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サミーハウスblog出張所

地元にゲーセンが無い田舎ゲーマーの数少ない日々の記録

ジョイスティック

2008-07-06 23:10:00 | ゲーム(ハードウェア)

 ふと、CPS2/3の電池切れが気になったので、久々に起動チェックを行ってみる。かなりしばらくぶりになるので、何だか立ち上げるのが嫌だなぁ。(汗)

 …とりあえず、両システムとも無事に起動を確認。「虹色町の奇跡」だけは昔からコネクタ接触不良ぎみなので、なかなか起動せずに一色画面を見せてくれるのでいつもハラハラする。(^-^; 電池切れと判断したヴァンパイアハンター(1枚目)も念のため確認したけど、何度差し直しても画面が一色のまま。やっぱり死んでるよなぁ。2枚目を大事にするか。

 今のところCPS2の相場はあまり変わってないけど、タイトルによっては高めになってるのもあるだろうか。逆にCPS3は最近価格が上がってる感じなので、ジョジョはDC版あるけどちょっと注意しないと… 何か当時の購入価格から1.5~2倍ぐらいになってるし。唯一スト3だけはROM入手なので、今回は交換してまで確認してないのだけど大丈夫だろうか。500円で買ったやつだからそれほど困るわけではないのだけど。

 などと試しプレイをしていると、ジョイスティックのレバー左が突然反応しなくなる。コネクタを差し直しても改善されないので、ネジをゆるめてカバーを取ってみると、ケーブルからスティック左のスイッチにハンダ付けしてた配線が、途中でレバー軸に引っかかって擦れて切断されたらしい。
 基板用に改造したSFCファイティングスティックを作ったのは10年以上も前の事。当時は行き当たりばったりな改造で作ったので、中の配線の余裕が殆ど無く張りつめていて、何時切れてもおかしくなかったり、どういう経路で配線したのかサッパリ判らない状態。(汗)

 せっかくの機会なので、今回の修理ついでに中の配線を奇麗に繋ぎ直してメンテナンスしやすいようにしてみる事に。以前に自作ローリングスイッチにレバー軸のバネを部品取りした同じSFCファイティングスティックもちょうど余ってるし、それらの部品も再利用して連射SW辺りも改善してみた。

PhotoPhoto_2

 レバーやボタン、連射SW基板からの配線は、SFC用基板に付いてたコネクタとケーブルを再利用して別途用意した中間基板に移植。これだけでもかなり配線が以前よりかなりスッキリと配線できたかと。写真では裸の中間基板は、最後にカバーを閉める前にエアキャップで梱包して絶縁済み。

 ボタンだけはそのまま元のHORIボタンを使用してるけど、現状では特に使い心地に問題はなし。ただしファストン端子での接続が使えないので、配線は直接ハンダ付け。

 レバーは8-4方向切替ガイドを取っ払ったコンボAV付属のサンワ製。こちらはファストン端子で取り外し可能。元のHORIレバーは改造に用いたものと部品取りに使ってたものでロットが違うのか、レバー土台の色も違うし斜め方向の入りがしっかり入るように改善されてる、みたいに感じるような気も。

 連射SWの基板は共通GNDを通常とシンクロ連射用に分けるため、6ボタン個別とスタート・セレクトでパターンカットして配線。連射SW部分の基板だけは比較用に手直し前のも撮影してみた。作業前の内部写真はあまりに拙くて恥ずかしい配線状態のため撮らなかったけど、もうちょっとマシな配線が出来なかったもんだろうかと、つくづく自分で思ってしまった。(汗)

Photo_4

 元のスローSW(スタートボタン連射によるポーズ)は、未使用・コイント・スタートの3段階に振り分けて、ボタン1と共用で連射できるように配線。基板でコイン・スタートのシンクロ連射なんてもちろん意味は無いのだけど、後ほど某コンシューマ機に繋げた時に使う予定。

 自作コントロールボックスとの接続にはD-SUB15Pを使用して、独自の自分配列規格で接続。今思えばNEO-GEOスティック配列の方がよかったかなとも思ったけど、NEO-GEO用スティックコネクタも持ってないから、まぁいいや。以下、自分メモ用の配線内容。

  1. ボタン1
  2. ボタン2
  3. ボタン3
  4. ボタン4
  5. ボタン5
  6. ボタン6
  7. コイン
  8. スタート
  9. 未使用
  10. GND(シンクロ連射基板へ)
  11. GND(通常)

 今回改めてこのファイティングスティックを再確認したけど、今の筐体用コンパネや家庭用のRAP・ファイティングスティック等と比べたらレバーとボタン間は離れてるし、レバーがボタンより下がり気味だから、初めて使う人には違和感を感じるかも。それでもSFC版スト2が大ブームの当時、パッドを使うよりキャラ操作が全然違ったんだよなぁ。

