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ギター買い替え完了

2021年04月03日 | Weblog
 結局は買い替えすることになった。
今年の入ってから新しいギター2本目を購入した。 松井国義の630ショートスケールCS-R630。2020年10月15日発売のギターだ。
定価は36万円。 ケースは税込み22000円。 
このギターをほぼ新品同等品で今年年明け早々に購入した。 その価格は26万円。 これはかなりお得に買えたのは確かだろう。 新品と同じなので、ケースを考えると10万円程度は安く買った計算だ。
待ち遠しく待って、届いたギターを確認して、実はその時点で少し残念な気もした。 所謂、手工ギターの定番となる表面仕上げ塗装である。 セラック塗装というかなり手間暇が掛かる塗装で、表板の響きを最大限引き出すことが出来るらしい。 凡その高級ギターの塗装に使用されている。
しかし、この塗装は艶があまりない。 さらに、傷がとてもつきやすい。
ギターに付着する手あかなどをウエスで拭き取る時でも、柔らかい布でも傷が付くほどにとてもデリケートな扱いをする必要が有る。 傷などが気になる人にはとても扱いに困るだろう。
まっ、それはある意味では仕方ないし、そんなに気にすることもないだろう。
ただ、それ以外にもこの3カ月間弾いて思ったことは、ギターの響きが足りない。ボリューム感が無い事。 音自体の艶はとても良いと思った。 さらに、ショートスケールのフレット間が狭いことで、運指も楽。
しかし、逆にハイポジションになると、フレット間の狭さが仇となる。
私の指では逆に窮屈な感じになる。 そして、セーハも私の指には相性が悪く、上手くセーハすることが出来ない。
3弦の音がちょっと気になり、特にハイポジションの3弦は音が曇り、音量もかなり他の弦との差を感じる。
結果的には私には合わないと実感した。 さらに、音色も私の好みでは無かった。 全体的に切れがない音。 逆に言えば、音に余韻があると言えるのだろうけど、その所謂クラシック的な音を追求した結果だろうけど、音のバランスなども含めて、各弦の粒立ちも悪い。
結局は届いてから1週間で弦を交換してみた。 ハイテンションのサバレスの最高ランクの弦に交換した。 何とか、音のボリュームも増し、音自体の切れも良くなった気もする。 それでも、なお3弦の音に関してはどうしても納得できない。 
結局は私が求めているギターは違う。 今後生涯使用するつもりで購入したギターは3か月で断念。 売却することになったのである。
今回、このギターの売却費用で新たにCórdoba GK Limitedを購入した。
いろんな口コミは勿論、YouTube動画などでもこのギターをいろいろと調べて、私が求めているギターだと思ったのである。
今使用しているギターの一番お気に入りは、やはりCórdobaの45Limitedである。去年の9月に購入したギターだ。
このギターは見た目も音も弾きやすさも文句ないギターだった。
価格もリーズナブルでハードケース(35000円相当)が付属していて、実売価格152000円である。 これは安い。 しかも、このギターはスペインでのハンドメイドだ。 今回購入したGKは中国の工場生産なので、この価格差で本場スペインのhandcraftモデルを買えたのは正解だった。
今回のGKシリーズは上位モデルのproもあるけど、エレアコならそんな上位モデルは要らないダロウ。
音はアンプを通して、ピックアップシステムでミックスすることで、音色は好みの音に変えることが出来る。
生音もCórdobaのGKは通常のアコースティックに引けを取らない。
今回はこのギターの為に、ギターアンプとケーブルを購入した。
7000円で揃えることが出来た。 これで、今まで以上に楽しいギターライフを送ることが出来そうだ。
さてさて、ギターは本当に分からないね。 実際に弾いても、その場では判断できない気もする。 ある程度弾き込んで、自分に合うか合わないかは分かる。 楽器店でその場で弾かせてもらっても、おそらく分からいだろうと実感する。 前回、45limitedを購入した時のように、直感で感じる事も大切だと思った。 邦義のギターはそうした直感よりも、国産手工ギターと言うイメージや、ある程度高額なギターなら音や弾きやすさは間違いないだろうと言う思い込みがあった。 ギターを見た時に感じる感覚とは違った。
なので、今回、新しく購入したギターは自分の直感で、ギターを見た時に感じる自分の感性に素直になることにしたのである。
さてと、ギターは価格だけで判断してはいけない。 もちろん、1万、2万程度のギターでは恐らくその違いは有るだろうけど、ある程度のギターの価格なら、やはり人気があるギターを購入する事が最善だろう。
そして、何よりも、自分がギターを見た時に感じる感性を真実事だろう。
価格ではなく、そのギターから感じる自分の感性に響くものがあるかどうか。
前回はホアン・エルナンデスのギターが欲しかったけど、結局は30万程度の価格と言うこともあり、断念したのである。
しかし、これは何れ買いたいギターの最優先候補となっている。
もちろん、購入するのは無理だろうけど。
今日も練習しよう。 ギターの性能を最大に生かすことが出来るように、自分のレベルを上げる以外にはない。練習以外にはそれは出来ない。
全ては練習が結果を出してくれる。