二足の草鞋。 これは両立出来ない事をしようとする意味だ。 二兎を追う者は一兎をも得ず も同じ意味だろう。
ウサギを二匹同時に追いかけても、どちらも捕まえることはできません。同じように、一度に二つの目標を追い求めても、どちらも達成できないということです。 確かにこれはほぼ明確な事だろうと思う。
しかし、誰でもこうした両立する事は普段から当然の様にしてもいるだろう。
仕事を終えてからジムで身体を鍛える事や、仕事をしながら趣味を楽しむ事や、学業とバイトを両立する事だって今は当たり前の事でもある。
もちろん、身体は一つだから、両方を一度にする事は出来ないが、仕事は仕事、趣味は趣味、家事は家事、勉強は勉強と時を分けてする事は可能なのである。
私もギターを趣味として最上位にしているが、最近、ピアノを購入して練習する様に成った。 これも2足の草鞋なのである。 もちろん、バイトあるし、家事もあるし、四六時中ギターを弾いたり、ピアノを弾いて過ごす事はないのである。 時間に余裕があるときは決まってギターを弾いて過ごすのであるが、そのもう少し余裕がある時にはピアノを弾いて居る。
なので、決して二足の草鞋は不可能な事ではない。 さらに、二兎を追う者は一兎をも得ずもそうだが、一度に2匹は無理だが、その日に2兎を捕らえる事はそれほど難しい事では無い。 1つの事に集中して臨む事は当然重要なのであるが、仮に日に幾つかの違う趣味を楽しむ事は無理な願いではない。
もちろん、その道で身を立てるとか、プロになるとかの目標があるなら別の話だろうが。 いくつもの趣味を持って居る人は意外と多く居るだろう。 読書、絵を描く事、ピアノを弾く事、スポーツをする事、料理や掃除などを趣味として捉える人も居るだろうし、仕事が趣味と言えるような幸せな人も居るだろう。 作家であり、音楽家であり、画家である・・・と言う人も確かに居るのである。 ギターも同様に、クラシック、jazz、ボサノバ、ポピュラー曲、ロックなど、何でも弾く人も居る。
こうして考えると、ギターの上達とピアノの上達を両立する事も意外と難しい事ではなさそうだ・・・と思える気もする。
ただ、時間的な余裕が無い限りは無理な話で、私は毎日家でのんびりと過ごす日々なので、それほど難しい話ではないが、それでも、家事やバイトなどもあるのし、意欲が沸かない時もある。
実際に私は筋トレも長く継続していたが、やはり最近は再び怠けても居る。
高齢になった事もあるが、どうしても若い時の様には意欲的で活動的では無くなった。 さらに言えば、時間に余裕があるからこそ、執着心が薄れている。 逆にギターを弾く時間が無かったり、筋トレをする時間に制限があるときの方が意欲的だった。 ただし、毎日弾く事が出来ているので、上達としてはそれほど遜色はない。 何でもそうだけど、やはり毎日継続する事がとても重要な要素なんだと気づくのである。