 とりあえずこのスティックを10年以上使ってる自分には何の問題も無いので、これからも出来るだけ末永く使っていきたいと思ってみたり。


こちらもご臨終

2008-06-29 23:12:00 | ゲーム(ハードウェア)

 最近Wiiのバーチャルコンソールで「ブレイジングレーザーズ(海外版ガンヘッド)」が配信開始された事を知り、以前ガンヘッドをオークションで落札して放置してたのも思い出したので、久々にPCエンジンを動かしてみようとメンテも兼ねて作業を行っておりました。

 PCエンジン本体そのものは特に異常もなくHuカードのゲームもちゃんと遊べたのですが、問題はCD-ROM2ドライブ。さすがに発売から20年近く経っている機器ですから、新品と比べると非常に動作が厳しい状態です。しばらく動かさなかったらCDをセットしてもドライブのモーターが動き出さないので、電源を入れて30分~1時間ほど放置してドライブが暖まってくるとようやく動き出す始末。(汗)

 軽く遊んでみてとりあえず何とか動きはするものの、やはりCD-DAの音飛びやリードエラーが多発していて、しばらく遊んでるとモーターが再び動かなくなってしまったので、結局ドライブを分解してピックアップ周りのグリスを清掃・再塗布することに。

Pcecdrom1_2

Pcecdrom2_3Pcecdrom3Pcecdrom4_2

 PCエンジンを使うときは、毎回分解してのグリスアップがいつもの作業になってたので、要領よく分解。バラす際は2箇所のフィルムケーブルの取り外しに注意を。黄ばみ具合が凄いですが、それだけ使い込んで遊んだ機械と言う事で。(笑)

Pcecdrom5Pcecdrom6_2

 レンズが動くシャフト及びモーターのギア部のグリスをふき取って、模型用のセラミックグリスを少量だけ塗り直します。

 この時点でモーター部の3つのギアで、中央のだけが妙に黄ばんでたので気になってたのですが、清掃の為に軽く綿棒でふき取ると…

 …?? 何かグリス以外に塊が付着して… え、これはギアの歯?? よく確かめるために直接指で軽く触ったり引っ張ったりしていると、

パリッ!

と、中間の凸型ギアが見事に真っ二つ。(汗)

Pcecdrom_gear1Pcecdrom_gear2_2 

見事にCD-ROM2ドライブへトドメを差してしまいました… orz

 モーターとピックアップのそれぞれのギアは問題なかったのに、この中間の凸型ギアがこんな状態まで劣化していたとは。(涙) すでにオールドハードで在庫もあまり見かけない旧CD-ROM2ドライブなので、代用品も簡単には入手できません。割れてしまったギアが入手できれば直す可能性もあるのでしょうが、二段歯の凸型ギアの規格もこれではよく判りません。

 オークションで代用品を探すにも、インターフェース込みかDUOシリーズなら若干見かけますが、数が少ないだけに競争も激しく落札額も微妙なラインになりそうです。うちのIFユニット部はRGB出力改造してるので、ジャンクでもいいのでCD-ROM2ドライブ単品だけ安く入手できればいいのですが…

 どうせなら、Wiiなどでソフト配信だけでなく、実機のROMソフトやCD-ROMまで読める事が出来たら、素直に買い換えても悔いは無いのですが。一体どれだけのオールドゲーム機がまともに動かせるのか心配です。(ToT)


アーケード基板のデジタル出力 その2

2008-04-21 23:50:00 | ゲーム(ハードウェア)

 ST-V基板でのデジタル録音も3タイトルやって気持ちも一段落したので、またメガシステム32基板に再挑戦してみます。

 とりあえずST-V基板で上手く動いてた2個目の光DAI基板を繋げて直してみましたが、結局これでも音は出ず… ただむやみにハンダ付けしていっても上手くいきそうにないので、TC9271FYAC513のデータシートを印刷して、詳細を改めて読み直して再度調べてみます。

 と言っても、全部英語なんですよね、当たり前ですが。ピン配置や内容、ブロックダイアグアムなどは図や表で書いてあるから、知識のある人はそれだけを見ればすぐ判るんでしょうけど。(^^; 表や図の単語や文章だけで考えてましたから、どこかで動作内容の解釈を間違えてるんでしょう。翻訳サイトも使ってもうちょっと勉強してみますか…


XBOX360用ジョイスティック改造 まとめ その2

2008-04-10 21:10:37 | ゲーム(ハードウェア)

