猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

木曽川の四季桜

2008年11月29日 | Weblog
久し振りで、木曽川ウォーキングロードに行ってきました。
今日の暖かさは格別で、ウォーキングしている皆さんも春の装いで歩いていました。
この道には「四季桜」(別名:冬桜)が植えてあり、今が満開で春と見紛う風景でした。

ここに来ると「人間と人間が繋がっていて初めて生きていられる事」や「自然と人間が繋がっていてはじめて生きていられる事」などが身に沁みてわかります。

このウォーキングロードは地元のボランティアの皆さんが、清掃や木の名札作りなどをしていただいています。
こういう偉大な仕事をされている皆さんには本当に頭が下がります。

麻生首相には側近ライターが必要

2008年11月28日 | Weblog
麻生首相の失言が続いているようです。
よく内容を聞くと、中身は誰もが感じている本音であって、決して間違っては居ないようですが、社会保障制度という広い意味で考えるととんでもない発言となってしまいます。

今回の失言は「自主的に健康づくりをしている人が、何もしていない人の分まで負担するのは不公平だ」というような発言ですが、公の場で一国の首相が発言する内容としてはきわめて稚拙であることは確かです。

今までの失言内容をみると、確かに部分的にはうなづけるようなことを言っているのですが、このままで行くとどうも全体を俯瞰して物事を捉えていないのではないか、と誤解されてしまいそうです。

麻生さんのキャラクターは、今の暗い時代を方向転換させるにはにピッタリだと思います。
そこで提案したいのは、アメリカの次期大統領の「オバマさん」のように、若い演説ライターをつけてあげたらいかがなものでしょうか?
公の発言は、麻生さんと一緒になって、全て側近のライターが作るのです。

このままでは折角のいいキャラクターが潰されかねません。

退院後の検査結果

2008年11月27日 | Weblog
退院後初めて豊橋ハートセンターに行ってきました。
このところ、自分でも体調が良いので、いい結果が出ると思っていました。
先生は検査データーを細かくチェックされ、「好いですね!」と言われたときには、本当に嬉しかったです。
しかも「クルマの運転もOK」だと言われたので、本当にありがたかったです。
大手術をやった後なのに、こんなにも順調に準日常生活に復帰できるとは思ってもいませんでした。
もちろん、まだ薬を飲んでいるし、二週間ごとの検査も受けており、行動の制約はあるのですが。

この病院のシステムには感心しています。
まず、診察前の数種の検査があるのですが、この検査がきわめてスムースに進むのです。
それが終わって暫くすると先生の診察があるのですが、この診察がかなり丁寧で、先生と患者の応答はきわめて納得の行くものでした。
さらにありがたいのは、10月に名古屋ハートセンターが開院しました。
私のような遠方から通院しているものは、豊橋ハートセンターでのデーターが名古屋でも見ることが出来るようになっているのです。
そして、先生も週一回名古屋に来られると言うので、その日に合わせて診察してもらえるのです。

前にも書きましたが、この病院は先生はじめ看護士さん、事務・給食・掃除に携わっている皆さん全員のレベルがかなり高いと言う感じを受けています。
今日も同じ印象を持って帰ってきました。

役者・片岡鶴太郎さん

2008年11月24日 | Weblog
片岡鶴太郎さんの演技は個性的で、人の気持ちを穏やかにしてくれるような気がします。

今日、大型ミステリー番組で刑事役をやっていましたが、その中の台詞と演技がとても心に残っています。

ある被害者の女性に向かって「後ろを振り返るのはやめましょう・・・人生はそんなに長くはないのですから」という台詞です。
特に鶴太郎さんが「人生はそんなには長くない・・・」と言ったときは、なぜかじ~んときてしまいました。

確かに人生もあっと言う間に過ぎてしまいます。
特に自分が手術をしてから、人生の時間と言うものが今まで以上に重く感じられます。そのせいかそういう言葉にはとても共感します。

大雪山系のぶなの森

2008年11月24日 | Weblog
今朝のNHKで「天空の旅人・にっぽんの秋を飛ぶ」をみました。
写真家の多胡光純さんが日本列島の紅葉をモーターパラグライダーで撮影したドキュメンタリーです。

日本の自然は見捨てたものではないですね。
確か森林面積が70%で、世界的に見ても自然に恵まれているのですから俯瞰的に眺めたらその偉大さに驚きます。

番組の中で、大雪山系の「ぶなの森」の話が出てきました。
ぶなは漢字では「橅」と書くそうです。
つまり、木材加工品などに使い物にならない「無用な木」と見られてきたのでしょう。
しかし、実はぶなの落ち葉の層(腐葉土)が水分を含み森全体を守っていると言うことです。

