むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

今年の夏の自由研究...(東鶴)

2011-08-21 | 書道

今年の夏は、6月くらいから全紙に取り組んでいました。

廣悦堂さんから全紙一〆買い込み、ほとんどなくなりかけたころ

吉野大巨先生に見ていただいて、ようやく1つ作品が出来上がりました。

「春雲宜山 夏雲宜樹 秋雲宜水 冬雲宜野」

なにせ「雲」という字と「宜」という字が

4回ずつ出てくるのが苦しみの原因でもありました。

 

自分でとりあえず箱書きにも挑戦してみました。

 

全紙はまだこの他にも2つほど練習していましたが

このほど吉野先生から作品にしても良いのでは、

とのお言葉をいただき、いずれ軸に仕上げてみたいと思っています。

 

この7月には、武蔵野市の友好都市であるアメリカ合衆国テキサス州ラボック市に

武蔵野市の児童とともに武蔵野市長が参りました。

市長のお世話をしてくださったイヤーウッドさんに差し上げたのが

この半切の二分の一の軸「静和」です。

依頼が急だったため急遽、半日休みをもらって書き上げました。

 

今回は、この他子供たちがいつもお世話になる牧場主のイーガートさんに

前に書いた「一華開天下春」の篆書の軸を差し上げています。

 

そんなわけで、ラボック市には風車博物館の館長のコイ・ハリスさんに差し上げるため

以前、萬鶴さんに持って行っていただいた「風月無窮」とあわせると

私の書いた3本の軸が海を渡っていることになります。

 

さて、武蔵野市はロシアのハバロフスク市とも友好関係を持っています。

ハバロフスク市の青少年たち12人と引率者3人の計15人が現在、来日中です。

そこで、かれら一人一人にミニ色紙を差し上げることに。

「愛」「絆」「和」の三種類。

 

引率者の3人には「風」の字が漏れなくついている? うちわをおまけに。

 

そんなこんなで、今年の夏、錬成会には参加できませんでしたが

自由研究の作品だけは、なぜかたくさん書くことができました。

それにしてもいろいろ疲れた夏でした。

早く暑気払いしたいなー。