8月下旬にご紹介いたしましたが、吉野大巨先生作の団扇が海を渡りました。
・・・いろいろと縁があって、フィンランド国タンペレ市より招へいされた、武蔵野市・福祉公社・社会福祉協議会の若手職員3名が福祉の先進国と言われている北欧で、日本(武蔵野市)の福祉について学会発表いたしました。
実は、何年か前にフィンランドのタンペレ市の福祉関係者が武蔵野市を来訪されました。
その時にある施設の床の間に掛けられた“萬鶴が書きました軸”に目が止ったようです。
*あとでお聞きしたのですが、目に止まるように差し向けたのは東鶴さんだったとか・・・。
対応していた担当者から差し上げても良いかと連絡がありましたので、記念に差し上げますよとお答えしました。
そして、今度は職員がフィンランドへ出発する際に、何が良いお土産はないか相談を受けました。
軽くて日本らしいお土産・・・。
そこで、吉野大巨先生に無理なお願いをし例の団扇を4本いただきました。
ここまでは前回の内容です。
これからが本題です。
吉野大巨先生作の団扇(うちわ)がフィンランド国に渡る
平成23年9月にフィンランド国タンペレ市に於いて、環境福祉に関する国際複合環境要因学会(ICCEF 2011)が開催されました。
最終日のレセプションで日本の文化芸術をご紹介しようと、吉野大巨先生作の団扇を国際学会会長のオラビ・マンニネン氏他3名の方々に差し上げたところ、大変喜ばれたとのことです。
ちなみに、フィンランド国の平均気温は暑い7月でも20度以下です。
みなさんこれはどんな時に使うのですか?との質問があったそうです。
フィンランドは日本の夏のように団扇をパタパタ扇ぐ環境ではありません。
説明しても、これを使うのはもったいない。
美術品として大事に飾らさせていただくとのことでした。
こうして日本の生活や文化が何かの形でご紹介できれば幸いなのでしょう。
(萬鶴)
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