実にいい話ではないでしょうか?
人間と言うのは「橅」(ぶな)の生き方に似ているように思えます。


自然治癒力

2008年11月21日 | Weblog
人間の自然治癒力の凄さには驚いています。

自分の場合、心臓に自分の組織と違う牛の粘膜を使った「人工生体弁」を入れているので、それが自分の組織になじむまではいろいろな症状が出てきて当たり前だと思います。

その一つに、今までのように「ぐっすり眠れない」ということがありました。
夕べは夜中にうなされたり、時々目が覚めて熟睡できませんでした。
しかし、今日はかなり楽になってきて、先ほど仮眠して起きたときには熟睡できた感じでした。

このように、日に日によくなってきているという実感を持っています。
そのときに辛い症状だとついつい「この症状がこのまま続くのかな?」と思ってしまいますが、人間の自然治癒力は確実に元の身体に戻るようになっているのですね。これも人智の及ばないところで「偉大な力」働いていると言うことでしょうか?

天国はこの世にある

2008年11月20日 | Weblog
今度の手術は、自分の力で動いている心臓を一時止めて、心肺装置で生きていたわけだから、一時的に死後の世界を覗いてきたと言ってもいいかと思います。
もちろんその間は全身麻酔のために、自分はまったく意識が無かったわけですが、頭の中では、その間の印象が強く残っているのが不思議です。

どういう印象かと言うと、その間は真っ白で「無」の世界であったということです。
つまり死後の世界は、「浄土」のような「無」の世界があるのみで、天国も地獄も無かったように思います。
言い換えれば、天国と言うのはこの世のことであり、「今ここに生きていて初めて行ける世界」であるのだと思いました。

生きていることのありがたさをこれほど感じたことはありませんでした。

ただし、「生きていると言うことは多くの人たちや自然と繋がってる」よいう事が実感として理解できないと、生きていても地獄の中に居ると同じことになりかねません。

今度の体験ではそういうことを強く感じました。

何度も言いますが、病院の中では全ての人たちが使命感に動かされているように感じました。
「使命感と言うのは、全ての繋がりが理解されているからこそ持てる」ように感じています。

猫は知っている

2008年11月19日 | Weblog
21日振りに再会した我が家の雌猫・ティガ、今日はじめて膝にちょこんと乗ってくれました。赤ちゃんの頃から12年間、そんなことは一度もありませんでした。気持ちはまったく人間と同じで、よほど会いたかったんだ、と勝手に解釈しています。動物の可愛いところは、ものは言わないが態度で現すところです。もし、人間からこんなことをされたら、ジーンときてしまうでしょう。人間は屁理屈が多くて、扱いにくい動物なのですが、少しは動物から学んだって、悪くはないと思います。

退院2日目

2008年11月19日 | Weblog
昨日はぐっすり眠れましたが、今日は朝から体温の調節が上手く行かないためか、足が冷えてたまりませんでした。
食事は家に帰ったためか、通常どうりいただけました。
今日は、お見舞いに来ていただいた友人知人の皆さんに、電話で元気な声を伝えました。
退院のお礼を肉声で伝えることで、本当に喜んでいただいて居る様子がよくわかり、嬉しかったです。

今日は娘が「イタリア文化会館」でイタリアのカンツォーネ歌手と演奏会をやる日ですが、自分はこんな状況なので聴きに行ってやれません。
ありがたいのは東京に居る友人が行ってくれるということなので、ほっとしています。
自分としては、ただ成功を祈るのみです。

今度の演奏会に先立って、イタリアの新聞に紹介されたと言って写真を送ってきてくれましたが、娘もいろいろの意味でいい方々に巡り会えてありがたいことです。

今日退院しました

2008年11月18日 | Weblog
友人の車で四時ごろ家に戻ってきました。
家に戻った瞬間食欲は出るし、身体の動きもきわめて快調なので、早めに退院できて本当に良かったと思っています。

自分はちょっとばかり臆病なところがあって、病院にいると要らぬ心配が多すぎたような気がします。
そのために、先生が太鼓判を押して、「今すぐにでも退院していいよ」と言ってくれるのですが、要らぬ心配ばかりしていたとおもいます。

病院の雰囲気は治療中のもののためにあり、データーの上で治ったからには、すぐにでも「自分の家」という違った環境に移すのが賢明なのですね。

先生方は、環境は病気を治してくれるということも、よくわかっているのですね。