むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

得所 (萬鶴)

2011-10-15 | 書道

先日、東鶴さんが長野の山荘で書いた内容で「得所」について触れられていました。

偶然にも、お教室でこの「得所」が話題となりましたのでご紹介いたします。

 

 

ここは東鶴さんの執務室です。

壁(かべ)面には軸装・額装・書の楯?などが飾られれいます。

ちょっとした画廊気分です。

何故、ここにあるのかは存じ上げませんが、出来ましたら東鶴さんに加筆していただければ幸いです。

「これは、私が今の仕事をすることになったとき、吉野大巨先生から、桑原翠邦先生の作品「得所」を

お祝いに頂き、それを廣悦堂さんに頼んで額装したものです。」(...東鶴)

 

 

秋山彩翆さんがお持ちの教本「爨宝子碑」(さんぽうしひ)です。

「爨」(さん)・・・

*こんな字は中々探せませんが、パソコンの何処かに弁当箱みたない表示があります。

ここをクリックすると、“IMEパッド”と言うものがあって、手書きで字を検索できるのです。

便利な世の中ですね。

難しいいろいろな字も、ほとんど出てきますよ。お試しあれ。

 

 

吉野先生から・・・

“隷書から階書に移った時の過渡期”とのご説明でした。

吉野先生、ファックスいただければ加筆いたします。

 

 

さて、もう一額装です。

「水流月不動」

“水流の月は動かず”

91歳 西望塑人 と書かれています。

「北村西望氏は武蔵野市の名誉市民の一人です。ポピュリズムに走る政治家が、

国政、地方政治を通じて多い中、ぶれずに一点を照らし続けることの大切さを教えて

もらっています。」(...東鶴)

 

うむぅ~、唸るばかりです。

段々、奥深い意味合いに、興味を持ちつつある萬鶴です。

面白い!