我が家には、以前、吉野大巨先生からいただいた
「米寿記念 桑原翠邦作品集」が大事にしまってありました。
平成5年6月教育書籍刊行とあります。
ここのところで、再度改めて拝見いたしました。
そのほんの一部をご紹介いたします。
左が箱で右が本体です。右の本体には「八十八 魚目」とあります。
平成5年3月13日に埼玉県龍穏寺で撮影されたものだそうです。
左の写真の桑原先生の座っていらっしゃる上に掲げてある額は
「處静観動」で比田井天来先生の書です。
上田城の北の櫓にある額「難攻不落之處」を思い出します。
雛祭りとは言っても、まだ寒いですよね。
早く、この書のように、春がそこらじゅうに感じられますように...。
会社書道部(支部名:オ北支部)の諸先輩達からこの龍穏寺訪問時の話を何度か聞いておりました。耳で聞くリュウオンジと文字で見る龍穏寺が一致したところです。
桑原翆邦先生の温和なお顔を拝見いたしました。
米寿なんですね。
お互いにまだまだ先のことですが、その間にどんな試練が待ち受けているのかも判りません。
先生も楽しきこと、苦しきこと、いろいろとあったのでしょうね。
でも、晩年はこんな笑顔で送りたいものです。
なんか、真面目なコメントになっちゃいました。
龍穏寺(りゅうおんじ)の言葉の響きが実にいい
ですよね。まだ行ったことがないので梅の咲くこ
ろにむさしの墨友会で行けると良いですね。
萬鶴さん
今日吉野先生のお稽古場で、中田仙鶴さんと桑原翠邦先生のお歳の話をいたしました。
もし生きていらしたら、今年で数え106歳になら
れるそうです。
お互い、まだ先が長そうですね。