にとっては絵に集中できる大切な時間である。

この絵は今日描いた「ヤブラン」の水彩スケッチだ。               

 


名古屋から1時間の所にこんな避暑地が。岐阜・山県市神崎川

2010年08月19日 | Weblog

連日の猛暑で心身ともにダウン状態だった。

どこか近くに避暑地がないだろうかと思っていたところに、昨日CBCテレビで「板東リ

サーチ」の放送があり、岐阜市近くの山県市を紹介していた。

紹介されたところは、どうせ人が出ているだろうと思った。行ってみたらその一つ

「てんこもり農産物直売店」は、予想通り一杯で併設のレストランは列が出来てい

た。マスコミで紹介されたところは直ぐに飛びついて行くものではないと思った。

これはいけないと思って、ひたすら山の中に入っていった。山県市の武芸川上流の

神崎川だ。この辺の温度は12時近くで29度だった。

人出もなく、暑い夏の中の別天地だ。

名古屋からだと1時間、家からは30分あれば行くことができる。

            

            神崎川の上流は道は狭いが、石仏を祀ったこんな

            場所があった。右側に冷たい山の水が出ている。

            

            石仏は岩に守られているように置かれていた。

            

            かなり昔に彫られたであろう。素朴なお顔で何となく

            親しみが持て愛嬌がある。

            

            すぐ下に流れている神崎川の水は、入って行って

            飲んでしまいたくなるように青く透明だった。                       

                         


終戦記念日に映画「キャタピラー」を観た

2010年08月17日 | Weblog

            

凄い映画を観てしまった。

若松孝二監督・寺島しのぶ主演の「キャタピラー」だ。

戦争は何も罪のない人間までを狂わしてしまうということがよくわかった。

凄く重い映画だった。「これでもかこれでもか」と戦争で狂った人間たちの本性の重

い部分を観る者に投げかけていた。

戦争のために、あまりにも悲しい現実があったのだ。

どうして戦争を止めることが出来なかったのだろうか?

この映画館(名古屋シネマスコーレ)の次の上映は「日本の一番長い日」である。

「原爆は落とされなかったかもしれない」というキャッチフレーズが書いてあった。

是非観てみたい。

「キャタピラー」のホームページでストーリーを読んで欲しい。

http://www.wakamatsukoji.org/

「日本の一番長い日」のホームページでストーリーは、

http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/Nagaihi.htm


テレビドラマ「帰國」をみて思ったこと

2010年08月15日 | Weblog

               

今日は65年目の終戦記念日だ。

NHKやTBSなど各社では多くの特集をやっていた。

昨日放送したTBSの「帰國 愛する妻よ恋人よ妹よ!!君たちは幸せだったのかー

現代によみがえった英霊達が見たものとは・・・」をみた。

ストーリーは省くが、この中でビートたけし演じる英霊の一人が妹の息子(甥)を殺し

てしまう。生きている妹に対する扱いが、あまりにも冷たかったのだ(あたかも所在

不明老人を扱うがごとく)。そして殺された甥が幽霊となって表れて英霊と話をする場

面がある。英霊が「恥を知れ!」と言った言葉が、今の世の中のすべてを表している

ような気がした。今の世の中には「恥を知る人間」はいなくなってしまった。

どういうわけでこうなってしまったのかは解らないが、「嘘をつくな、人を騙すな、親を

敬えなどの当たり前の”道徳”がなくなってしまった」ように思う。

そして、このドラマを見て次のようなことを思った。

太平洋の海の中やシベリヤの土の中には、まだ何十万人もの遺骨が眠っている。

いま生きている者は、こういう方々の遺骨を探し出して弔う義務があるのではない

か?ということだ。

そして、この戦争で亡くなった方々は死をもって「戦争の非情さ」を訴えているのだか

ら、残された者は死者を弔うとともに何としてでも「その意思」を引き継ぐべきだと思

う。


澤地久枝さんから教えられたこと

2010年08月13日 | Weblog

今日のNHKハイビジョン「プレミアム8」の”人物”はノンフィクション作家の澤地久枝

さんであった。

彼女の足跡や考え方を聞いていて、エネルギッシュな人だと思っていたら、心臓病で

3回も手術したということを知った。

澤地さんは「病気は生きている証拠です」と言っていた。

そして「自分の心臓には感謝している。とことんまでやらなくては気が済まない自分に

良く付き合ってくれた」とも話していた。

明るくエネルギッシュで、「常に何かを追及している」澤地さんに親しみを感じた。

3回目の手術は心臓の動脈弁を人工弁に置換したということなので、「自分と同じ

だ!」と一層親近感を覚えたのだった。

自分は生体弁での手術だったので、7年~15年の間に再手術しなければならず、

そのために常に恐怖心を持っていて「いつもすっきりしない気持ち」だった。

澤地さんの「考え方や生き方」を聴いて、何か「大切なもの」を教えてもらったような

気がした。

テレビではあるが「”人との出会い”ほど素晴らしいものはない」と思った。

 

 

 

 

 

 


猫はすべてを解っているのだろうか?

2010年08月11日 | Weblog

               

我が家には13年前から家の中で飼っている猫がいる。名前は「ティガ」という。

自分は子供の頃から猫は気持ちが悪くて嫌いであった。

13年前にカラスに襲われている、生まれたての猫を育て、一緒に生活してい

て、猫がこんなにも可愛い頭の良い動物だということを始めて知った。

今では食事の後、「水を飲みなさい」と言えば茶碗の水をペロペロと飲んでいるし、ベ

ットの上から「こちらに来なさい」と言えば、ベットに上がって横に寝るし、朝6時にな

ると餌が欲しいので起こしに来るのだ。その起こし方が面白い、最初はやさしく手で

顔を触っているが、あまり起きないと爪を立ててかじるのだ。

この猫は腎臓が悪く、月二回点滴と注射をしてもらいに行っている。

そういうことを知っているのか、飼い主にはとても従順である。

恩義を感じているのだろうか?そういう風には見えないのだが。

すべてを解っていると思いたい。


静岡空襲と浅間神社(静岡市)

2010年08月09日 | Weblog

                       

子供のころ浅間神社(静岡市)は遊び場だった。      

浅間神社をいまでも「浅間さん」と呼んでいる。

4月、桜満開の下での浅間神社は、まさに色彩の世界に入り込んだようで

子供にとってはロマンチックな異空間だった。

昼間は色彩豊かな楼門や大拝殿の彫刻を眺めることが出来、夜はサーカス小

屋の前で不思議で妖艶な光景をながめることができた。

サーカス小屋のおじさんが時々中の様子を見せてくれたり、サーカス一座の

少女達が化粧する様子をじっと眺めたりするのだった。

このように子供のころ、浅間さんの中で色彩に触れたり神秘的な体験をした

せいか、幻想的で夢物語的な絵が好きになったのだろう。

この絵は昭和20年・小学校1年生の時に静岡で空襲に合い病弱な母親と一

緒に裏山の賤機山に逃げた時の残像だ。
子供のころに浅間さんで体験した

色彩感覚が忘れられず、10数年前に描いた懐かしい絵だ。