むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

自宅に飾る

2012-09-06 | 書道
*自分のブログにも同じ内容をアップしていますので、重複していることをお許しください。
 

先日、雙暢書道会展が開催されましたが、その作品が宅急便で返送されてきました。

半切の額装もありますので、かなり大きな荷物になっています。

そのまま収納してしまうのは、なんですので飾ってみました。

 

 

自宅のある部屋です。

余談ですが、この部屋の壁も自分で塗りました。

右側に見える置時計も自作です。

器用でしょ。

瓦當文で「延年」と書いています。

アート風で、家内も気に入っているようです。

これの作品は、渡部半溟先生の賞をいただきました。

 

 

玄関付近の壁には「舞」と言う字を飾りました。

縦の線が曲がっていますが、先生はこれが味わい?ですよ。

と言ってくれます。(縦真直ぐも書きましたが、先生はこれを選んでくださいました)

評価はそれなりです。

私にとっては、初めて一字を書いてみました。

「舞」がダンスを趣味にしていますので、この字を選びました。

ダンスの舞には、ワルツ・タンゴ・ルンバ・チャチャチャなどいろいろとあります。

この字のイメージはさしづめ、「てんてこ舞い」なのでしょう。

 

 

↑ この書は、同人の河野栖鶴先生が書かれたものです。

墨華書道選抜作品展で拝見いたしましたが、金の円相というのでしょうか?私なりに非常に印象的でした。

先日開催された雙暢書道展で、そんな話を河野栖鶴先生にいたしましたところ、いとも簡単に譲っていただけるとのことです。

翌日には、私の所蔵品になりました。

ありがとうございます。

 

 

大きくしてみました。

円相 「金環に宇宙の神秘窺へり」と書かれています。

先日金環日食がありましたが、次に東京で見れるのは2312年4月8日(300年後)のようです。

北海道の一部では18年後とも言われています。

いづれにしても、ほとんどの方がもう見れないのでしょう。

さて、よく見ると、(見えないかも)日付が「五月二十一」と書かれていますが、日がありません。

巷の噂では、金色の丸枠を日と読ませるのか?

金環日食で、太陽(日)が消えているので、日を書かなかったののか?

それとも書き忘れたのか?

こんな風に、いろいろと詮索しています。

河野栖鶴先生に直接お伺いしたのですが、“そんなものだよ”との回答でした。

みなさまは、どのようにご判断いたしますか?

 

私は書を初めて4年半くらいですかね。

まだまだヨチヨチ歩きですが、私なりに楽しみを発見しつつあります。

 

(萬鶴)