仕事の話を少し書こうかな。 私の仕事は定年退職をしてから再就職をした職種は収受員である。 これは高速道路の料金を収受することが主な仕事である。 最近の高速道路はETC(無線通信システムによる課金システム)の料金所が当たり前になっているので、実際には現金及びクレジットカード(ETCカードでないカード類)での支払いはETC走行をする車に比較するとおよそ1割以下だろう。 なので、日中はある程度一般レーン(現金払いするレーン)には車が来るのであるが、深夜はほぼ皆無状態である。
ETCの利点は土日、祝日、深夜割引が適用されることである。 ただし、これはETC専用レーンを使用して高速道路に入ることが条件となり、一般レーンで通行券を取り高速道路に入った場合には適用外となる。 がしかし、専用レーンを通過しようとした時に何等かの原因で通信が出来なかった場合には特別発行の通行券が発券されるので、そうなると一般レーンでの支払いになる。 この場合にはETC車載器が正常な状態で使用可能であることが条件で割引対象になるのである。 それと、通行料金が半額になる身障者割引とう物がある。 これは平日や土日、祝日に関係なく、常時割引対象になるのである。ただし、これには条件があり、一般的に使用する車であること。 商用での使用はこの対象外である。 商用のトラックやタクシーなどは対象外である。さらに、障害者手帳に記載されている車以外や補助者の記載がない場合に本人以外が運転している場合なども対象外である。
割引の対象となる場合にはその手帳に記載されている車のナンバーを確認することはもちろん、有効期限の確認も割引の条件であるのだ。
この障害者割引を適用するためには最低でもこの2つの条件を満たす必要あるので、確認のためにナンバーを確認するのだけど、こうした作業に対して苛立ったり、文句を言う障害者は意外と多いのである。 さらに、私は収受していることでいつも気づくのは、障害者手帳を提示するドライバーの多くが横柄な態度になる人が本当に多いのである。 なぜなんだろうと思うのであるけど、一般のドライバーと比較してもいつも何か威圧的な態度の人が多い。 さらには何か些細なこちらの態度に対しても文句を言う人は意外と多い。
そもそも、なぜ割引対象にしないといけないのかが理解できない。 同じ車を走行させている事には変わりは無いわけで、障害者であることで特別に高速道路を一般の車とどのような使用方法が違っているだろうか?
高速道路の料金はあくまでもその車種によって料金が決められている。 軽自動車と大型車では明らかに道路に対する使用条件は違っているのは理解できるだろう。 占有面積や道路に影響を与える要因も明らかに大型車の方がその割合は大きい。 だからこそ、料金も軽自動車は最も安く設定されていて、特大車は最も高い料金の設定になっているのである。 これに対して、身障者の乗る車は普通車か軽自動車なんだけど、別に特別な車ではない。 なのに、なぜ割引になるのかが理解できないのだ。 誰が運転していても、道路に対する条件は車種別に決められている条件は同じはずではないか。
他の施設等での割引などとはこの点については比較する必要はないだろう。
何か手帳を見せることで半額になることの特権意識があるのではないかと思えるほどに、この身障者の方の態度は威圧的で横柄な態度の人が多いのは実際に仕事をしている我々収受員のほとんどが感じている事であるし、実際にそうであるのだ。 料金収受をするブースには監視カメラも設置されているので、そうした映像を公開して欲しいと思えるようなドライバーもいるのである。
勿論、とても感じの良い人も居ることは事実だし、一般ドライバーの中にもかなり問題になるような人も居る。
年末年始などには明らかに飲酒運転だろうと思えるようなドライバーも珍しくないし、異常で専用レーンを通過できない場合には対応する我々に対して、必要以上に文句を言うドライバーも多い。
高速道路のETCレーンは100%完璧な通信が出来るとは限らないのである。 入口も同様に通信がうまくできない場合もある。 そうした場合には開閉バーが開かないで停止して係員が到着するまで待つ必要があるのだ。
そうしたことを考慮して、スピードは停止できる20Km以下で走行するように注意を促しているのだけど、最近のドライバーを見ていると猛スピードで通過する車も多いのである。 バーが開かずにバーを跳ねのけて通る車も多々いるのである。 高速道路は公共機関と同じであることを理解できていないドライバーも多い。 自分の車が停止したら他の車に迷惑が掛かることを理解できていないドライバーは高速道路を使用する権利が無いと思っていただきたい物である。 ETCカードを挿入しないで専用レーンに侵入することももちろんだけど、期限切れのカードも同じだ。 そもそも、専用レーンと一般レーンを確認すらしていないドライバーも居るのである。 信号灯が赤でも侵入するようなドライバーは一般道路で信号無視をすることと同じである事をしっかりと認識していただきたいと思う。 信号灯が赤である場合にはレーン内に停止している車が居ることがほとんどで、侵入したら衝突する危険もあるし、侵入してもバーは正常に開閉しない場合が多い。
自分の車がETC専用レーンを通過できる車であるのか、現金、またはクレジットカードで支払いする車であるのかぐらいは高速道路を使用する人間として当然認識する必要があるのだ。
さて、今日は仕事に関して、少し愚痴を多く書いた。 これは実際に高速道路を使用している人の中で心当たりがある人も居るし、まったくそうではない人も居るだろう。 これはあくまでも私個人の経験からの意見であるので、これを読んだ人の中には違和感を覚えたり、反対意見も多くあるだろうけど、それは私には関係ない。 これは私の個人的な日記である以上は100%私個人の心の中にある考えであるので、今後もこうした私個人の心にある意識や考え方や愚痴や批判や文句は書き続けて行くことになる。