今日は酉(とり)の日。12支(ね~うし、とら、う~・・・)を毎日に振って、12日に一回、酉の日がやってくるわけです。特に11月の酉の日には、各地の鷲神社(おおとりじんじゃ)で酉の市(とりのいち)が開かれます。ここでは、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が祀(まつ)られ、もともとは武運、そして商売繁盛の神として信仰されています。それゆえ、酉の市では、縁起物、特に熊手を売る露天商が並びます。縁起熊手でお客をかっ込む、という心意気です。
見物人が多く、その活気あふれる取引の様は、年末だな、と感じさせられる日本の光景の一つです。帰国生の中には、初めて知る方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ、いつかはその雰囲気を体験してください。「いつかは」・・・とりあえず、今年は、人ごみを避ける必要がありますので。
なお、11月第一酉の日を「一の酉」、第二を「二の酉」と呼び、年によっては「三の酉」まであり、「三の酉」の年は、火事が多いという言い伝えがあります。(Nas)