ステレオ出力のはずなのに実際はモノラル出力しか音が出てないメガシステム32についてこの前書きましたが、結局は原因が判らずじまいのままでした。
ところが、のすけさんがこの件についていろいろと調べて下さって、ついに問題の原因と改善方法が判明しました。(^^)
のすけさんがTwitter上で行われた内容を簡単にまとめると、
1.メガシステム32マザーには
- 『EB91022-20079(ステレオ出力のみの初期型?)』
- 『EB91022-20079-1(モノラル出力のみの後期型?)』
の2種類のバージョンがある。
2.後者のバージョンがモノラルになった原因は、DAC(YAC513)の9番ピン(AOUT)の先にある"C13(103=0.01uF)"のセラミックコンデンサの容量が大きいため。前者だと1000pF(0.001uF)で正常に出力されてる。
3.C13のセラミックコンデンサを10pF~1000pFの範囲で、ノイズや音質に問題なく丁度いい容量に交換するとよいらしい。(現在この辺りで調整&確認中)
との事で、実際にコンデンサ交換によって後期型でもちゃんとステレオで鳴ったそうです。これでわざわざ初期型を探す必要もなく、非常に役立つありがたい情報でした。(^^)
実際の詳しい改修手順の解説や写真は、のすけさんのブログにて掲載されておりますのでそちらにてどうぞ。
けど、初期型を入手してなかったら全然気づかない問題ですね、これは… ちなみにうちにあるMS32は、壊したものも含めて3枚とも全て後期型でした。(汗)
あと、ステレオ化改修を行うと、JAMMAハーネスだけの接続時に左出力しか音が出ない状態になるので、モノラル出力にも出来るよう何らかの対策が必要です。とりあえずの対処としては、
- 交換したC13にセラミックコンデンサを2種類つけて切替SWで切り替える。
- JAMMA側音声の左出力と拡張コネクタ側の右出力をミキシングする。
- DACの4番ピン(SEL)がGNDに繋がってるので(ステレオ設定)、一度端子を浮かせてプルアップ抵抗と切替SWを追加して信号レベルで切り替える。(同じ音源のSPIマザーではこの方法で切り替えてる模様。MS32でも出来るかどうかは未確認。)
などが考えられますが、この辺はまた後ほど自分でもやってみて確認してみたいと思います。
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