summer diary

日記らしきページ

歳を重ねる事

2024年02月18日 | Weblog
 私は66歳になった。 12月が誕生日なので、66歳と3ヶ月が過ぎた。 高齢者の仲間入りをしているのである。 介護保険証も送られて来ているし、仮に介護を必要となった場合には介護保険を使用する事になるのだろう。 
もちろん、今はまったくそんな事(介護を受ける事)など想像も出来ないのだが。 それでも、もちろん、歳を感じない訳ではない。 髪の毛は白髪も増えたし、頭部の上側の髪の毛はかなり薄くなって居る事も確かである。 顔にはシミなども出始めて居るし、皺こそまだそれほどでも無いが、肌の張りは無くなった事も確かである。 身体はトレーニングをすればある程度は若い時の筋肉は保てるだろうが、肌の艶、張りはやはり若い時のようには保てない。 
記憶力や体力は間違いなく落ちているし、運動能力、判断力、俊敏性なども間違いなく落ちている。 歯もすでに2本を抜歯して、2本の義歯を入れている。 
ただ、この義歯のおかげと言うか、これによって、食事の度に歯磨きは欠かさずにするようになった。 歳を重ねる事は身体の衰えや、若い時との違いを身にしみて実感する事でもある。 
ギターを弾いていてその年齢を感じる事は多々ある。 楽曲を記憶する事も難しくなった事はもちろんだが、指の動きや練習の効果と言うか、実績と言うか、同じ練習をしてもそれが身につく事が遅くなったし、なかなか難しい運指などを克服する事も難しくなった。 
高齢になってから何かを始めると言うことは、確かに難しい事なんだろう。 
若い時から継続して続けて居る事、若い時にしっかりと身につけた事は高齢になってもその衰えは感じる事が無い程に出来る。 
それは身体が完全に記憶していて、無意識でも反応する事が出来るからだろう。 昨日は大西順子のコンサートに出かけた。 若い頃との差は全く感じさせない、逆に若い時以上に流暢に、テンポ良く、刺激的な演奏を聴く事が出来た。 私より10歳年下であるので、まだ身体の衰えを感じるような年齢でもなしい、容姿も少しは歳を感じさせるようになったが、コンサートなどで2時間を超えるほどの長時間を弾き続ける体力や気力も健全である。 
あれほどのスピードで鍵盤を弾き続けても汗を流す事も無く、息が上がる事も無く、実に簡単に見える程に弾き続ける姿はさすがにプロ。 さすがに世界を舞台に演奏を続けて来たjazzピアニストである。 
続けて来た・・・と言っても、一時期は引退宣言もして、ピアノから遠のいていた日々が1年以上も続い時期もある。 父親を亡くし、母親の介護などで仕事どころでは無くなった事も理由だが、彼女の引退の理由は「ジャズが多様化し、自分が一生懸命に勉強してきた音楽ではお客さんに満足してもらえなくなった。自分が大事にしている価値観をつまらないと言われるのでは、プロとして成立しない」 ・・。 アメリカのバークリー音楽大学での学んだ音楽家としても確実な人生を積み重ねて居る。 
昨日のコンサートでも決して自分の価値観、自分がやりたい音楽、拘りを大切にしたコンサートだと思った。 コンサートで彼女は変な・・・曲・・。 などと2曲ほど披露したが、もちろん、変では無い。 ただ、そうした曲も彼女の拘りを十分に披露したと言う事だろう。 
常に自分に無い物を取り入れようとする意欲が満ちているのだろう。 
だたし、60歳、65歳と歳を重ねた頃はおそらく、今の自分との落差は実感するのではないだろうか? いや、それは無いかも知れない・・・。 

私も今後まだ20年はギターを弾き続ける・・・いや、何時まで生きられるかは解らないが、死ぬまで弾く事は決めて居る。 まだ、20年ある。 これはどこまで上達出来るのかが楽しみな年月だろう。 もちろん、歳を重ねる毎にその進捗速度は衰えだろう。 どこかで停止状態になるかもしれないし、限界という壁に阻まれる事になるかも知れない。 
しかし、少なくとも今はまだ伸び代がある事は実感する。 壁に阻まれてもギターを弾かなくなる事は無いだろうし、そもそも、プロになる事も、慣れる事も、成りたいとも思って居ないので、ひたすら楽しむ為にあるのである。 

さて、今日は午後からギター講座に出かける。 発表まで今日を入れて残り3日となった。 今日は最後の発表会の曲を練習する事が出来る日。 特に二重奏の練習はしっかりとやりたいと思う。 
逆に言えば、それ以外の練習は特に気が向かない程である。 気が向かないと言うのはちょっとであるが。 今は他の曲の練習を講座でやる事は無駄だと思うぐらいである。 
この日曜日のギター講座も3月で前期が終わり、私は後期を受講する予定はないし、辞める事も考えて居る。 
さて、筋トレも今日は昼前に15分程度予定している。 これまでのように、再び休止しないように今後は無理する事無く、そして、予定通りに継続したいと思う。








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