 前回のまとめから間が空いてしまいましたが、残りをまとめ(大したものでもないですが)。

6.天板&イラストの製作

 本当なら強度的にもアクリル板を使用するべきなのですが、実用的な厚みだと加工がとても大変で値段もこちらでは偉く高いのしか売ってないので、PET樹脂板と言うので代用しました。
 写真では厚さ1.5mmですがボタン間が割れたりして加工に見事失敗しましたので、厚さ1.0mmを買い直しました。(汗) 1mm程度でしたら普通のカッターやハサミでも切断出来ないこともないですが、1.5mmだとかなり苦労しますので、安いのでもいいので樹脂・プラスチック専用のカッターを用意した方が間違いないでしょう(アクリル板なら尚更)。
 その他の工具として、電動ドリルやリューターがあれば便利です。ただしリューターはそれなりの性能と値段のじゃないと使い物にならないかと(100円ショップのは論外)。ホットカッターは切断面が熱で変形してデコボコになって仕上げが失敗したので、上手く使える人だけ。
 結局、今回では、専用カッター・電動ドリル・リーマーを使用しました。

Plate_01Plate_02

 まず元の天板を樹脂板に当てて外形をかたどります。元の天板はケースに対して横幅の寸法が若干広く、ケース天板面の段差に押し込んでネジで固定されてます。そのため自作した天板をハメ込むと表面がたわんで浮いてしまうので、天板の周囲を削ってたわみが無くなる程度まで寸法を調整します。

 天板の中はVM窓とレバー穴だけを開けておき、6ボタンは天板外形を調整してからケース側の穴で位置合わせした方がピッタリと合います。私の場合、元の天板で6ボタンの位置を合わせたら、ケース側の穴と若干ずれてしましました(一応使えますけど)。
 ボタン穴は最初に小さい下穴をドリルで開け、それからリーマーで穴を広げつつ、実際のボタンを取り付けて合わせた方が穴とのガタツキも無く開けられるでしょう。

 天板固定のネジは元のネジを使っても構いませんが、締め込むとネジの頭がケース内の窪みに入って天板が浮いてしまったり、ネジ穴周りをその分窪ませる必要があったので、後でネジ頭がナベネジより低く丸いトラスタッピングM3×10に交換しました。

7.天板イラスト

 ちょうど天板がA4横にちょうど収まるぐらいなので、今回はフォトプリント紙を使用。印刷範囲を最大に合わせ、自分の好みに合わせて適当なイラストを印刷します。あとは、天板を合わせて切り取り線を書いて、外周や各穴を切り取って出来上がり。これを天板に挿めば自分だけのオリジナルジョイスティックが完成です。

Illust_01_5Illust_02_3Illust_03_5

 今回のエグゼリカのイラストや背景は全てメーカーのXBOX版公式ページから流用・加工してます。注意する点はVM窓やレバー・ボタン穴に合わせて、イラストの配置を調整するぐらいですかねぇ。一応キャライラストなので、顔に穴位置が重ならないようにしてますが。今見れば6ボタンのところにもアンカーユニットのマークでも印刷すればよかったかも。

 以下は試しに作ってみたその他イラスト。いろんなイラストを印刷して時々差し替えるのも、気分転換になって面白いでしょう。

RfaHellsing 

8.ボタン

 そのまま元のボタンでも問題ないのですが、たまたま私の買ったやつがそうだったのか、押す際に時々引っかかる事がありましたので交換する事にしました。写真が今回使用したセイミツボタン(黄)とタイトーパドルコンパネから外したサンワボタン(青紫)、元から付いてるスタートボタン及び追加したBACKボタン(後で黒から赤に交換)。最後が交換して余った元のセガボタンです。

Button_01_3Button_02Dc_button   

 天板自作なら特に問題はありませんが、もし元の天板(鋼板)を使う場合は業務用の30mmボタンより1mmほど穴径が小さいので、リーマーやヤスリなどで削って広げる必要があります。
 ですが、天板はかなり硬いです。(汗) オマケに元のボタンに付いてる突起分の窪みがあるので、リーマー廻そうにもそこに引っかかって作業しにくいし… 結局、A・Xボタンの2つを広げたところで加工を放棄しました。元もセガボタンも2個使えなくなったし、加工しなきゃよかったかもしれず。

9.完成

 以上、今までの部品を組み立てて完成。最低限の改造(360のみ対応)とかなら、パッド基板からの乗っ取りだけ出来てしまえば、後は比較的簡単だと思います。

Joystick_top_1

 とは言え、ゲーム中以外のボタンが足りず使い勝手が悪いため、椎茸・BACKボタン追加したら、今度はレバー&天板&ボタン交換など行いたくなったりと、かなり手間が掛かる改造になってしまうので、やっぱりリアルアーケードPROなど他機種ジョイスティックからの改造がお奨めです。(^^;