FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊たちへ愛を込めて

1年前のブログを読み直して、松本清張の短編小説[断碑]より

2012-10-08 13:13:35 | 日記
松本清張「断碑」を読みました・・・・・・・・・

新潮文庫の「或る小倉日記伝」の短編集の中の一編。自分もそんなに熱心に清張モノを読んでいる人間ではないが、何気なく開いてみてこの「断碑」を読みました。読了してまず思ったこと。...


書き込んだことは憶えているけれど、それに付随して当時のことをいろいろ思い出してしまった・・・・


結構タイヘンだったんだよなァ~

身の回りの環境の激変に振り回されまくっていました~

ヘトヘトになっている時って、松本清張読みたくなるんだよね・・・・

自分の怒りや恨みやマイナスの感情にいっそうの熱量を加えたくなると

清張の暗黒を通りぬけて浄化したくなる気分なのです。

でもこれは自分なりのピンチの切り抜け方なので、自分だけにピンとくるのです。

清張ものにハズレなし、というのはよく聞くけれども私の場合は清張の漆黒の闇を通じて自分の姿を映しみる

作業に近いと思います。

ちなみに今はすこぶる調子良しです。

深い海の底から地面を蹴って、海面に浮きあがる様な気分です。



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長い付き合い

2012-10-07 18:29:05 | 日記
長いお別れ、という題名の小説ではないけれども

長い付き合い、ということに最近違和感を覚えます。

流動的な人間がなにも変化せず同じままでいることなど出来ないです。

10年20年30年変わらずお付き合い、と言うことに異様さを感じます。

変化して、成長して、お互いが変わっていくことは当然ある。

それが普通だと思う。

どんな人にも、何ごとにも、流動的に変化していくことで一致しなくなる

ことがあって当然だし、それが潮時でもあるかもしれないです。

人間関係は未来永劫変わらずでは、気持ちが悪い。

出会いと別れは、コインの裏と表。太陽と月。

どちらがイイもワルイも無く、同じ価値でバランスよく存在しているのです。

人間だけがそこに感情を込め意味づけをしてしまい、大事なことを見失い

迷走してしまう生き物ではないでしょうか。ね。

夫婦だって、親友同士だって、親子だって、個人と社会の関係だって、

会社と社員の関係だって、なんだか当てはまる様な気がしますよ。

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コドモ世界はオトナ世界の鏡うつし。

2012-10-02 14:36:34 | 日記
※「子どもいじめ防止条例」岐阜県可児市・2日・可決




現実の大人の社会は非情だ。

思いやりも無い、冷たい社会だ。

競争も激化していく。格差も加速していく。

差別もある。

弱肉強食の色は増々濃くなっていく。

個性も尊重されない。

集団の規律=掟。増々重要視されていく。

足の引っ張り合い。

騙しあい。

誹謗中傷。

ほんの少数の入賞者と大量の脱落者。

自分のものは自分のもの。人のものは自分のもの。

欲しいものは自分のもの。

自分のことで脳みそパンパンに膨らむ。

人の不幸大好き。

人の涙気分がイイ。

自分の人生いつどうなるか分からないから、競争相手は少ない方が良い。

潰せるものは早めに潰して。

弱そうなものは容赦ない痛みを加えてこの世界から脱落させていく。

だって、世の中不安定で非情で容赦ない世界だから。

お金。お金だけが頼りの世界。

人が多すぎるよこの日本は。

邪魔なんだよ。もっと早く歩けよマヌケ。

余裕の余地もない世界。

ザラザラの肌触りの世界。

砂を噛んでいるみたいな世界。

オトナの世界=コドモの世界。

・・・・・・・・・・・・・・。


こんな空気が充満しているオトナの世の中は、ひとまず棚上げにしておきまよう。

いま世間を騒がしているニュースは「いじめ」だ。

子供たちの世界がオカシイことになっている。

よし。ジョーレイをセイテイして、その厄介なものを無いことにしてしまおう。

→イジメは許されない行為であることを理解させるのだ!

→子供たちを含む市民はイジメを発見したら即情報提供せよ!


コドモの世界だけがオカシイことになってなっているのだろうか?

否。

コドモタチの世界の出来事はオトナタチの世界の鏡写し。

オトナタチは鏡に映った自分の姿を見て鏡の中に映っている者に対して大変だ目の前にいる何者かがオカシナことになっているぞ。

鏡に向かってそこに映っている自分の姿を自覚せず、鏡に布をかぶせるだけじゃ何も解決しない。


ボタンをかけ間違えた自分の姿を鏡で確認できたならば、やることはただ一つ。

自分に意識を戻して自分の着ているシャツのボタンのかけなおしをする。

コドモの世界はオトナの世界の鏡写し。

鏡に映っていたと思った子供の世界は大人の世界。

鏡に映った自分の姿は、決して警告しない。ただそのまま自身の姿を映すだけ。

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