新型ウイルスの影響は各方面へ広がっている。 大衆が集まる催しは勿論だけど、航空会社、電車、タクシー、飲食店、百貨店、行楽地の販売店、ホテル、宿泊施設などの客足が減少している。 航空会社ではリーマンショック以来の需要低下を予測する心配も出てきた。 日本でも観光地の外国人や日本人の客足は相当激減している様子で、観光客を当てにしている飲食店、みやげ店などでは中国人観光客頼みの傾向があり、売り上げは3割程度に落ち込んでいる。
実際に、私も外出することに少し不安を感じることも少なくない。 多くの人が集まるような場所に行くことに躊躇することになる。 擦れ違うだけで感染するとも思えないけど、それでも、店の中で服などを手に触ることもかなり感染の可能性もあるだろう。
飲食店でも椅子やテーブルに触れないように食事を済ませるのは難しいし、混雑している店なら当然だけど、感染するリスクは高いのである。
各地で感染者が続出し、死者も出ている状態では、どこで何時感染するのかは本当に分からない。 タクシー乗務員が感染した例もあり、ある程度の密室空間を共有するような場所ではさらにリスクは高いのである。
マスク程度では感染を防ぐことは難しいのはインフルエンザでも同じで、飛沫感染だけに留まらないだろうと考える。 所謂空気感染の可能性が無いわけではない。
飛沫の粒が小さければ空気中に浮遊することも可能だろう。 時間的には短時間でもその間に他の人が空気をする時にその浮遊した飛沫を吸い込むことだってあり得る事ではないか。
特に狭い場所でそうした事はかなりの確率であり得るのは常識的に考えても不思議やことではない。 また、感染者が触れた物を24時間以内に触れる事だってかなりの確率であるだろう。 電車やバス、百貨店などの休憩用の椅子や階段の手すりや衣服、その他の雑貨などもいろいろと手に触れて確かめたりする事だってあるのだ。
感染する可能性はある意味では無限にある。 マスクをしているから安心だなんて思うのはあまりにもお気楽な妄想で、感染者と直接触れることが無くても、感染者が辿った場所を短時間内に辿ることがあれば感染の可能性は高いだろう。
しかし、日常の生活や仕事などの活動をする以上は家から一歩も出ないことは不可能だし、仮に出来たとしてもあはしてこのウイルスが収束するまで外出しないで、生活できるものでもない。 これだけ感染者が増えていて、どこで遭遇するのかはほとんど運任せになる。 感染する危険性を事前に知ることは出来ないし、感染している人自身さえ、自分がウイルス保持者だと認識していない人も相当数いるのではないだろうか? 症状が比較的出ない今回のウイルスでは、高年齢で持病がある人が症状が出やすいし、感染するリスクが高い。 さらに、基礎代謝や体力が低下している人、基礎疾患がある人は重症になる傾向がある。
そうした抵抗力が弱っている人や基礎疾患がある人は相当に危険度が高いという認識を持っている方が良いだろう。 出来る限り人込みを避けて、外出も最低限に抑えるように振る舞うことが望ましい。
私もジムでトレーニングをしているので、ある意味では感染するリスクは高いのかもしれない。 ジムはある意味では密室空間だし、汗が流れるほど運動する場所でもあり、人の吐く息が蔓延している場所だ。 さらに、ダンベルやベンチプレス、その他のトレーニングマシンなども素手で触るので、タオルで拭く程度ではウイルスは完全には拭き取ることは出来ない。
自分は健全な体調だと思って居る人だって、保菌者ではないということは100%分からないのである。 体力的な問題ではジムでトレーニングしている人はある意味では十分な体力があるだろうけど、逆にジムでフラフラになるぐらいにトレーニングした状態では抵抗力は下がっているかもしれないのだ。
体調がいつもと違うと感じたり、熱が下がらない状態が続いた場合には速やかに病院で診察を受けるようにする以外には、このウイルスが収束するまではどうすることも出来ないだろうと思って居る。