Fedora7化した玄箱HGにて、現在もいくつか残っている不可解な動作のうち、ようやく一つが問題解決。
今まで玄箱の電源を入れ直す度にWindowsから玄箱を見ると、前回の起動でネットワーク設定が済んでいるにも関わらず、設定したホスト名(KURO-BOX_F7)が表示されない。しかし、IPアドレスからはちゃんと認識して中のsambaディレクトリも入れる。
こう言うときは一度"webmin"か"putty"を立ち上げて、sambaの再起動を行うとホスト名がようやく表示されるようになってた。でも、CentOSのサーバーでは一度もこう言う手順をやった事が無く、電源を入れたら普通にサーバーのホスト名が表示されるし。
何で、こんな二度手間かけんと認識しないのかと疑問に思いつつ、もう一度samba関係の設定を検索かけていたら、CentOSとFedoraではsmbサービスの起動がちょっと違う模様。Fedoraでは更に"nmb"と言うサービスを別に実行するよう説明が書かれてる。
・CentOS
# /etc/rc.d/init.d/smb start
SMB サービスを起動中: [ OK ]
NMB サービスを起動中: [ OK ]
・Fedora
# /etc/rc.d/init.d/smb start
SMB サービスを起動中: [ OK ]
# /etc/rc.d/init.d/nmb start
NMB サービスを起動中: [ OK ]
更に調べると、Fedora7からはsmbとnmbはそれぞれ別サービスになってるので、個別に起動させないといけないとの事。(汗)
で、"nmb"って何?と調べてみると、
>NetBIOSネーミングサービスを提供するSambaデーモンです。
>Windows NTのWINSと同等のサービスを提供します。
うーん、大まかに考えて相手側PCにこちらのPCに設定したホスト名とかを認識・表示させるためのプログラム??
とにかく、今までCentOSではsmbが自動で起動すると、連動してnmbも起動するから何も気にすることなかったけど、Fedora7ではnmbが起動しないでsmbだけだったからIPアドレスでしか認識できず、後でrestartをかけて再起動させると別の処理でホスト名も認識されてたって事なんだろうか…
とりあえず原因は掴めたので、nmbサービスも電源入れたら自動で起動させるよう、
# chkconfig nmb on
# chkconfig --list nmb
nmb 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
と、自動起動の設定を行ったので、確認のため電源入れ直してみると、無事に"KURO-BOX_F7"の名前が最初から出て認識完了。同じLinuxでも種類やバージョンが違うだけでこう言う違いが出るから、そこに気付かないとなかなか難しいところ。(汗)
あとは、電源スイッチのオン・オフから起動・遮断に時間がかかるのと、"reboot"や"shutdown""poweroff"などの電源制御系のコマンドが効かない問題が残ってるけど、頻繁に操作したり困ることでも無いから後回しになりそうな感じ。また、思い立った時に原因を調べると言うことで…